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クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第42話

2023年 12月 14日(木) 

僕たちのブルワリーがある「三鷹」界隈、
昨今よく話題になるのは跨線橋の撤去についてですね。
三鷹駅から西へ、のんびり数分歩いたところにある古〜い橋、跨線橋。

日が暮れて、どこかお店に行こうかなあと思いながら三鷹駅近くまで戻り
なんとなくセブンイレブンでOGA瓶ビールを買って、跨線橋へ向かい
ぼんやりと電車を眺めながらひとりビールを飲む……
なんてことももうできなくなってしまいました。

12月10日、ついに通行できなくなってしまったのです。

最後にもう一度見たい、通過したい、写真を撮りたい!という人、
取材記者の皆さんも大勢押し寄せましたが、
いつもだったら冬の夕暮れ以降はひとり貸し切りできる日もあり
のんびり「跨線橋バー」を楽しめたんです。
読者の皆さんの中にも、ここでビール飲むのが好きだったという方、
いらっしゃることでしょう。

僕たちOGA BREWINGの直営店が開店した暁には、
跨線橋を話題にしながら一緒に飲めたらいいですね。

思い出にしたくない写真を見てください🍻

太宰治が愛したとして知られていますね
月に乾杯
夕暮れに見える富士山のシルエット

グッド・バイ

一昨年前、跨線橋の撤去が決まってから造ったビールがあります。
その名も「グッド・バイ」。

もうすぐ2023年バージョンの「グッド・バイ」が出来上がります


太宰治の出身地、青森県五所川原産のりんごを使用したフルーツエール。
2023年バージョンももうすぐ発売になります。
今年の「グッド・バイ」は、苦味を抑え甘酸っぱい味わいで、
すがすがしい余韻! ご期待ください。
12月中旬(今週末から来週あたりに)予約販売をスタートです。

小説「グッド・バイ」についても少し。

小説「グッド・バイ」は、
1948年(昭和23)年7月号の『朝日評論』に初出です。
全集に収録されていますが、web「青空文庫」なら今すぐ読めますよ。

太宰治とビイル

太宰治が三鷹駅周辺の酒屋でよく酒を買っていたというのは周知の事実。(お金のない時代、ツケで買っていたという酒屋の話を聞いたことが😅)
太宰が生きていた時代に、僕たちのビールがあったとしたら
太宰先生、きっと飲んでくれていたんじゃないかな。
そんなことを跨線橋でビール片手に考えたものでした。

中央線を中心に
クラフトビールの変遷をめぐる冒険


今回は跨線橋のことを長々と書いてしまい、変遷にたどり着けず🙇‍♀️
しかし、これも冒険の一端🍻

1988年 「JAPAN BEER」
1995年 「深大寺ビール」(調布市・ホッピービバレッジ)
1998年 「多摩の恵」(福生市・石川酒造)
1999年 「カミカゼビール」(立川市・カミカゼビール) 

の続きを来週〜!


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