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500円で編集者に漫画や小説を持ち込み!?など|マンガ業界Newsまとめ 9-210716

マンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。

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先日、実業乃日本社に買収されたSkebですが、当初の「イラスト」から、「小説」、「動画」などクリエイターに依頼できるサービスを増やしていました。

今回は「アドバイス」というジャンルが増え、そこにクリエイター自身や、実業之日本社の漫画、文芸編集者によるアドバイスが500円という価格からリクエスト出来る機能が追加されたニュースです。

漫画家にとって、作品を出版社に持ち込み、編集者によって「アドバイス」などをしてもらうことは、通常は無料で行われることで、これに値付けをするということは、これまであまり考えられませんでした。

これにお金を払うということは一見非合理的なのですが、新しいだけにもしかしたら何か別の新しい発見が生まれるかもしれません。ある種のパラダイムシフトともいえましょう。個人的に、面白い取組だなと思うのと、新しい作品や、クリエイターと出版社のありようなどが生まれたら良いなぁと思っています。


韓国の映像作品がNetFlixのアジア圏の上位ということならもう珍しいことではありませんが、これはWebtoon原作ということのようです。日韓のみならず、マレーシアやフィリピン、タイなど広くアジアで話題になっていることが見て取れます。

中国タイのBL小説原作の映像化は定着化の動きを見せていますが、今後Webtoon原作の作品が映像化され、世界的にヒットしていく流れも出来ていくのでしょう。ちなみにWebtoonそのものは小説原作の場合も多く(この作品はこの記事だと不明)小説ーマンガー映像の連携は各国でより密接になっていくと考えられます。


先日201巻が発売して話題になったゴルゴ13が、驚くべきことに五十余年のシリーズを経て初のスピンオフを出すということで、ニュースです。

ゴルゴ13を制作するさいとうたかをプロには、多くのアシスタントというか、最早それを超えた存在とも言える歴戦の猛者ともいえる作画チームメンバーがいるのですが、その中には銃器を専門の担当者がいるということが、半ば伝説となっています。

今作の主人公は銃器職人とのことですが、作画面でも「銃器職人」が活躍され面目躍如となっているのではないかと推察され、趣の深い作品となっております。


コロコロプライムというサブスクリプションに入ると、コロコロまんが図書館というサービスを使うことができ、コロコロ作品の単行本200冊を読み放題というサービスのようです。もともと(プレミアム月額980円、アドバンス月額500円、トライアル0円)という3種のプランがある中で、現在はトライアル0円のみの提供という状況。対象は単行本で、雑誌のバックナンバーではないようですね。

幼年誌読者のネット上での課金は、子供たちがリアル書店にてお小遣いで買うというほど簡単なものでもないため、幼年誌媒体は各社、Youtubeでの公式動画チャンネルなど、様々なネット対応を試みています。その中で、コロコロのサブスクの試み(現在はフリートライアルのみ)なわけですが、雑誌の強みである付録などとは離れ、マンガに特化した試みとなり、これがどうなるかは注目したいところです。


作画ソフトCLIPSTUDIOを提供するセルシス社が、もう長年続けている国際コミック・マンガスクールコンテストの2021年版結果を発表しました。

国際マンガコンクールの運営というのは、作品を集めるために各国に多言語でコンテストの内容を伝えることも大変ですし、集まった作品が多言語で描かれている場合、これを審査することも大変です。

このコンテストの恐ろしい所は、どの言語でもOKとしているところです。コアミックス社のさんの国際マンガコンテストなどでは、一時大量のインドネシア作品がインドネシア語で送られるなどされ、大変だったと聞いています。国内の主要各社の他、フランスや米国の企業などが協賛や審査に関わっていることが見て取れますが、そうした日本では翻訳者を探すのも大変な言語の作品が来たら大変だと思うんですよね。毎年お疲れ様です。

個人的には翻訳の所で、翻訳者さんの手配を少しだけお手伝いさせていただきました。そうだ、どうだったか聞かないとですね。

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