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#IMART2019 :(3) マンガアプリが凄い!って、どう凄いの?最前線揃い踏みセッション×3回

(2)のジャンプの世界戦略~ につづき、IMARTマンガアプリのセッションを3つご紹介いたします。

IMARTのコンセプトは「現場の最前線から、未来を描く」です。

そのため、企画や登壇者人選の際は
・伝統よりも革新
・企業の幹部というより、現場に近い人
・近年新しい取組をした
・これから新しいことをやらかしそう
という観点で、検討をしました。それはもう、悩みました。(本当は、紙関連や同人など呼びたい取組や人も他にも多くいましたが、敢えて振り切って構成することを、ほんとに思いきりました。)

その中で電子コミック、別けても伸長著しいマンガアプリについて「新人獲得」「制作(編集部)」「販売」という観点で、テーマを設定し人選しました。ひとつひとつ簡単に説明します。

【DAY1】15:30~
マンガアプリ大座談会 Vol.1 編集部とアプリ

このテーマは、ひとつの動きと落ち着きを見せています。

約6年ほど前、comico、マンガボックス、GANMA、少し遅れてLINEマンガと、現在のマンガアプリ界隈では中心選手となっているサービスが次々生まれました。

共通するのは、アプリ運営企業が自社IP、つまりオリジナル作品を持つために、単なる販売だけではなく編集部を中に抱えることです。大きく、プロ漫画編集者のいないタイプといるタイプに別れました。

現在、この中の多くの編集部が、出版社出身のプロ編集者を中軸に据えた編集体制を持つ形にシフトしました。comicoの武者さん、LINEマンガの中野さんは、出版社出身の実績のある編集者です。マンガボックスの安江さんは、DeNA社生え抜きの剛腕ですが、元々樹林伸さんを編集長に迎えてプロ編集者を組織する体制を取っていました。

新しい形の中、編集部の立ち位置、編集者の役割、そしてマンガ家との取り組み方など、大きな変化が生まれた近年、アプリと編集部の関係はどう変わり、どうなっていくのか、ディスカッションしたいです。


【DAY2】13:00~
マンガアプリ大座談会 Vol.2 販売とアプリ

マンガの売上において、電子コミックが紙のコミックが上回ったのが2017年。紙のマンガの販売方法にセオリーがあったように、電子コミックの販売にもセオリーが確立しつつあります。

これは、ソーシャルゲームの運営と近似しています。「顧客獲得」「再訪・回遊」「離脱防止」というKPI管理を基本とした、各社の顧客層などに合わせたプロモーション・運営です。

「販売」面で近年の大成長で注目を浴びたのがピッコマです。作品を1話ずつ読む「話読み」や、1日1話読める手法で、大きな成果を上げて業界を驚かせました。得意ジャンルで驚異的な力を持つDMM電子書籍、版元にありながら各社の作品も売るBOOK☆WALKERと、それぞれ特徴的な形を取られる、プレイヤーにお話をうかがいます。


15:30~
マンガアプリ大座談会 Vol.3 新人獲得とアプリ

電子コミック売上の伸びも大きな変化でしたが、その形態が構造的に最も変化したのは、各媒体のマンガづくりの上流工程「新人獲得」です。

一昔前まで、漫画家とは出会うことのほうが難しく、漫画家と編集者の繋がりは、ブラックボックスに包まれていました。

ネットで個人作家が作品を発表することが当たり前となり、新人賞や持込以外に作家と媒体が出会うルートが、多く現れました。

プロデビューが早過ぎるいことや、実力の伴わないうちに人に作品を魅せることは、ひとつの禁忌とされてきたように思います。しかし、読み手の考え方も大きく変わる中、新人獲得も様変わりしました。

新人も含めた作家に定額報酬を提供して育成するGANMA、インディーズ作家に非常に短い時間で連載を提供するLINEマンガ、そしてついに版元の講談社も、DAYS NEOで「漫画家」と「編集者」がマッチングするという大変化を実現しました。

それぞれの新しい形態のおさらいや、見えてきたもの、これからのことをディスカッションいたします。


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