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カレー子の保護を通して思ったことがたくさんあった話2

続きです。
捕獲まで本当にスムーズでした。

優秀なカレー子


当然家に入ってもひっきりなしに鳴いていましたが、ご飯もすぐに食べ、トイレも最初から完璧。
この時はまだ絶叫というほどではなく、部屋が少し離れていたのもあり寝不足もそこそこ、ご飯はしっかり食べていたことで安心感はありました。

病院でも鳴きまくるだけで大人しかったし、幸いウイルス、血液検査も問題なし!
触診でも明らかな所見は見られず、歯も綺麗で結構若めの女子とのこと。
ただ、鼻炎と特に外耳炎がやはりかなり酷いそうで、慢性的に少しずつ進んでいってしまったものだそうです。
先生が綿棒で耳を軽く掻いたら、ドロっとした膿がたくさん出てきて…それを見ただけでも、とりあえず保護出来たことにほっとしました。

えらいね、いい子だねと言ってくれた先生たち


万が一エイズだった場合は地蔵部屋に加入させていただく予定だったので、諸々をご報告。
エールをもらい、これで我が家で預かることが確定したんだ!頑張るぞ!とこの時はまだ2人ともやる気に満ち溢れていました笑

どうしても今回の記事ではカレー子の夜鳴きにフォーカスしてしまいますが、シャンプーも抱っこして洗えるくらい大人しかったし、薬はちゅーるに混ぜてあげればすぐにペロリ。
点眼点鼻も抱っこでOK。なので、人間が未熟だっただけでカレー子は本当にいい子なんですよ!


絶叫娘の本領発揮


待ちに待った日。
2日一緒に過ごして、ブライアンが「もういつまでだってウチにいてくれていい」と言うくらいにはカレー子が可愛くなっていました。
早く広くて快適なお部屋で過ごしてもらいたくて、最低限の装備を急いで整え、無事ラブコさんからケージを運搬完了。
カレー子を移動して、これで少し落ち着いて徘徊とかしてくれたらいいな~と思いきや…

まさかのこれまでで一番の大絶叫!
予想と反しすぎていて人間もびっくり。
最初がお風呂場だったので、急な広い部屋に驚いてしまったのかもしれません。

とにかく色んなところに登って絶叫

フリーにしたらカーテンを登ったり、襖に体当たりしたり窓をガリガリやるので、とりあえずケージに返還。
その時は私もどうやったら落ち着くのかを探すのに必死で、一度放して戻したりしてしまったのも良くなかったのかなと思います。

ケージ内でもとにかく絶叫続き。タスケテ~~~!!!と聞こえてくるようでした。
気にしないようにあえて明るい動画を流して、でも全く内容が入って来てないなというのがお互い分かって、それが今になって笑えます笑

とにかくそっとしておこうと思い、扉を閉めてあまり構わないようにしても意味は無く…
時間の問題だからもうどうしようもない、と自分に言い聞かせて早めに布団に入りましたが、追い討ちをかけるように更にヒートアップする絶叫。
これはもう、アパート全体に聞こえてるのでは?と思うほどでした。
私達は耳栓でも使ってなんとかなるかもしれないけど、近隣の人から苦情が出たらどうしよう、と他の不安も合わさって眠れる訳もなく。そして予感はすぐに的中。

ラブコLINEで、絶叫動画と共にお隣さんから苦情来ませんように!と話していたのですが、こんなに早くその時が訪れてしまうとは思っていませんでした。
でもあの具合だと、遅かれ早かれだったかもしれません。

半分パニックになった私は、パニックのままラブコLINEへ連投(AM2:00前)
たまたま山下さんが起きていてくれて、明日ラブコに連れて来られる?とすぐ言ってくれました。
深夜も深夜にドキドキさせてしまうようなことを感情的に送ってしまい、本当に申し訳なかったです。

泣きながらブライアンに報告し、「やれることはやったよ、しょうがないよ」と慰められ…
ラブコに行けると知ってブライアンも安心したのか急に眠気が来たようで、2人で啜り泣きながら横になりました。
あれだけ意気込んでおいて情けないし、場所を日々移動させられるカレー子にも申し訳ないし、でも正直ほっとしてる自分もいて、ぐちゃぐちゃな気持ちのまま朝を迎えましたが、ブライアンは自分の手で耳を塞ぎながら寝てるし、私は放心状態だし、思い出すと本当にカオスな状況だったと思います笑

この日はこんな写真しかないのも余裕の無さが伺えます
ごめんよ…


翌朝今村さんからも、ラブコ連れてきていいよ!動画見てそんな予感がしていた、とご連絡いただき、あぁやっぱり結構すごい声だったんだな…と。

そんな訳で、まさかのケージ運搬した当日にヘルプを出すという結果となってしまいました。
自宅での初保護活動、たった4日で終了です泣
この時はまだ悲壮感がすごくて、今村さんも山下さんも呆れてるな…とか、せっかくみんな応援してくれたのに…とか、とにかくカレー子ごめんね…という気持ちでいっぱいのまま出発。
ネガティブ爆発!睡眠は全てを司るということを改めて知った日でした。

次で最終回です。
次回が一番言いたかったお話なので、ぜひまた読んでいただけたら嬉しいです!


よろしければラブコCATSにギャラをお支払いいただけると、猫たちが喜びます!