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ヨーロッパ放浪記01

スマホのない25年ほど前、4か月かけてヨーロッパを一人旅で放浪しました。これはその時の記録。


旅のはじまり
ロンドン到着。
イギリスの入国審査は厳しい、と噂に聞いていたので少し緊張しながら前後の偶然居合わせた日本人の方と軽くお話しながら順番を待つ。いざ、審査を受けると、案の定ねちっこく質問された。私の前に並んでいたヒトのことまで聞いてくるのでなんでかな?と思ったら、「並んでいる時、親しげに話ていたから」というではないか。並んでいる時までチェックされていたんだと思うとイギリスの入国審査ってセキュリティ高いな。
入国審査を済ませゲートの外に出る。飛行機に乗っている間の話し相手になっていた京都の大学生たちとここでお別れ。つかの間だったけどちょっと寂しい。しんみりしながら、いざヒースロー空港よりパディントン駅を目指す。地下鉄に乗り込むと、さっそく目にしたのがいちゃいちゃした若いカップル。ああ海外に来たんだと実感。
その後、地下鉄もなんとか乗りこなしほっとしたところで、先ほど感慨深げに分かれた大学生たちと再会。パディントン駅で自転車を組み立てていました。これから自転車で旅するらしい、素敵。いつか真似してみたい。
本日は、ロンドンは素通りし、ストラットフォード・アポン・エイボンを目指す。理由はのんびりしたいから。つたない英語を使いながら乗り場を探し列車に乗り込む。車窓の眺めは初めてのヨーロッパで感動ひとしお。なだらかな丘が広がり羊の群があって牧歌的な雰囲気がひたすら続く。ただ、目的地の駅につくとたくさんの人でびっくり。実はこの地はけっこう観光地化されているところなのでした。なにはともあれ、ユースホステルに向かう。バスで10分弱ゆられていたので街の中心部からは少し離れた所となります。当たり前だが周りはオールイングリッシュ。聞き耳をたて、どんなおしゃべりをしているのか聞いているだけで楽しい。予約していなかったので到着したユースホステルのフロントでは少々とまどう。なんとかチェックインできたので、部屋に入るなりごろごろすごす。ながーいフライトの後ロンドンをスルーしやっと到着したホステル。緯度が高いスコットランドは夜の8時すぎでも明るいのに驚きながら、すぐに寝入る。


初めてのヨーロッパ。なんの特徴もない風景も新鮮に映る。
のどかな田舎町

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