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間違いだらけの自分の進路選択

私の進路選択は短絡的なものだった。
そんな人生を振り返ってみる。


【中学校時代①】内申点と学力テストの点数だけで高校を選ぶ

最初はこれだ。

内申点こそ3と4が半々くらいだったけど、学力テストの点数が取れなかったから1ランク下の公立高校一つだけを志望した。

最適とされた高校も受からなくはなかったけど、学力テストで丁度5割だった私には少し厳しく感じた。

校風とかは薦められた高校の方が良かったから、なんで多面的に選べなかったか後悔した。

【中学校時代②】私立高校の専願に決めるも無謀な特進コースを受験!?

色々話した結果、いじめのない私立高校に進学することにしたけど、担任の先生から少しチャレンジなコース選択を薦められた。
最適レベルの一つ上の特進コースを紹介されて結構驚いた。

平均層がオール4近くで学力テストも3分の2取るところだよ?本当に俺って大丈夫なん?と思った。

だけど死ぬ気で頑張って何とか特進コースに合格したし、授業料も半額になる特待生Bに選ばれた。
無謀だと思ったけど、受かったことは一番嬉しかったかもしれない。

(今では特進の入学レベルもやや上がって、1つ下のコースでも少し厳しいくらいになってるみたい…)

【高校時代①】3人の中で成績が一番下だったのに特進コースに入った珍事!?

こうして私立高校の特進コースに入った私だったが、同じ高校に入った3人の中で一番成績が悪かったはずだ。

成績が上な2人が下のコースを推薦受験して入学したことに私がビックリしたし、相手もビックリした。

そんな事実を聞いて特進でやっていけるか凄く不安になった。
しかも櫻井美羽に少し似ている友達はオール4以上だったから、彼女こそ特進でやっていけるとすら思ったくらい。

私が特進選んで正解なのかなあ…
そうして高校生活が始まった。

【高校時代②】得意教科だけで理系型を選択

私は国語と理科が苦手で、数学と社会が得意だった。
だけど高校に入って物理と化学に目覚めたものだから将来を考えずに2年生の時に理系型を選択。

得意科目だけで選んだから、レールを一気に縮めることになったのだ。
福祉とか食品にも興味があったから短絡的に物理・化学にして失敗したと今になって思える。

【高校時代③】大学進学のことだけに固執してしまった

コース柄、難関大学を目指すところだったから就職とかは視野が一切無かった。

志望大学を決める時に「何をやりたいの?」と親に言われても答えられず、公務員を薦められても「高卒は負け組!」と反抗したほど。

クラスの仲間たちも「就職って勿体無いよね」と話してたから大学進学が正しいとしか思わなかった。

だけど、後になって間違いだと気づく…

【大学時代①】高度な技術を勉強したくて入ったのに生産現場のリーダーを養成する大学だった!


実習が多くてスキルが身に付いた状態で社会に出られると思って実践系の電子工学科に進学した。

そこで高度な技術を勉強できると思ったのに、3年生から生産現場のリーダーを養成するカリキュラムになると知った時はショックを受けた。

だから3年生の時は一気に成績が落ちたし、ほとんどA-B判定だったのがC判定だらけになった。
一番ついていくのに苦労したのもこの3年生だった。

【大学時代②】会社は大卒が主体であると考えていた

就職活動は大卒しか動いていないものと考えていた。
事務職も現場職も、大企業も中小企業も大体が大卒の正社員で構成されていると思った。

大学に来た求人票を見ても、「高卒」「専門卒」はあくまで応募の枠であって、実際に合格するのは1-2%だと思ったくらい。
今いる会社を選んだ時もほとんどが大卒か専門学校だと思ってたし、現場職だからと言って下に見ることはなかった。

実際は全くの嘘で、ほとんどが高卒と分かった時は非常にギャップを受けたのだった…

むしろ、「大卒はいらない」と酷い言い様。
親会社は逆に子会社でも大卒を求めてくるけど、当の会社自体が高卒を求めるから話が合わない。
私自身も大卒前提で就活していたので親会社の意見の方が共感できたりする笑

(後日談)
あとで大学のクラスメイトに聞いてみると、大卒前提だと思って入ったら高卒・専門卒だらけだった例がいっぱいあって、ギャップに共感できたほど。
それだけ大卒前提とおもっちゃうのは時代の影響かな…

【終わりに】

私の進路は一見正解に見えても、個人的には短絡的だったと思うことが多い。

結果に悔いはないけど、もっと多面的に見て工業高校出てすぐ就職したり、食品加工系や障害児福祉の道も考えて良かったとも思う。
社会科も好きだったから、政治経済を極めて福祉系に進む手もあったはず…

これからのみんなも私みたいな短絡的な選択をしないようにゆっくり考えてほしいな。

(Fin.)

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