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子どもの考える力を引き出す質問力

ピアノレッスンでの質問はとても大切です。

とにかく生徒たちを黙ったままにさせない!
私が伝えたいことを、頭の中で質問に変換しています。
「やってね」➾「はい、やります」
というやり取りは、現実的ではありません。

だからこそ、質問するのです。
答えは相手の中にあります。
NLPのスキルには、相手を信じて待つことがあります。
見てほしいと思ったら、「見て」とは言いません。
聞いてほしければ、「聞いて」とは言いません。
これは高度な質問技術ですが、日々努力しています。

・どんな動きをしている?
・どちらの音が大きい(小さい)?
・どうして〇〇だと思う?


自分が正しいと信じていたことも、時代とともに非常識になることがあります。
私自身、ピアノについて長年信じてきたことの中に、実は正しくなかったものが幾つもありました。

最初から即答できる人はいません。
しかし、常に質問を投げかければ、生徒は答えなければと意識し、先生の一方的な話にぼんやり聞き流すことがなくなります。
それだけでも、大きな成長につながると実感しています。

「今日、自分の演奏をどのように改善して帰りたい?」
この質問は、生徒自身が演奏をよくしようと考えるきっかけになります。自分で考えることから始まるのです。

これからも積極的に質問力を磨いていこうと思っています。
過去の経験から、自分の考えを押し付けていたという反省もあり、現在は質問力で導くことで、生徒さんの本音が引き出しやすくなったと感じています。

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