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写真の中の私

先日、思いがけずに写真に写り込んでしまった。

息子のサッカーの試合の休憩中に子供達を撮ったママさんがいて、その後ろにお弁当を食べている私が写り込んでしまったのである…。

LINEのアルバムで共有されたその、写真の中の私。

とりあえず、娘には「ぎゃははは!これはひどい!!ド陰キャ!」「ママ、事故ったねえー!」「あれは酷い!!」と、1か月以上経った今でも大爆笑される仕上がりだった。

いや、いいですよ、そんなに笑って頂けて、ある意味めちゃくちゃ嬉しいよ…。

なんて、思いながら、もう、ショックをうけるのも通り過ぎて無の境地…。

無防備に横からとられた、無表情にお弁当を貪るその姿は、黒いマスクを顎まで下げ、背中がまるまり、まるでどこかのお猿みたい。心なしか、何故か、私のまわり半径2メートルだけ人がおらず、ポッカリ空間が空いて、異様な空間が出来ており、その陰キャぶりが強調されている…。

我ながら、酷い。

どう修正したらいいのか思い浮かばない。

背筋を正す?顎まで下げた黒マスクを外す?いや、黒マスク自体がダメなのか?無表情がだめ?いや、周りには誰もいなかったし…。

こう考えると隠し撮りされても可愛い芸能人って本当凄い!いや、芸能人と比べること自体が烏滸がましいのだが…。

その日から私は毎日自撮りをすることにした。もちろん加工アプリを使用。ともするとあのお猿が自己イメージになってしまうので、とにかく、加工アプリをフル活用し、自己イメージを更新しようと必死になっている。

ありがとう加工アプリ…。

おかげで少しずつ自己イメージが回復しつつある。

ちなみに、私のお気に入りはこちら。 

Foodie  https://mag.app-liv.jp/archive/76867/

食べ物特化のアプリなのだが、お肌も凄く綺麗にうつる。(もちろん食べ物やお花、空も凄く綺麗!)

でも男の子って優しい。

娘が大爆笑のそんなお猿な写真でも息子は「え?いいじゃん。」と言ってくれるのだ。

え?もしかして、それは、それこそは、いつもと変わらない姿だから…?

いやいや、そんなはずはない!

私は今日も加工自撮りに励むのである。

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