オイラがFIREするための道筋
こんばんは。今日もお疲れ様です。
アラフィフ中国ぼっち赴任のオイラ。
今日はオイラがFIREするまでの道筋として、現在位置を確認し、課題を洗い出すことで、次のアクションを考察します。
なぜFIREしたいのか
残念ながら、大変後ろ向きな理由です。希望に燃えていた20代、30代とは異なり、アラフィフになった今、急激に仕事のモチベーションが減って困っています。
一つは、仕事がストレスフルになったことです。部下の成果をまとめて、老害上司に報告する。様々な関係者に頭を下げて利害調整する。大企業の管理職の仕事なんてこんなもんでしょう。利害調整ってのは弁護士や経営者の必須タスクで価値がありますが、オイラにとってはなんの創造性もワクワク感もない。この先10年以上こんな仕事続けるのだろうか?
二つ目に部下のためにならないことです。外様管理職のオイラは、社内政治にも疎い。上司なんて有能な部下の給料上げるのが仕事なのに、オイラじゃ荷が重い。
第三に性格的な問題です。INTPのオイラはそもそも大企業の管理職なんて最も向いてない。性格的には、研究職とかライターが望ましい。外交的になろうと若い時から努力して人並みにはなったと思うけど、やっぱり宴会は嫌い。
管理職の仕事なんか辞めて、一日中、本でも読んで思考に耽りたい。そういう活動が身を結んでお金になればなお良い。
なぜFIREできないのか?
第一に単純に原資が足りない。
現在のオイラの金融資産は4000万円強。嫁資産は不明。退職金額も不明。今の月当たり生活費は40万円程度。今すぐFIREして、現金取り崩すとしたら、100ヶ月しか生きられない…。父ちゃん無職なら使う金は最低限の20万円に減るだろうから200ヶ月か…。最低限の生活なら16年ほど生きられる。
不明の退職金を1000万円、嫁資産を1000万円と仮定して、合計6000万円を4%ルールで運用出来たとすれば、年240万円の配当収入を得られるから、皮算用だけなら資産を減らさずにFIREできる。でも、住宅ローン、公共料金、子供の学費、食費など、最低限の生活に20万円/月はかかる。食べて行くだけの本当に最低限の生活だ…。現実的には、支払履歴から計算すると40万円/月もかかっているし、車や家のメンテナンス、学費などの一時金も考慮すると金融資産6000万円ではとてもFIREする気になれない…。6000万円全額投資ってのも危なすぎる。
第二に家族の理解が得られそうにない。
例えば、『絶対仕事辞めるマン』さんのように、超金持っているのに慎ましい生活をして資産を貯めるという選択もある。自分一人ならこれもあり得る。実際、中国生活は贅沢しなければ月10万円もあれば十分。最初は放蕩生活してたけど、今はしっかり貯めることにしているから500万円ほど持って帰れそう。でも、日本に戻って義両親と同居しているマスオさんの分際で、『波平さん、オイラとサザエ、タラオことフグタ家は今日から極貧生活します。理由はオイラが仕事を辞めたいためです。1億円貯まったら仕事を辞めて資産収入だけで暮らします』なんて言えない😅
第三に嫁がファットFIREを望んでいない。
嫁は病気になるくらいなら今の仕事を辞めても良いと言ってくれている。但し、なんらかの仕事は継続して欲しいとな。成人男性が仕事もせずに家で引きこもっていると健康に悪いことを知っているのだろう。子供の教育にもよくないし。
最後に磯野家とフグタ家で金銭感覚が異なる。
貧乏フグタマスオとして育ったオイラのお金の価値観は『増やすもの』。失敗は数知れないが、投資してナンボの金銭感覚。対して、土地持ちの磯野家長女サザエとして育った嫁にとってはお金は『守るもの』。投資なんてけしからん!といった金銭感覚。
FIREへの第一歩をどう踏み出したか?
アラフィフにて収入はこれから頭打ち、マスオさんなので支出を劇的に減らせない。となると資産形成してFIRE達成するには、投資しかない。
ということで23年の投資額はご覧の通りでございます。累計投資資産800万円。多いのか少ないのか…。4%ルールなら一年後に32万円増えてる計算。
確定拠出年金 月1万円、累計490万円
23年度スポット投資 210万円、累計310万円
24年度新NISA積立設定 月10万円、累計0円
1.の確定拠出年金は会社が積み立ててくれているものなので、嫁バレしない。全部国内外の株式(の投資信託)にぶち込んでおり、アベノミクスや黒田バズーカのお陰で含み益が200万円以上ある。
2.のスポット投資は、言いようのない不安に駆られて23年6月から始めたもの。SPYやTLTなどの米国ETFと楽天のオルカン系投資信託が中心。銀行から210万円も動いているものだから見事に嫁バレ。険悪な雰囲気になった。
3.の積立投資は社会人になってからずっと継続していたものなので、再開することに対して特に嫁は反対しなかった。
FIREに向けてこれからどうするか?
収入を増やす、支出を減らす、投資を増やす。資産形成してFIREするにはこの3つしか方法がない。
FIRE本には、6ヶ月の生活防衛費、または5年以内に予見される支出以外は投資にぶち込むべきとある。オイラの場合、40万円×6ヶ月と子供の学費1000万円、車や家に500万円の計1740万円を現金で持っておけば十分だろう。それを超える現金は全額投資にぶち込みたい。つまり、4000万円-1740万円=2260万円をぶち込みたい。今現在、800万円ぶち込んでるから残り1460万円!😆投資額2260万円まで積み上げれば、4%の配当収入として年90.4万円になるから、住宅ローンを払い切れる。また、1740万円も現金シールドがあれば、当座のお金に困ることはない。というのがオイラの皮算用。
恐らく嫁はオイラよりもより多くのリスクを捉えている。オイラのギャンブル・女遊び・リストラ、両親の介護、家族の病気や怪我、子供が留学したいと行った時など、一瞬で人生を変えてしまうようなリスクまで考えているはず。そりゃ現金愛するようになるよなぁ。オイラ、アラフィフ。既に飲む打つ買うは卒業している!安心してくれ、嫁よ!
オイラとの結婚により、既にサイドFIREしている嫁の立場になれば、1番の収入源であるオイラ(のサラリーマン収入)がポンコツATMになってしまうのが1番のリスクだろう。FIREしたいのはオイラだけで、嫁はオイラにFIREなんてしてほしくないはず。うーん、みごとな利益相反😂
ちなみにオイラは全ての財産を嫁に公開している。オイラの行き過ぎを止めてもらうための措置である。実際に数百万円の資産移動があるとすぐにバレる。よく機能しているブレーキ装置だと思う。今年6月から再開した投資活動も嫁バレして、23年からの累積投資の上限額を700万円と決められてしまった…。オイラが真に合理的なら、今すぐ余剰資金1460万円を株式系投資信託にぶち込むべきなのだが…。
とは言え、まだまだ無知のオイラの24年の投資目標は新NISA上限の360万円。『東大ぱふえっと』さんに怒られそうなチンケな目標ですが、ここまでなら嫁も上限700万円で了解しているので、何とか進めそう。でもオイラは、今後5年で最低限NISA枠の1800万円を使い切りたい。それには嫁の説得が必要。そうすれば今の800万円にプラスして2600万円の投資資産になる。
オイラの皮算用を実現するには、不本意ではあるが、今の会社で働き続ける必要がある。とは言え、日本に戻ったら在宅勤務中心だし、外様管理職なんて誰も興味ないから外圧は低いだろう。帰国したら好きなことやるぞ!
ちょっと男らしくないが、嫁を働きに出すという裏技もある。嫁は折角国家資格持ってるのに、今はバイトしかしてない。資格活かしてまともに稼ぎ出し、全て投資に回したら、2人で1億円貯めてFIREするのに10年かからないはずだ。
また、これも男らしくないが、嫁の資産状況を教えてもらい、オイラが安心するって手もある。嫁は無駄遣いするタイプではないので、しっかり貯めてくれているはず。嫁は資産額を公開することによりオイラが安心して仕事辞めてヒモ生活始めそうなのが怖いのだろうし、オイラも男の変なプライドから嫁に聞けないというジレンマがあるので、一生実現しそうにないけれども😅
書いているうちにとっても良いこと思いついた!贈与!贈与だよ!嫁と子供に毎年贈与税がかからない110万円を贈与する。計220万円。嫁や子供からすると、父ちゃんが投資にぶち込んで大損するのが怖いのだろうから、贈与しつつオイラが全額ぶち込めない状況にしておけば、家族の安心感は買えるだろう。
纏めると、投資累計は現在800万円、5年後までに、オイラがNISAで1800万円足して、2600万円を総投資。投資原資は中国からの500万円と余剰資金1460万円の計1960万円。十分賄える。
課題は嫁のリスク許容度を上げること。嫁が設定した投資キャップは700万円。これから新NISA1800万円埋めるには全く足りない。オイラのロジックは嫁と子供に5年で1100万円贈与するから、代わりに1800万円追加投資させてくれ!というもの。家族はYesと言ってくれるだろうか…。この1100万円は給与収入で賄うしかないけれども、5年間あればなんとかなりそう。
家族を説得でき、この目論見が成功すると、5年後には、
現在生活防衛資金1740万円
+現在余剰金1460万円
+現在投資金800万円
+中国送金500万円
+夫NISA投資金1800万円
−中国送金のNISA振替500万円
−現在余剰資金のNISA振替1300万円
+家族贈与金1100万円
+現在嫁推定預金1000万円
+5年後夫推定退職金1000万円
+5年間投資益α
=現金5000万円+投資2600万円+投資益α
になるから、コンサバ夫婦にとっては丁度良い資産配分(だと思う。)。出来れば嫁にも新NISAで積立して欲しい。そうすれば投資比率がもっと増えて、オイラのFIREがより現実的になる。オイラがFIREしてしまうことによる嫁との利益相反問題は、儲かってくれば自ずと解決できるはず。植田さん、バズーカ期待してますよ!岸田さん、積み上げまくった日銀ETFの含み益が石油国の利益並みになるような政策を!
結論は相互コミュニケーションの促進!生き方を常に再定義していくこと。
結局、家族である以上、どのように人生を生きたいか、都度話し合いながら決めて行く必要があるのだろう。オイラ一人で悩んでもしょうがないし、家族も関わることだから家族も巻き込んで進めるべきだ。お金は信頼の一形態であるから、家族の信頼を無くすことはお金を無くすことと同義だと思いますし。仕事は辛いけど、焦る必要は全くない。
FIREしたら、この世で1番大好きな嫁と、日帰り温泉でも行きながら、一日中本を読んだり雑談したりして過ごしたい。でも、嫁はそんなこと全く考えていないだろう。炊事洗濯掃除介護、生活っていうのはオイラが考えるほど甘くない。逆に、炊事洗濯掃除介護をオイラもできるようになって、嫁と一緒に苦楽を共にして過ごせたら最高だろうなぁ。
中高年の夫婦で、夫または妻だけの意思決定はろくな結果にならない。身近な例だけでも、ギャンブルで4000万円溶かした例が3件、女遊びや放蕩旅行で貯金がない例が1件、妻のFXで旦那が鬱病になった例が1件。単なるサラリーマン家庭ですよ…。FIREなんて出来なくても、こういう破滅だけでも避けていれば日本ではそこそこ幸せなのかも知れない。
ということでアラフィフ男性のやることは見えた!
破滅の回避、
嫁とのコミュニケーション、
投資増やすか収入増やしてFIRE、
炊事洗濯掃除介護の修行!
考えられない程の暁光に恵まれない限り、FIREにはあと何年かかかりそうです…。
お粗末。