見出し画像

【不動産業界】賃貸仲介編

前回、不動産業界を大まかに分類すると4種類に分けられるとお話ししたと思います。

今回は一番馴染みのある不動産会社の『不動産仲介(賃貸)』について話していこうと思う。


まず始めに仲介とは、
「部屋を貸したい人」&「部屋を借りたい人」
を繋ぐ、橋渡しの役割をしていること!

note 不動産業界 賃貸仲介

仲介会社はお互いのニーズに応え、契約を成立させた時に手数料をもらい、利益を上げている。(※手数料の仕組みについては後述する)
賃貸仲介は、文字の通り賃貸マンションや賃貸アパートといった賃貸物件を取り扱っている。つまり、仲介会社の"商品"は賃貸物件になる。

では、具体的にはどのような不動産会社が賃貸仲介会社なのだろうか。

☆大手賃貸仲介会社
・アパマンショップ
・mini mini
・ホームメイト
・ピタットハウス
・お部屋探しMAST
・いい部屋ネット
・エイブル
・ハウスメイト
・レオパレス21  etc..

ここで賃貸仲介会社がどのように利益を上げているのか詳しく話していこうと思う。

note 不動産業界 賃貸仲介 収益構造図

賃貸仲介会社はこの図から「仲介手数料」が収益源であることがわかる。

それでは賃貸仲介会社はどのように多くの売上を上げているのだろうか。

☆ポイントは大きく分けて3つある。

○取り扱っている物件(紹介できる物件)
○対応エリア
○仲介手数料

○取り扱っている物件

本題に入る前に、次の点に着目してみよう。

まずは、「物件数」に着目していこう。
取り扱っている物件数が多ければ、当然たくさん"商品"を持っている訳で、多くの"商品"をご紹介することが出来る。その結果、成約数が上がるため多くの仲介手数料を獲得することが出来る。

次に、「賃料」に着目していこう。
例えば、月20万円の部屋を成約させた場合と月6万円の部屋を成約させた場合を比べると、一目瞭然である。同じ1件の成約でも仲介手数料は賃料の1ヶ月分のため賃料の安い物件と賃料の高い物件では獲得出来る仲介手数料が異なる。

そしたら、単純に都心などの賃料の高いエリアで仲介をしていれば多くの売上を獲得出来るのか。

答えはノーである。

ここでポイントの本題である「取り扱っている物件」について解説していこう。

物件にも、人気物件とそうでない物件が存在する。
人気物件は誰もが借りたいと思い、成約につながるため、多くの仲介会社が取り扱いたいと思う。

では、どの仲介会社がどの物件を取り扱えるのか。
仲介会社が物件を取り扱うためには、「貸主」(いわゆる大家さんやオーナーのような人)から依頼を受けなくてはならない。(※その際に契約を結び、その契約の種類等の内容が重要なのだが、それについては後日話す。)
しかし、A物件を「貸主A」から5社の仲介会社が依頼される場合とA物件を「貸主A」から1社のみの仲介会社が依頼される場合では成約出来る確率が当然異なる。


ここが不動産仲介業ではかなり重要である。


貸主としては同じ仲介手数料を支払い、同じような対応をしてもらい、しっかり借主を見つけてくれるのであればどこの仲介会社でも良いと思うだろう。


つまり、
『取り扱っている物件の独り占め』
がポイントになる!


長くなってしまい申し訳ございませんでした。
今回はこの辺で終わりにしようと思います。

次回、この続きから「対応エリア」と「仲介手数料」について話そうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも価値を感じていただけたらサポートお願いいたします🙇🏻‍♂️ これからもみなさんのお役に立つような記事を書くよう精進いたします!