マユリカはオードリーになる

マユリカは
中谷さんと阪本さんから構成される若手お笑いコンビだ。

マユリカを初めて認識したのは
2023M1の決勝戦

見た目は地味だがどこか惹かれる雰囲気のボケの阪本さんとおばさんのような見た目で高い声でツッコむ中谷さん、漫才がめっちゃ面白くて「ずっとキモだち」というM1のキャッチコピーがお二人の雰囲気にピッタリだった。

M1で見た時はテレビスターになるようなタイプではないのかなと思ったが、或る動画を見てその思いは一変した。

ノブロックTVの100ボケ100ツッコミという企画があった。
これは芸人が新人アイドルがいる楽屋で告知なしで100回ボケてツッコんで、そのタイムを競うものだ。アイドルの戸惑ったリアクションが見れるのも面白い。

この中でツッコミの中谷さんは男子校感を醸し出しながらも、社交性がありバック転ができたり、どこか器用でアイドルの子の警戒心を上手く取り除いて笑顔を引き出していた。

対照的に阪本さんは
気持ち悪い風のボケを繰り出すがそれは一線を超えていて、女の子を本気でドン引きさせており、終始女の子苦手感が見受けれた。
ただ、どこにいっても自分を貫くスタンスに私はカッコ良さを感じた。

そんなマユリカのお二人を
オードリーに重ねてしまった。

女の子苦手・人見知り・男友達を笑わせるために無茶をする・学生時代からの友達

考えてみればいくつか共通点があった。

オードリーはアイドル番組に長年出演している。
日向坂46というガッツある明るい女の子たちがバラエティという分野でオードリーのお二人に喰らい付いて成長していく番組である。

最初はオードリー目的で見始めたが
気づけばお笑いに貪欲な日向坂46が好きになっていた。
特にかとし

日向坂46の成長に負けずとオードリーのお二人も成長している。シャイで女の子が苦手な2人だが次第に日向坂（若い女の子達）に心を開いていき、現在はコンビでやっているラジオで春日さんが欠席した際に日向坂の松田好花さんが代理で出演するくらい、、

※ちなみに最初の頃お二人は日向坂46に対して本番以外はとても冷たかったそうだ。

（オードリーへのふたりに対しての想いはここでは書ききれないほどあるのでまたいつかまとめて書きます！）

二組に、共通しているのは
良い意味でどこか欠けている点があり完璧すぎず、付け入る余白のある人柄である。
昨今の芸人は面白いだけではスターになれない。
人に愛される要素がないといけない。

愛すべき欠点があり、民衆が感情移入できる主人公気質の芸人がスターになれる。

マユリカや若き日のオードリーは良い意味で応援したくなる余白を待っている。

なのでオードリーが成功したなら
マユリカもいずれはアイドル番組を持ってほしいと思う。

良い意味で余白があるお二人が明るくガッツあるアイドルとの番組を持てれば、お互いに高め合って成長してオードリーのような短所ですら愛されるテレビスターへと成り上がっていくはずだ。

マユリカの出演したノブロックTVを見終わるとお二人の明るい展望にとてもワクワクして
すっかりファンになった。

ところが
ある日Xを見るとアイドル番組の切り抜きが回ってきた。
よく見るとフルーツジッパーの子達だ。
「カラフルで明るくて曲も良くて
フルーツジッパー勢いあるな〜、冠番組かな、司会の芸人は誰だろ〜」

まさかのマユリカのお二人だった。

すでにアイドル番組を持っていたのか！！
バラバラ大作戦（企画名）のスタッフさんは分かってんな〜

見たい番組が増えて嬉しい反面
先にマユリカ×アイドルを思いついた人がいることに悔しさを感じた。
特許取れるなら取りたい。

ただ
「俺の方が先に思いついてた！」
と中国のトンデモ詐欺師のような言い訳を
口にする事はなかった。