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倉敷できいた、備前焼の面白い話。
みなさん、こんにちは!まろです。
今回は、倉敷できいた備前焼の面白いお話。
美観地区をふらふら歩いていると、
焼き物のお店を発見。
中に入って興味津々に見ていると、
店主のおじちゃんがせっかくならと
いろいろ教えてくれる。
この話がとっても面白くて、
模様や色を見たときに
備前焼がもっと好きになるような話がいっぱいだったので、
シェアしたくなりnoteに書くことに。
お話が面白くて、ブログを書くのが好きなので
写真を撮ってこのお話を書いてもいいか聞くと、
若者やいろんな人に備前焼を知ってもらって
たのしんでもらえるのが嬉しいと
快くOKしてくれる。
ここでお話を聞き、備前焼に持った印象は
"自然にそのままを楽しむ焼き物"。
釉薬を使わず、絵付けもしない。
自然についた焼き色の違いをたのしむ。
備前焼や岡山県の備前市周辺の焼き物で。
日本六古窯のひとつで、歴史は長い。
土が柔らかいため、
通常は30時間ほど焚いて
焼き上げる焼き物が多いのに対して、
備前焼は1週間~2週間ほど
連続で焚き上げる。
そのため、落としても割れないと
言われるほど強度があったり、
窯のスペースを有効活用するように
重ねて焼くためにつく模様がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1707210830663-NGVfol9Fj2.jpg?width=800)
この薄茶色の素地に、赤っぽい線の模様は
火襷(ひだすき)と呼ばれる。
これはスペースを有効活用するために
重ねて焼くときに器同士がくっつかないよう
藁を巻いて焼き、藁の場所が赤くなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1707211055134-sU0AqIG28w.jpg?width=800)
この丸い模様は、牡丹餅と呼ばれる。
これも窯のスペースを有効活用するために
作品の上にさらに小さい焼き物を
重ねて焼いたときにできる模様。
![](https://assets.st-note.com/img/1707211157724-aU34snm7DQ.jpg?width=800)
このソーサーも、上に一回り小さい
丸いものが置かれて焼いたため、
真ん中と外側で色味が変わる。
![](https://assets.st-note.com/img/1707211258459-OYivQqGd9X.jpg?width=800)
窯の場所や土の鉄分によっても色は変わる。
青みのあるものは、酸素が少なく還元反応による色で、
赤みのあるものは、酸素が多く酸化によって付いた色。
![](https://assets.st-note.com/img/1707211385122-R5CR9B8bFy.jpg?width=800)
買えばよかったとかなり後悔してる、、
少し表面がつるっとしたものは、
釉薬ではなく、粒子の細かい泥の塗って作る。
茶器や陶器が人気の時代に、
受けがいいよう、流行りを取り入れながら、
このように少し形を変えたものもある。
他にも、胡麻と呼ばれる模様は、
表面に胡麻のような粒が付いている。
これは焼成中に灰が焼き物に吹き付けられてでき、
その灰が溶けて釉化(ガラス化)し
さらに色んな色に変化する。
こんなお話を聞いてから備前焼を見ると
一つ一つの模様や色が愛おしく
違った表情をみせてくれませんか?
そして、土の特徴から焼成時間が長く
一度に焼ける量を増やすために
スペースを有効活用するべく生まれた
用の美の自然と、素材を楽しむ焼き物。
ちなみに、備前焼は釉薬を使わなく
細かい土のため表面に微細な穴があるおかげで、
きめ細かくクリーミーで消えにくい泡と、
その泡のおかげで麦の香りを逃さず
美味しいビールになるんだとか。
ぜひ、これを読んで備前焼に興味を持った方や
のんべえのみなさん、
備前焼をたのしんでみてははいかがですか?
倉敷にも備前焼のお店はたくさんあります。
この面白いお話を聞かせてくれた店主のお店も
下に載せておきますので、
ぜひ行かれてみてください!
では、また!
![](https://assets.st-note.com/img/1707212897960-Pg9R2jNuE2.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1707212905065-wALZz8v7oa.jpg?width=800)
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