自分が変わると友情も変化する

元旦に大切な友達が遊びに来ました。

趣味のダンスを通じて知り合って約10年。

その彼女との関係は、ずっと付かず離れずという距離感でした。

ふと思い出して連絡する。
そして逢う。

そんな感じでした。

でも、ずーっと関係は続いていました。

そのまま疎遠になってしまう友達が多いなか、彼女には、たまに連絡したくなったのでした。

私は約5年前に離婚しました。

実はその前からずっと気になっていることがありました。

私はなんでも話しているのに、彼女は自分のことをあまり話してくれない。

なんで、私に話をしてくれないんだろう？

ずっとそれが気がかりでした。

一年近く前に逢ったとき、自分の生まれ育った環境について初めて話してくれました。

それでやっと少し心を見せてくれるようになったな、と嬉しかったのを覚えています。

それから少しずつ、色々と話してくれました。

そして、昨日、彼女は私に心を許してくれたなと思うような話をしてくれたのです。

そこで、私は昔をよーく振り返ってみました。

離婚前の私は神経質で「とてもかわいそうな人」でした。

自分が「可哀想だね」と思ってもらうことで精一杯でした。

相手の相談に乗ってあげられるような、余裕のかけらもありませんでした。

でもその当時は、そんなことを全く気がついていませんでした。

でも。

私自身が自分をみつめ、良いところとだめなところの両方を理解し始めました。

そうしたら、自分のことは自分でなんとか出来るようになりました。

そしてやっと、人の話を真剣に聞いてあげられるだけの余裕が、私にできたのです！

恐らく自分が醸し出す雰囲気が変わったのでしょう。

彼女は昨日はたくさん話してくれました。

あまり人に言えなかったことまで。

色んな哀しみを背負っていても、それを人に話せなかった。

そんな話しを私にしてくれました。

とにかく相手の気持ちになって聞くことが出来たのです！

自分に関心がある。

そういうのって肌で感じますよね。

感じるからこそ、言葉にならない部分で心を開くになるんだと思います。

誰だって自分のことを否定されたくないし、批評されたくない。

ただ、黙って聞いていてほしい。

話してもらっても大丈夫だよ。

私がそういう準備ができたのかもしれません。

自分が変わったことで、相手との関係も変わる。

自分がアップデートできたら、相手との関係もアップデートできた、そんなことを感じました。

自分の内面を変えたことが、二人の友情によい影響を与えていたことに驚きです。

彼女との関係を大切にしつつ、周りの他の大切の人との関係も、同じようにベターな状態に持っていきたい。

そう思えた今年初めの一日でした。