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「心の絶対法則」を読んで(一部ネタバレ)
内海聡医師の本「心の絶対法則」を読んだ。
これは、読んだあとのまだカオスな自分の心の状態を書き留めているものであり、決して人に分かってもらおうと整理整頓されたものではないことを最初に書き記しておく。
19歳から47歳まで向精神薬を飲んでいた私
内海氏は精神科で向精神薬の断薬を勧めている。
私自身は自分で19歳に統合失調症になり、それ以降47歳まで向精神薬を飲んできた。
薬を飲み続けても人生うまく行かない、そう思い、自分で習慣を変えて断薬した。
内海氏のことを知る前に、私は自分で断薬できた。
自力で変わりたくても変われない人に、内海氏の力を借りたらどうか、と勧めたい。
心身一如
病気になるのは、自分の生活習慣はとても影響が大きい。
それは行動だけではなく、心の状態が多大に影響する。
その意味で内海氏は、「心身一如」という言葉を引用する。
私は糖質制限にハマったことがある。
それ以降、栄養の勉強をした。
食べ物を気をつけて、サプリメントで補充した。
けれど、それだけでは健康にならないのだ。
抜け落ちていたもの。
それは心。
心の状態を無視して健康になれることはないのだと気がついた。
それから心のことを勉強するようになり、自分と向き合い、健康への道を進めるようになった。
病気に多大な影響を及ぼす毒親
内海氏が連発する言葉の一つに「毒親」という言葉がある。
私は一時期その言葉が大好きで、親を詰りたい(なじりたい)がために使っていた。
しかし、毒というネガティブな言葉を使うより、きれいな言葉を使ったほうが、自分の心も綺麗になれると思うようになった。
そのため「毒親」という言葉から離れた。
今回この著書を読んでまた「毒親」という言葉の印象が変わった。
精神病や発達障害になるような子供の親は、親の正当性を子供に押し付けているのではないだろうか、ということだ。
向精神薬は脳にダメージを与える。
どのような悪影響があるのかも調べずに、親は医者の言うことを信じてそのまま子供に飲ませる。
親は自分自身は飲まない薬を、愛する我が子に飲ませるのだ。
医者には「風邪薬程度の副作用があります」と言われた。
その副作用がどういうものなのかの説明は無かった。
実際に薬を飲んでいる間は、何が副作用なのか分からなかった。
しかし、やめてみてわかった。
私の場合、足首がいつも冷えていると感じていたことが副作用だったのだ。
足首の表面を触ると冷たくない。
でも、感覚的冷えていると感じるのだ。
おそらく自律神経がおかしくなっていたのだろう。
いまはすっかりその感覚は無くなっている。
最後に通っていた病院では、睡眠導入剤の他に「エビリファイ」という薬を処方されていた。
その薬を飲むと自殺したくなる。
それを医師に伝えたら、その処方は無くなった。
もう薬に頼らなくても生きていける。
そう思って母親に精神科に通うのは止めると伝えた。
そうしたら、お願いだから、続けて行ってほしいと言われた。
それは、19歳のときに医者に「薬を一生飲み続けてください」と言われたからだ。
私はアダルトチルドレンだから、母親の願いを受け入れた。
(アダルトチルドレンに関しても、この本の中に詳しく書いてある)
しかし、半年後に医師に睡眠導入剤も止めたい旨を伝えて卒業した。
結果、精神科に行かなくなった。
母親に「もう、病院に来なくてもいいって言われた」そう伝えた。
返ってきたのは「へえ、そうなんだ。」という一言だった。
それ以降「精神科に行ったほうがいいのでは?」と言われたことはない。
結局、医者の言うことだけを信用しているのである。
今、私はなんにも薬を飲んでいない。
一方、母はせっせと病院へ行き山ほど薬を飲み、自ら体を傷つけている。
私の話より医者のことを信じている。
それこそ自業自得だろう。
哀しい現実だが受け入れるしか無い。
陰陽五行・占星術と病気の関係
同じ大酒呑みでも、肝臓をやられる人と元気な人がいる。
同じ食生活をしているのに、ある人は消化器系の病気になり、ある人は腎臓の病気になる。
なぜ、不摂生しても皆が同じ病気にならないのだろうか?
それは「生まれた時」が大きく影響している、ということだ。
五行であれば、木・火・土・金・水の影響がある。
占星術では12星座がある。
(占星術の中で一般的な星座の他に「月星座」など、他の天体もその人の人生に多大な影響を持つ。)
そして、生まれた時が病気にも関係がある、という話はかなり興味深い。
私は木星なので、肝臓が弱い。
それ故、向精神薬を長年飲んだ影響で、難病「原発性胆汁性胆管炎」という肝臓に関連した病氣になったのだろう。
(難病だったが、1年で治した。)
そのような関係を話す西洋医学の医者はいないのではないかと思う。
病氣を治す唯一の方法
ここだけは、本の中の文章をそのまま引用させてもらう。
私自身が、「統合失調症」も「原発性胆汁性胆管炎」も治せた理由を言語化したら、このようになると思ったからだ。
本気で治そうと思ったら、教えを乞うて得た知識を活かして、行動するだろう。病気となった根本原因を自ら見つけて、その解決に動く。自らのこれまでの価値観を全て破壊して、どんな生き方が病気につながったか真摯に向き合うだろう。
人間の意識の奥になる深層心理。
そこにあるものと向き合わないと、本当に病気を作っている原因に氣が付けない。
病氣になることには多分にメリットがある。
これを「疾病利益」と呼ぶ。
病気になることにメリットがあるなんて!と怒る方もいるかもしれない。
例を挙げてみよう。
だれも自分を構ってくれない。
自分は可哀想な人間だ。
もし、心の奥底でそう思っていたとする。
病院で「大変ですね、大事になさってくださいね。」
と看護師さんに言われたい。
病院のスタッフに気遣われたい。
誰かに温かい言葉をかけてもらいたい。
その為に病氣でいる、ということだってあるのだ。
内海氏はこの本の中で言う。
一般の人にとっては、「自分が病気になって得をしている」という概念がわからないようだ。と。
そして、「被害者意識から抜けられない人は治らない」と内海氏は断言している。
事実、自分が「可哀想な私」だと主張していたときは、どんな治療をしても決して治ることはなかった。
でもそのときは、自分で自分のことがよく見えなかったのだ。
これは、本人が氣付くしかないのかもしれない。
自分の無能さを直視する
著書の中で様々な心の法則が登場する。
どれも、正直「痛い」法則ばかりだ。
1番心にグサッと来たのは、
人類全てが無知で無価値である。
ここだけ読むと、何だそりゃ、と思うことだろう。
しかし、この本を読み進めていけば、そう考えざるを得ない。
コロナの問題についても細かく書いてある。
心の絶対法則を知れば、コロナ騒動に惑わされることはないだろう。
正直、現実の外を直視したくない人にとっては、読みたくない内容だ。
日本人は考えることをしない。
なぜ、今マスクをしているのか、きちんと説明できるだろうか?
ユダヤ人が徐々に隔離され虐殺されていったように、一部の人にコントロールされていることに無自覚である私達。
いつの間にか奴隷制度に組み込まれていることに気が付かない。
哀れとしか言いようがない。
だからといって、私が奴隷制度から免れられるとも思っていない。
全くの無知だし、無力である。
それらを受け入れる勇気を持ちたい。
この本に書いてある法則に従って、自分の心と世界で起こっていることを観察したいと思う。
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