見出し画像

整理。

そう言えば、新人くんとのやり取りで、私が自分で発言した言葉に妙に学びがあるなと感じたことを備忘録としておきたい。

土曜日の1人日勤をデビューした新人くんなのだが、前の日の担当者からの引き継ぎがうまいこと伝わらず、結果的にちょっといつもと違うことになってしまって指導者から指摘をされていたのは月曜日のこと。

新人くんが注意深くなかったのも原因の一つではあるが、前日担当者の引継ぎも弱く、翌日1人でその作業をするに当たっては、もう少しきちんとわかりやすくしておくのが道理だよな……。

そんなことを私は頭の片隅で考えながら指導者と新人のやり取りを聞いていた。

新人くんは「僕がもっと察することができるようにならないと」という発言をしたので、思わず私は口を挟んでしまった。
「まだ、察する域に達してないよ(笑)。悪い意味で言ってるんじゃなくて。察することができなくても仕方がない経験数だと思う。
察する、人のミスに気がつけるって、よほど経験積んで初めて身に付いてくる能力であって、仕事はさ、察することができるようになる前に、まず基本的なことを忠実にこなすようにならないと、いつまで経っても察することは出来ないさ! 君のせいではない。ただ、慌てずに基本操作として、いつもどう作業しているかを考えながらやっていたらどうだったろうね?
察するとかじゃなくて、普通にいつもの業務としてこなしていたら気づけていたことかもしれないね。
基本が足りてないんじゃないかな、まだね。」

察するんじゃなくて、自分で気付いて欲しい。
これが、彼にどの程度伝わっただろうか? とは思うけれど😅。

この前も、ふと、妙なセンサーが働いて、新人ちゃんのさっきの業務確認をしておこうと思って見てみると、取りこぼしがあり、こっそりフォローしておいたことがあって。

その新人ちゃんは、最近ちょっと成長を見せていて、自分でその作業を慌ててバタバタした中やったという自覚があったようで、休憩から戻って取りこぼしていなかったかをまず確認したのだそうで。
そうしたら、私がフォローして済ませているということに気が付き、「取りこぼし拾ってくれてありがとうございました! ひーさん(←さすがにこうは呼ばれてはいない)、なんで気付いたんですか?」と言うので、「直感は直感なのだけど(笑)、確認の手順をおさらいするとおのずと見えるのよねー」みたいな話をしたら、「さすがです」と言われたのだが……。
私くらいの立場になると、後輩にミスをさせない、未然に塞いであげる、それが仕事とも言えるのもあるけれど、そこに至るまでどうしてきたかというのは、どれだけ同じ失敗をして、自分がやりがちなミスを自分で把握し、注意できるか、どこでミスは起こりやすいか、どうしたら同じミスをしなくなるか、その方法はどうするか、その都度対応を記憶していくしか方法はなくて。

察するのとはちょっと違うんだよなぁ。

空気を読むとか察するとかってなんなんだろね(笑)。
ベースがなきゃそんなこと誰も出来ないってことなんだよねぇ。本来は。
だから、コミュニケーションって大事なんだと思うけれど。
コミュニケーション、言葉のキャッチボール、スピ的に言えば周波数の一致(笑)、これがうまく行くから察することが出来るんでないのかね??

だから、ほんと仕事に関しては人を選べなかったりするわけだから、いかに一人一人がルールに忠実に仕事をこなして行ってくれるかが大事。
ルールを守れない、覚えられない人と仕事をすることの難しさというのを、改めて思った日の備忘録。

つまりだ。
合わない人に関して察するなんて、無理難題ってこと。

これだ💡

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

ありがとうございます😊 小さくても沢山の幸せを届けられるように頑張ります!