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8/28 読了記録

アンのゆりかご
村岡恵理
新潮文庫


「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子の半生

「文学の才能を伸ばしたい」
という父親の意向で安中はな(後の村岡花子)は「給費生」として東洋英和女学校に入学

好きな本を読みながら勉学に励むうちに英語力を身につける

卒業後、紆余曲折を経て翻訳家として活動するようになった村岡花子は、一冊の本を託される

「アン・オブ・グリン・ゲイルズ」というタイトルのその本は、後に「赤毛のアン」として多くの人に親しまれる


村岡花子さんが、
「平和が訪れたら世に出す」
という信念のもと
「アン・オブ・グリン・ゲイルズ」
を守ってくれたから、素晴らしい名作を読めたのだと思うと頭が下がる思いです

本当にありがとうございます

「赤毛のアン」の他にも「クリスマスキャロル」「王子と乞食」「少女パレアナ」「スウ姉さん」「べにはこべ」といった作品も村岡さんの翻訳によるものと知りました

手掛けた作品もそうですが、交流がある人の名前にもビックリです

実り多い一冊でした

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