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帝王切開は中が痛い?いやいや中も外も色々痛ぇわ!(帝王切開3回目)

前回は長男、帝王切開2回目のお話をしました。

産後の経過は色々トラブルはあったものの1ヶ月検診で問題なしと言われその後も問題なく過ごせました(^^)

トラブルのあった2回目ですが実は最後になる末っ子、3回目の帝王切開が1番辛く壮絶だったのです。

帝王切開3回目

末っ子を妊娠した時、主人は単身赴任中でした。

私達の中では最後の出産なので、予定帝王切開ですが産まれてすぐの子を主人に抱っこさせてあげたかったのです。

予定帝王切開では基本的に38~39週で予定が組まれますが、私はそれが不安で仕方なかった

なぜなら

長女39週、次女38週、長男37週

とだんだん早まってたから。

先生に37週で予定できないですかね~?

と聞いても、なるべく長くお腹にいて欲しいから38週にしましょう。

と言って38週の予定から変更してもらえませんでした(^_^;)

主人は念の為と予定日の2日前から休みを取ってくれてました。

が。。。

私の予感的中!

37週の朝、鈍いお腹の痛みが始まったのです。

ちょうど夜勤だった主人。

昼間は連絡が取れるので、とりあえず病院に着いたらどうなったか連絡して!と。

まだ痛みに余裕の私は病院に連絡して1人で向かいました。

病院について診察してもらうと

「しっかり陣痛きちゃってるね~今から病棟あがって手術の準備しようか~」

と言われました。

どうしても出産に主人を間に合わせたかった私は

「あの~今から主人に帰ってきてもらうんで、それまで待てないですかね~?」

とダメ元で聞いたんです。

先生「どれくらいで着きます?」

私「すぐ新幹線乗ったとして。。。4時間くらいかな?」

先生「ん~無理だね 笑」

私「ですよね~ 泣」

主人に一応連絡して、間に合わないけど帰ってきてもらう事にしました。

主人は間に合わないけど今回は母がとんできてくれたので1人ぼっちの出産は避けれました(^^)

いよいよ手術開始

4人目の出産。

そして3回目の帝王切開!

いい加減慣れると思いますよね?

それが全くそんな事なくて、回数重ねる事に恐怖感が増すのです。

いつもの陣痛真っ最中での腰椎麻酔。

怖くて怖くてその時点で泣いてました。

麻酔が効いてきて手術が始まったのに、恐怖で震えるんです。

なぜか左足が立膝になってる感覚。

全身が硬直して恐怖なのか寒気なのか分からない震え。

全く止まらない涙に過呼吸。

なぜそんな事になったのか今でも分かりませんが、今までの中で1番長く恐怖を感じた出産でした。

産まれた赤ちゃんをゆっくり見る余裕も、抱っこする余裕もない私。

それでも「無事に産まれて良かった~」

という気持ちになってましたね(^^)

病室に戻って2時間くらい経った頃に主人も到着して赤ちゃんとご対面しました。

と、ここまでは(大体)いつもと変わらない経過ですがこの後に次々とトラブルが発生するのです。。。

産後トラブルその1

出産から24時間は寝たきりですが、24時間たてば管を外し少しづつ歩行の練習を始めます。

お腹の傷はそんなに痛みません。

後陣痛の方がやはり辛く感じます。

ですが出産から3日ほど経った頃、後陣痛のような痛みではなく傷の痛みでもなく、なにかが内蔵を刺すような痛みに襲われ始めたのです。

看護師さんに言っても痛み止めをくれるだけ。

でも痛み止めが効かない。

だんだん痛みが強くなり、体を少し動かしたり息をするだけでも激痛が走る!

冷や汗が出て、とてもじゃないけど授乳なんてできない。

赤ちゃんの抱っこもできない。

こんな痛みは初めてで、これは切った跡の痛みじゃないって事はすぐに分かりました。

夜まで耐えてたんですが、もぅ息もできないし痛みで涙が止まらない。

耐えきれず看護師さん呼びました。

その時対応してくれた看護師さん、すぐにレントゲン室に行きましょう!

と言って連れて行ってくれました。

結果は【癒着による腸閉塞】でした。

どうりで今まで感じたことのない痛みだと思った~

原因が分かり、そこからは絶食と投薬でなんとか痛みは治まったのです。

入院日数は2日ほど伸びましたが、何とか無事に退院する事になりました。

腸閉塞が治ったら、やはり傷口の痛みが気になります。

チクチクズキズキ。。。

退院に合わせ主人が休みを取り帰ってきてくれていました。

赤ちゃんと共に自宅へ戻り、子供達も喜んでこれから楽しい日々が始まる~と思っていたのに。。。

産後トラブルその2

自宅に戻って2日目。

翌日には主人も戻ります。

そんな日の朝、とてつもない頭痛に襲われました。

元々重度の偏頭痛持ちである私は、いつもの頭痛がまたきたか。。。

と思いながらも、薬を飲んでいいのか分からず病院に問合せをしたんです。

産後間もないので、とりあえず今から来れますか?

と聞かれ、主人もいたので赤ちゃんと共に病院へ向かいました。

病院に着いて血圧をはかると、なんと驚異の180超え!

【妊娠高血圧症候群】でした。

すぐに入院してください!

退院して2日目に緊急入院。

そのまま赤ちゃんと共に入院開始です。

頭痛薬をのみ、降圧剤と点滴でとにかく安静に過ごす日々。

赤ちゃんのお世話とトイレ以外動いてはいけません。

緊急入院から1週間くらい経った頃

血圧も少しは落ち着き、頭痛も治まってきました。

しかし採血をすると何故か炎症の数値が高いと。。。

主治医が傷口を確認して原因が判明しました。

産後トラブルその3

先生「あぁ~これが原因か~」

私「何かなってますか?」

先生「切ったとこが炎症起こして膿んじゃってるね~」

なるほど。

膿んでるから傷口も痛かったのね!(納得)

。。。で?

先生「ちょっと消毒しましょうね~♬」

と軽く、ほんとに軽く言いました。

ベッドに横になります。

お腹を出します。

その間に横では何やら準備が始まっているもよう。

先生、看護師さんに指示します。

「オペ室から持ってきて~」

自分が何をされるのか分からず少し不安になってきました。

私「先生?消毒ってどんな感じでするんですか?」

先生「一度縫った場所を切って中を消毒しますね(^^)」

縫った場所を切る!?中を消毒!?

私「それ。。。絶対痛いやつですよね?」

先生「そうね~痛いけど頑張ろうね~」

どれほどの痛みなのか想像もつかないので、とりあえず頑張ってみよう!

と思いお腹を出してその時を待ちました。

そして準備が整い、なぜか数人の看護師さんに押さえつけられます。

先生「じゃ始めますね~ちょっと痛いけど我慢してね~」


!!!!!!!!

ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!


わたし大人ですけど本気で泣き叫びました。

あんなに叫んだのは初めてかもしれません。

この【消毒】とは帝王切開で縫った所を3センチほどもう一度切り開きます。

手術から2週間くらいは経ってたので傷口もくっついてきてるのに、そこを切り開くんです。

そしてパカッと開いたところへ生理食塩水を勢いよく流し込みガーゼで膿んでるところをゴシゴシこするのです。

麻酔ナシでの開腹

はっきり言って、この世の終わりかと思う位の痛みです。

なぜ麻酔ナシなのか。。。

消毒が終わった時には魂が抜けたあとみたいに放心状態になっていた私へ先生から衝撃の一言!

「炎症が治まるまで毎日消毒しますね~♬」

炎症が治まるまで

毎日

この時の絶望感は生涯忘れることはないでしょう。

それから毎日、消毒の30分前に鎮痛剤をのんで先生がくる前に部屋から逃亡し捕えられ泣きながら耐えに耐えたのです。

5日ほどその拷問が続いたある日の事。

先生「採血の結果ね~まだ炎症の数値が下がってないのよ。でね傷口みたらこっちの方も膿んでるのね、また痛い思いさすのも心苦しいんだけど。。。こっちも消毒しとくね~」

私「。。。別の場所も切ると?」

先生「うん、ちょっと横の方ね」

私「嫌です!嫌イヤイヤイヤイヤイヤーーーー!絶対イヤ!」

先生「嫌よね~ごめんね~でも、このままだと酷くなるから頑張ろう?ね?」

私「嫌やぁ~(:_;)ほんまに嫌やぁ~(:_;)」

と言いながら部屋でずっと泣いてました。

その日からまた拷問が続いたのです。

拷問期間約10日。

その後なんとか炎症数値も下がり無事退院したのでした。

入院期間トータル約1ヶ月。

出産4回目、帝王切開3回目。

今までの事を振り返り思い出しても、この消毒より辛い事はありませんでした。

出産は十人十色で、しかも同じ人でも出産の度に違います。

そして出産は命がけです。

どんな出産になるかなんて、その時にならないとわかりません。

必要以上に怖がらなくていいと思いますが、知識として色んな情報を頭にいれておくのは大事かもしれませんね。

産後2年経った今は体重が戻らないというトラブルはありますが、傷口などの痛みはありません(^^)

一応順調です 笑


長々とお読みいただきありがとうございました(^^)

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