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岩盤浴で心も体もととのう

【ととのう】っていつしかの流行語大賞だっただろうか?覚えていないが、サウナ好きの間ではおなじみの言葉らしい。

私はサウナはそれほど好きではない。サウナ好きの人からしたら怒られそうだが、暑いし、ただ座っているだけで暇である(笑)。何かをやりたくなってしまう。

だが今回はサウナでなく岩盤浴で、恐らく【ととのった】体験をした。
岩盤浴など10年ぶりくらいに利用したが、思いの外良くてハマりそうである。

リラクゼーションを求めに

最近いろいろキテいる。イライラする日が多く、最悪なのが子どもに当たってしまう。子ども達が寝てから自己嫌悪の念に襲われるのは、毎度のこと(本当に当たりたいのは旦那なのだが、何せ朝から深夜まで不在なので当たり先がない、爆)。

思えばじわじわ復職のプレッシャーが襲ってきていて、地味に心身に来ているのかもしれない。来月は皆に恐れられている我が部のトップ(女)と面談がある。
私の復帰先や体制も発表される。

復帰に備えて底辺まで落ちた英語力を回復すべくジタバタしているし、会社の状況(今や浦島太郎状態)もキャッチアップせねばならない。
先日娘の保育園の面談もあり、ぼちぼち入園準備も始めなくてはならない。
また息子の小学校行事も色々あり、進級にあたって多々やることがある。今は私の仕事復帰に伴い、学童や習い事などのタイムスケジュールを見直している所。

はてさて、4月から私はやっていけるのか。

おまけに、数年前から探している家探しも全くゴールが見えず、近所のママなどに立派な戸建やマンションなどに招かれる度、いたたまれない気持ちになる、心の狭さだけはピカイチの私である。

話を聞くと、皆旦那さんが率先して物件を探したり、不動産と交渉したりしているらしく(こういうのは男性の方が得意そう)、100%私だけがセカセカ動いている我が家の状況を、憂わずにはいられない。

とまぁ、諸々悲観的に捉えてしまうのも、きっとPMS(ホルモン)のせい。

娘を出産してから、やたらホルモンに支配されている。生理前は最悪で、私ってこんな心狭かったっけ?!怒りっぽかったっけ?!と自分でも戸惑うほどだ。

そうでなくても最近はほんとに息つく暇もなかったなと思い、意を決して一人温泉スパ施設に出かけることにした。
子ども達は旦那に預けた。さて、癒しの旅の始まり始まり。

温泉より岩盤浴

家の近くに数年前にできた温泉施設。ここには多種多様な温泉と、岩盤浴、トレーニングジムや食事処がある。

温泉は勿論気持ちよかったのだが、意外に良かったのが岩盤浴
また来るとしたら、間違いなく私は岩盤浴に直行すると思う。

温泉は友達同士で来ている人も多く、賑やかだったのに対し、岩盤浴は会話禁止ということもあり、とても静かな空間。瞑想したり、頭を空っぽにするには絶好の空間である。
岩や石、岩塩の持つ神秘的なパワーがじわじわと体に入ってくるような感覚ーこれだけで心も体も元気になれそうな気がした。

パワーストーンなどの効果はあまり信じていない方なのだが、こういう所に来るとあながち嘘でもないのかもと思えてくる。

大量の汗をかき(あれほど汗をかくことも普段ないので、自分でも驚いた)、自分の中の悪いものが全部出ていった気がした。これぞデトックスである。

心も体も疲れていて、すっきりしない、静かにじんわりデトックスしたい方には岩盤浴を強くオススメしたい。

岩盤浴で思ったこと

岩盤浴でぼーっと横たわっている間、私にしては珍しく【何も考えずに】いられる時間を数分は持てた。
そして、率直な感想を言えば、じわじわと焼かれているサンマの気持ちが分かった(笑)。
という冗談は置いておき。

人間は皆人間なんだなと、びっくりするくらい当たり前のことを思った(結局何かを考えずにはいられない、爆)。
隣に横たわる人。向かいに横たわる人。老若男女。
皆この温度の中では汗をかく。汗をかけば喉が渇く。
温泉では女性達が皆裸だったけど、当然ながら体の作りは皆同じ。

どんなに偉大な人だって、遠い世界にいる、手の届かないような人だって、皆自分と同じ人間なのだ。
同じ体の機能を持っていて、同じように生まれて、同じように老いて、いずれ死ぬ。

最近色々と人と比べては落ち込んだり、自信を喪失することもあるが、所詮皆同じ人間なんだよなという、あまりに普通のことをふと思った。

できる/できないとかではなく、向き/不向きの違い。恵まれてる/恵まれてないではなく、タイミングと運と価値観の違い。
上も下も、優劣もない。だって皆ただの人間なんだもの。

こんなにニュートラルで達観した考えを持てるなんて(自画自賛)、岩のパワーは凄い!と感動した次第である。

今日はぐっすり深い眠りにつけそうである。
そしてなんだかんだいっても子ども達を見てくれる我が旦那に感謝するとする。





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