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娘の保育園デビューと、偉人達のスピーチに救われて・春

「何も言えなくて、夏」みたいなタイトルだが(古)、まさしくそんな今日この頃である。

本日娘が晴れて保育園デビューを果たした。娘がお腹に宿った時から、これまでの成長や、その間に息子も保育園を卒園し、小学生になって生活が変わったり、色々あったなと振り返ると感慨深いものがある。

娘の入園にまつわるエトセトラだったり、最近の私の心模様や、何気なく見た著名人らのスピーチに心震わせた件など、ごちゃまぜ感が凄いが、それも春♫ということで、お付き合いいただけたら嬉しい(意味不明)。

一人目あるある・二人目あるある、のようなもの

さて、感慨深くなるとは言いつつ、一人目と比べて信じられないほどの余裕をかましている私(良く言えば余裕がある、悪く言えば気が抜けている、笑)。これが二人目あるあると言うやつか。

息子の時は、「保育園とはどんな世界か」「親と長時間離れて、我が子はちゃんとやっていけるのか」「何かあったら保育園の先生はすぐ対応してくれるのか」「一日中泣いていたらどうしよう」などという、未知の世界に対する漠然とした不安や、初めての【親としての公共の場】みたいなものに、正式に親もデビューする感覚で、それはもう肩に力が入っていた。

慣らし保育中は、息子と毎日過ごしていた家に一人で帰ると寂しさのあまり泣いてしまうので(私が)、できるだけ外で過ごすようにしていたという、今では信じられない思い出がある。

今では全く感じない感情(爆)なのだが、未知の存在ゆえに、命をかけて、全神経・全パワーを使って育ててきた【一人目】って、特別な存在だったのだと改めて思う(周りでも「一人目あるある」だとは聞く)。

それから6年の歳月を経て、母親としての貫禄?図太さ?みたいなものも多少は備わった。慣らし保育の期間且つ、仕事に正式復帰するまでの数日は、きっと人生で一番自由な時間である。保育園に迎えに行くまでのわずかな時間を、温かいカフェラテと共にnoteを書いてゆったり過ごしている(至福)。

余談だが、母親として図太くなったのは気持ちだけではない。
逞しくなった二の腕に、ドンと構えたお尻に余裕タプタプのお腹・・・・アラフォーに片足突っ込みかけている身としては、これは許されざる、あるまじき事実である。本気で引き締めねばならないーと決意を固くしている次第である。

偉人たちのスピーチに救われる

さて、私はというとまもなく【職場復帰】という宣戦布告みたいなイベントが待ち受けている。
復職面談を経て、色々と自分の望まない方向に事が動いていることに心を掻き乱されているが、最近色々な人の経験談や名言などを聞いて、救われたり、勇気づけられたりしている。

例えばー

言わずと知れた、かのスティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式での神スピーチ(何度聞いても胸を打たれる)。

元キングコング(お笑い芸人)、現絵本作家・劇作家・映画監督?西野のスピーチ(熱量がすごい)。

サッカー元日本代表、現カンボジア代表監督兼実業家の本田選手のスピーチ(本田はやはりすごい・・・と同世代であることを勝手に誇らしく思う)。

偉大な人はやはり偉大なのだと改めて感じずにはいられない。
3人のスピーチの内容はそれぞれなのだが、共通していることがある。

それは皆【挫折やどん底を経験している】ことである。

しかもそのどん底ぶりたるや、私のような凡人にはなかなか想像し難いレベルのものである。

スピーチの内容は簡単にまとめると下記だ。
詳細はYouTubeなどですぐに出てくるので、ご興味のある方には是非動画で生の声を聞いていただきたい。心震えること必至である。

★ジョブズ(と馴れ馴れしく呼んでみる)

  • 今やっていることは、後になって点と点が繋がるように、役立つことがある。いつか何かに繋がることを信じるべし。(将来を見据えて意図的に繋げていくことはできない。10年後、20年後など後になって分かるもの。その時はわからない)。

  • 最悪の事態に見舞われても、信念を失わないこと。そのために本当に好きなものは何なのか、見つかるまで探し続けること。好きなことであれば前進し続けられる。

  • 死は人類の最大の発明であり、死を逃れた人は一人としていない。限られた時間を不本意な人生を過ごして無駄にしないでほしい。つまり、他人の考えに溺れず、自分の心に従って生きていくべし。

  • 自分が何をやりたいのか、自分の心は知っている。自分の心と直感に従う勇気を持つべし。その他のことは二の次。

★西野

  • うまくいかなかった過去をアップデートし、試行錯誤し、成功すれば、その失敗は必要だったと知ることができる。人生に失敗は存在しない。

  • 未来は変えられないが、過去は変えられる(アップデートすることで輝きを増す)。

  • 時計の針は11時台だけ長針と短針が重ならない。鐘が鳴る前は報われない時間があるということ。人生における11時台は誰にでもあるが、必ずまた重なるので、信じて挑戦し続けるべし。

  • 成功の反対は、失敗ではない。何も挑戦しないこと、である。


★本田

  • 賢さや常識が、自分の夢を持つことの足枷になってしまうことがある。知らない間に自分の欲望を抑えつけてないか、心の声に耳を傾け、対話すべし。

  • 環境にこだわれ。夢を叶えられない人、成果を出せない人は、環境にこだわっていない。こだわっていないその環境で、めちゃくちゃ頑張っている。

  • 目に入るもの、会う人、環境は大変重要。自分がもっと伸びる場所、自分の才能が活かされる場所があるはずで、それにこだわるべし。

  • 人はどうせ死ぬ。自分も含めみんないつか必ず死ぬので、やりたいようにやったらいい。息詰まった時はこの考えで気が楽になる。

成田さん

成田悠輔さんという方をご存知だろうか。
ご本人が望んでなさそうなので、あえて上記の【偉人たち】とは分けさせていただいた。

若きにしてイェール大学助教授など、、私からすれば成田さんも偉人中の偉人に違いないのだが、その独特な存在感とスタンスは単なる【偉人】と一括りに収められるものではない。

成田さんも、沢山の動画が上がっているのでご興味のある方は見ていただきたい。

成田さんのテンション・熱量低めの感じ(キンコン西野と正反対)は結構好きで、一般路線からは少し外れた斜めから物事を見ているのにズバリ的を射ている所がさすがだなと思う。

★成田さん

  • 成功者のストーリーは参考にならない。たまたま良い組織に巡り合った、たまたま身体的に恵まれた、など運が良かっただけのこと。

  • どんなに凄い人でも、人生というものはそんな大したものにはならない。

  • うまくいってるのか、いってないのか、よく分からない時間を長らく過ごすことになるだろうが、それが人生というもの。

  • 成功するかしないかは関係なく、誰もやったことがない、やることを勧めないことをあえてやってみようとする実験的な心をいかに持つかが重要。

  • 成功することが良いのでも、没落することが悪いのでもない。それらはただの事象である。

  • 戦後の渋沢栄一のように、「ニコニコしながら没落(ニコ没)しよう」と自らの成功を破壊できる人が本当に尊敬すべき人

  • 成功に安住するのではなく、それらを破壊することで、未来を変えることができる。

いろいろあるが死ぬ訳じゃない

数々の偉人たちのスピーチにひどく勇気づけられ、成田さんには肩の荷物を下ろされたような、そんな感覚。

何もチャレンジしない、というのは違うが、そんなに自分自身を悲観するものでもないかもしれないなと思えた。
むしろ、チャレンジしているからこそ挫折があり、失敗があるのだと再確認。

そしてやはり、色々な人の価値観や考えを知ることはとても有意義なことだなと思い知る。
こういう、心の引き出しを増やすというか、世界を少しだけ広げてあげるみたいな仕事ができたら素敵だよなーと、つくづく思う。

と、まぁ色々あるが、別に死ぬ訳じゃないし、と思いながら、成田さんのように淡々と生きたいと思う今日この頃である。

明日は慣らし保育二日目。まだまだ短時間だが、初日よりはゆっくりできそうである。

点と点ー
心の声
環境にこだわる
どうせ死ぬ
失敗など存在しない
成功が良い訳でも没落が悪い訳でもない
ただの運
ニコ没ー

自分と対話しながら、これからのことを考えたいと思う。





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