【歌詞】『ティエドリウム』
君の長い睫毛に寝癖
そのくらい ふたり 眠っていたんだね
このままベッドの上で溶けて
ひとつになれたらなんて思っているよ
長生きはしたくない そのくせ死ぬのは怖くて
冷房のタイマーが切れて
生温い風が吹いた
夜に縋ってみても 朝を憎んでみても
君と一緒に居られる
未来はどうやらゼロに等しい
確率を上げるラッキーアイテムが
この世にあるならば
幾らかかっても買い尽くして
君に全部あげよう
白い壁も薄いカーテンも
好きになどなれやしない空間でも
このまま蛍光灯が切れて
暗闇の中でならば息ができるね
掬われない金魚 どうせ死んでしまうから
空っぽの水槽で泳ぐ
生温い夢を見てた
夜を抱き締めても 朝を壊してみても
君をつかまえておけず
この手をどうやら擦り抜けていく
さよならを消せるマクガフィンが
どこかに落ちていたら
幾ら小さくても拾い集めて
願ってしまうだろう
得体の知れない雲が ワンルームに影を落とす
怖くて君を揺すってみたけど
起きやしないな
夜に縋ってみても 朝を憎んでみても
君と一緒に居られる
未来はどうやらゼロに等しい
確率を上げるラッキーアイテムが
この世にあるならば
幾らかかっても買い尽くして
君に全部あげよう
僕は欲しくないから
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