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アラフォー独身男性のライバルは再婚男性で強敵だ!戦略なき婚活で不毛に終わるな・・・離婚再婚を繰り返す「時間差一夫多妻制」の大国となった日本社会の実態は生涯未婚の男性の急増だ!

男女の生涯未婚率10%の差の謎

男女で未婚率が異なるのは、
当然分母となる未婚人口が男の方が多いからである。

なぜ、男の方が多いかというと、男女の出生性比の違いによる。
これは日本に限らず、全世界的にそうなのだが、
出生性比は必ず男児の方が5%程度多い。

時代によってもそれは変わらない。
少なくとも統計が残る1899年からの長期推移を見ても、
大体女児100に対して男児105である。

これは、男児の方が女児に比べて病気などによって死亡しやすく、
そのため多く産まれるようになっていると言われるが、
医療の発達によってほぼ乳幼児段階での死亡が極少なくなった今、
多く産まれた男児が成人してそのまま男が多い状態となった。
しかし、それだけなら最大5%の違いのはずである。

離婚再婚を繰り返すバツあり男たち

出生性比以外にも要因がある。それが男の再婚数である。

婚姻数全体は激減しているのは周知の事実で、
婚姻数が一番多かった1972年(年間約110万組)と比べると
2018年は約60万組と半減した。

その一方、再婚数だけは逆に同期間比で1.3倍に増えている
再婚が増えたのは、そもそも離婚数自体が増えたからなのだが、
再婚数が増えると、未婚男たちがそのあおりを受けるのだ。

それはなぜか?
再婚の組み合わせは
「再婚同士」
「再婚夫×初婚妻」
「再婚妻×初婚夫」の3種類に分けられる。

組み合わせ別の再婚比率を時系列でみると、
1980年代からほぼ変わっておらず、
「再婚同士」と「再婚夫×初婚妻」の
組み合わせがほぼ同数で推移している。

2019年の実績でいえば、
「再婚同士」37%、
「再婚夫×初婚妻」37%、
「初婚夫×再婚妻」26%である。

つまり、「再婚妻×初婚夫」の組み合わせだけが少ない
「再婚妻×初婚夫」に対して
「初婚夫×再婚妻」は常に1.4倍近く差がある。

要するに、
離婚したバツあり男は未婚女性と再婚する割合が高い
ということだ。

そうすると、未婚女性の絶対数だけが減ることになる。

時間差一夫多妻制という現実

冷静に考えれば、複数回も離婚する男というのは、
そもそも結婚生活に向いていないんじゃないかとも思うのだが、
不思議と婚活の現場では、バツあり男は頼りがいがあってモテる
という話も聞く。

そうした複数回結婚するバツあり男に押し出され、
一度も結婚できない生涯未婚の男が増えることになるのだ。

これを「時間差一夫多妻」と呼んでいる。
具体的に、「時間差一夫多妻制」を体現している例は、
声優の山寺宏一氏だ。
3回目の結婚で31歳差婚を実現している。

タレントの石田純一も再婚3回である。
さらに上をいく再婚4回でいえば、
お笑い芸人木村祐一氏、歌手の玉置浩二氏、俳優の六角精児氏などがいる。

40年間の長期統計からみる影響度

人口動態調査に基づき、
1980年から2019年までの40年間の累計で
「時間差一夫多妻」の規模を見てみることにする。

婚姻数は約2890万組、
離婚数は約855万組で、
離婚した夫婦のうち613万組が再婚(夫婦いずれかが再婚含む)夫婦である。

単純計算すると離婚者の72%が再婚していることになる。

再婚の内訳をみると、
再婚同士が約221万組、
再婚夫と初婚妻が約224万組、
初婚夫と再婚妻は約169万組となる。

40年間を通じて、
バツあり男と224万人の初婚女性が結婚したという計算になる。
もちろん、再婚妻と結婚する初婚夫も169万人いるわけなので
差し引き54万4千人となる。年間あたりにすると1万3600人となる。

たいした数字ではないと思うかもしれないが、
既に年間初婚女性数が38万人になっている中で、
その割合は3.6%になる。

出生性比で5%、
時間差一夫多妻により3.6%、
合計8.6%も影響値
があれば
未婚男女で生涯未婚が10%ほど乖離するのは、数字の辻褄が合う話だ。

最新の2020年国勢調査で年齢別離婚者人口を見ると、
一目瞭然である。
離婚者は基本的に男女同数であるはずなのに、
どの年代も現在離別独身として存在するのは女性の方が多い、
これは、女性より男性が再婚している割合が多いことを示している。

結婚したい未婚男のライバルは再婚男

そもそも再婚自体、同時に複数の妻を持つ重婚ではないので、
法的にも道義的にも何ら問題はない。

しかし、バツあり男と初婚女性が次々と結婚すると、
割を食うのは未婚男性
ということになる。

再婚年齢の最盛期は35-39歳である。
晩婚化が進めば進むほど、
結婚したい30代の未婚男性にとっては、
同年代のバツあり男が強力なライバルとして立ちはだかる
ことになる。

ほしいものを何度でも手に入れては、
取り替える強者がいる一方で、
手に入れることが一生叶わない弱者が必ず生まれる。

社会的お膳立てシステムが失われた現代、
自由恋愛・自由結婚とは、
一部の強者だけに許された特権となり、
結婚の不可能化と同義となった。


戦略なきアラフォー未婚男性は生涯独身者

背景は・・・
・恋愛結婚の土俵は30年前に崩壊している
・再婚男性はモテる
・女性の再婚は50歳を超えてから
つまりアラフォー未婚男性の成婚率は絶望的に低い
という結果が上掲のデータから読み取れる

簡潔な解説は・・・

<再婚男性はモテる>

人口動態調査に基づき、
1980年から2019年までの40年間の累計で
婚姻数は約2890万組、
離婚数は約855万組で、
離婚した夫婦のうち613万組が再婚(夫婦いずれかが再婚含む)夫婦である。
単純計算すると離婚者の72%が再婚していることになる。

再婚の内訳をみると、
再婚同士が約221万組、
再婚夫と初婚妻が約224万組、
初婚夫と再婚妻は約169万組となる。

40年間を通じて、
バツあり男と224万人の初婚女性が結婚したという計算になる。
もちろん、再婚妻と結婚する初婚夫も169万人いるわけなので
差し引き54万4千人となる。

離婚者の72%が再婚していることから見ると
結婚経験者の方が「結婚」へのハードルが低いとなる

では、なぜ、再婚男性数が圧倒的に再婚女性数を上回るのか?
・離婚女性の多くが子供を養育している
・子供が成人独立するまで恋愛とか結婚を避ける傾向が強い

さらに
・離婚女性は離婚男性に異常を警戒心を示すが
・未婚女性は離婚男性の優しさや包容力に多大な魅力を感じる

<女性の再婚は50歳を超えてから>

アラフォーの未婚男性はオーバーフィフの離婚女性を
狙わない限り、絶対的なライバルは離婚男性となり
恋愛経験や人生経験をベースとした競争では勝ち目がない
しかも社会的な地位とか財政力に富む男性は
すでに結婚に興味がないケースが多く
その他の未婚独身男性は絶望的な状況に置かれている

寺婚サロンはアラフォー未婚独身男性の
個別で具体的な婚活戦略を構築します
ご遠慮なくご相談ください




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