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その刺繡、薔薇ですか?さくらんぼですか?

【刺繍その1】
編みものその3としてマフラーを編み始めてはみたものの、どうにもこうにも気に入らない。
まっすぐ編むだけだからと、好きな模様で好きな感じに編もうとしたのがいけなかったに違いない。
メルカリで毛糸を買ったので、毛糸ありきだったのもいけなかったのかもしれない。
黒の毛糸で、老眼には編み目が見えづらかったせいもある。
とにかくくじけた。うう…。

気分転換に、めがねケースを作ることにした。

参考にしたのは下記サイトです。
■簡単めがねケースの作り方【片口めがねケース】サングラスケース

簡単という言葉に弱い。
でも、編みものや洋裁など手芸は簡単にできるものはそれなりだと思っている。(このサイトがそれなりという意味ではありません)
こと手芸に関しては、手間をかけたものは美しい。
手間をかけることをいとわない人が手芸をやるのだとも思う。
私は基本が「まあいいか」「適当にやっちゃえ」なので、手芸向きではない。だけど作るのは好き。
おまけに「手間をかけずにステキなものを作りたい」という都合のいい女。

どうせなら、ちょっと刺繍でもしようかな。
と手持ちの刺繍本を見たら、できそうなものがあった。
この「できそうなもの」が、私だ。
やりたいものより、できそうなもの。
弱いね。逃げてる。もっと攻めんかい。
いえ、神様、そこまでは求めないでください。刺繍レベルまだ低いので。

あわせて私の性格の長所でも短所でもあるのが「思い立ったが吉日」。
思ったら、すぐやりたい。待てない。せっかちなのだ。
材料がなかったら代わりのもの考える。またはなしにする。
その結果、うまくいくこともあれば、もっとちゃんとそろえてやればよかったと思うこともしばしがある。
ギャンブルは好きじゃないけど、性格はギャンブラー。
今回はせっかちが吉とでるか凶とでるか。

【材料】
好きな布(19cm×20cm 表・裏)
接着芯
刺繍糸
『刺しゅうでお直し/藤本裕美』産業編集センター

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作り方はあらためて書くほどもない簡単な工程。
布を指定の大きさに裁つ

表布に接着芯を貼る

刺繍をする
※もしかしたら接着芯を貼る前に刺繍をしたほうがよかったのか?
でも貼ってしまったので、もう遅い。

縫う

以上

編みものに比べると、早い。
刺繍がなければあっという間にできる。
と書いたけど、これは私が普段洋裁や手芸を多少なりともやっているからだ。まったくの初心者だと、家に端切れはないし、接着芯ってなに?って思うだろう。刺繍糸も刺繍針も刺繍枠もないと思う。
そもそもミシンがないかもしれない。
編みものや刺繍など手芸をやるには、毛糸や布といった主役はもちろん、針、まち針、糸(布に合わせた色)、刺繍糸、裁ちばさみ、チャコペン、チャコペーパー、刺繍の図案を写すのに使う和紙のトレッシングペーパーなど脇役が必要だ。主役だけではできない。脇役があってこそ完成する。

※接着芯:樹脂が吹き付けてある布で、アイロンで布に貼り、布に張りを持たせたり、型くずれを防いだりする役割がある。私はユザワヤのセールで買った不織布の接着芯を使っています。(そんなに使わないのでいつまでたってもなくならない。)


今回の主役は刺繍だ。

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編みもの同様、刺繍も独学で、わからない時は刺繍の本の最後に載っている「この本で使っているステッチ」を見る。編み方と違って、見れば私でもおおよそわかる。
問題は、図案をきちんと写せるか、ひと針ひと針いかにていねいに刺せるかだ。
それとよく見える目。
老眼鏡じゃ足りないよー。
もっと拡大して見たい!
もっともっと!
刺繍のときは、ハズキルーペがほしくなる。

簡単な割にはステキにできた!
このサイト、素晴らしい!わかりやすかったし、ほんとに簡単だった。
縫い目が曲がっていたり、二重になっているところは私には見えていない。
赤い布に赤い薔薇の刺繍。
本を見なければ思いつかない色の組み合わせ。
よくぞ赤い布があったよね。
サイトではキルトを入れて厚みを増しているけど、ないので入れなかった。キルトはなくても、接着芯を貼ったから意外としっかりしている。
またまた自画自賛!

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写真を撮って娘に送った。
娘「可愛いー」
私「でしょ。でも刺繍が薔薇ぽくできなかった」
娘「あっ、薔薇なの? さくらんぼかと思ってた」

がーん。
薔薇です、薔薇。
薔薇を逆にしてるおしゃれな図案なのよ。
さくらんぼって……。
まあ、いいか。
薔薇もさくらんぼも同じバラ科だからね。

言うまでもありませんが、左が本の薔薇。右が私の薔薇。
実物大で写したはずなのに、大きさも花びらも茎の長さも違うー。
why?

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