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ゲームレビュー:『ENDER LILIES Quietus of the Knights』~疑似ダークツーリズムとしてのメトロイドヴァニアゲーム

レビューにあたっての基本情報

ハード:PS4ダウンロード版
プレイ時間:約36時間でA~Cエンドクリア
攻略情報の使用:終盤、進行がわからない箇所/Cエンドに必要な石板入出やコンプリートのための一部わからない箇所は攻略サイト参照。

類似ゲーム歴:『悪魔城ドラキュラXX 月下の夜想曲』『BLOODSTAINED Ritual of the Night』

トロフィー:LV100が達成条件のトロフィーのみ未取得(取得前にA~Cエンドクリアを達成したため。→その後、アプデによりチャレンジ要素が増えたので、その分も未取得。)

備考:もともと『悪魔城ドラキュラXX 月下の夜想曲』のファンであり、アプリ版になってから再購入もしました。

昨年、その作品のオマージュ要素の強いメトロイドヴァニアゲーム『BLOODSTAINED RotN』をプレイしてとても面白かったため、同じジャンルで評判が良く、ビジュアルも好みだったこの作品も購入しました。

価格が3000円を切っているというのも、購入の動機としては大きかったです。安い。

01、02、04の視点は、このゲームについて既出している他のレビューで言われていることと、あまり大差ないと思われます。(それはそれとして、1プレイヤーとしての手応え・実感を素直に書きました。)

どちらかというと、主にヴィジュアル(グラフィック)やBGMについて書いているレビューです。

レビューはネタバレありです。プレイ中に撮ったスクショも載せています。

01.もの悲しくも美しい世界観

まず、特筆すべきはそのグラフィックの美しさとBGMです。

探索するステージは、中世ヨーロッパ的な農村や城、教会、砦に加えて、地下墓地や地下牢、果ては動植物の内臓や細胞のような、あるいは『風の谷のナウシカ』に登場する「腐海」を連想するような場所もあり、ファンタジー性/創作性の強いものも加えられています。

また、それらを構成している建築物や植物といった背景はほとんどが朽ち果てており、退廃的な美しさを醸し出しています。「『ダークソウル』シリーズに通じる世界観」と書かれたレビュー記事などを読みましたが、確かに的をえていると思います。

さらに、物語には「雨が降り続いている」という設定があるため、必然的に雨や水の流れ、溜まり、水面、水中(その延長に雨の激しさや雪)といった雨(水)に関わる表現が豊かになされています。時には効果音が添えられ、時には静寂が対比となりつつ、ゲーム中は細かな描写が続きます。


02.シンプルかつ次第に解き明かされていく謎と物語

主人公の少女は、プレイスタート時点での状況や、身の回りで起こっていることのいきさつを知らずに探索をはじめることになります。

それらの謎や未知は、道中で発見することができるTIPS(メモや日記のような記録)を集めたり、敵対する穢者(けもの)を浄化することで、穢者となる以前の、あるいは穢者と化していく過程での記憶を、一部垣間見ることができ、謎の解明へと至ってゆくことになります。

したがって、ステージ攻略やボス撃破などと併せて物語も補完されていくことなっています。攻略の進行と物語の解明が平行していくことで、プレイヤー視点と主人公の視点はよりシンクロし、共感や没入感が高まっていくゲームです。

03.ほどよいホラー、ミステリー、鬱展開とその先

このゲームでの描写・物語は、基本的に悲劇的な要素が多く、中には、ホラー・ミステリー・鬱展開と感じられる部分も少なくないです。

しかし、直接的な殺戮シーンがあったり、グロテスクな描写を多く設けているというわけではなく、不吉な暗示も含めて、むしろプレイヤーの想像力で補完されるように、ほどよい程度で留められています。

その意味では、2D横スクロールメインの3D探索アクションゲームである【LITTLE NIGHTMARE】【INSIDE】といった作品にも、近い感覚をおぼえられると言えるでしょう。

(これらの2作品は、どちらかというと探索やパズルアクションが主であるため、【ENDER LILIES】のようなバトル要素は(ほぼ)ない。しかし、その世界観の深さや謎が解き明かされていく感覚には、近しい部分がある。)

04.進捗に併せた操作性(難易度)と自由度の拡大、「やりきれる」ゲーム

メトロイドヴァニア、あるいは類似の横スクロール探索・アクションゲームが未経験のプレイヤーであれば、難しく感じるかもしれません。

理由として、特に被ダメージが大きく、ザコ的の攻撃でも5回ほどでやられるため、いわゆる「死にゲー」であるとも言えます。(任意のタイミングで回復ができる前提から、ダメージ割合が設定されている。)

ただし、リスタートは直前に訪れたセーブポイントからではあるものの、取得した経験値やアイテム、探索(ルート解放など)は失効しないため、トライ&エラーを繰り返すストレスは、少なめになるような設定です。

操作コマンドも進捗と併せて増えていくので、徐々に難易度が高くなっていきます(アイテムの選択肢や攻撃方法も拡大していくため、そこにやり込み要素も出てきます)。

とはいえ、最初から選択肢が無数にあるわけでなく、また、その広がりも程よいものであると思うので、楽しさややりがいをキープしつつ、ストレス、退屈、マンネリ、飽きるといった要素をコントロールした絶妙なゲームバランスであると考えます。

探索ルートも同様で、プレイヤーが任意に選べる部分もありますが、ある程度は道筋が想像できると言えます。行先が全くわからなくなってしまうことは、ほとんどないと言えるでしょう。

敢えて特記すれば、レベル上げによる恩恵より、プレイヤーの成長(操作慣れ、敵からの攻撃パターンの学習)の方が攻略に大きく貢献すると思われます。

メトロイドヴァニアゲームでは、RPGのようなレベルアップやステータス変化、特技、装備の交換、アイテムの使用による攻略も大きな要素ですが、この点でも、「やりきれる」ような設計に留めてあります。

初心者であっても、「複雑」「難し過ぎる」とはならないようにしてあると感じました。

道中のザコ敵にせよ、ボス戦にせよ、「きっと、やりきれる」ハードル設定にしてあるので、諦めずにトライして強くなっていってほしいです。"オール・ユー・ニード・イズ・キル"です!

大袈裟に言えば、その苦労と比例して主人公やこの物語の世界観とシンクロしていけるとさえ言えます。攻略を進め、クリアに至れば、それまでの道中にも、感慨そして達成感が備わるということが、きっとわかると思います。

05.『疑似ダークツーリズム』としてのメトロイドヴァニア

プレイヤーはいわば『疑似ダークツーリズム』とでも言えるような視点で物語へ参加することなっており、【ENDER LILIES】の世界で起こってしまった過去を追体験し、起こっている現実に直面していくことになります。

仲間になっていく穢者にも、多くはない情報ながらエピソードがあり、かつて人間であった時の無念を引き継ぎながら進んでいくのです。

例えば、「地下教会」ステージでは、ヨーロッパ的な教会建築や、その部分的な空間描写に加えて、キノコと思われる巨大な植物と共に、木々や桜や藤のような植栽に彩られています。

また、滝のように流れ落ちる水や湖のように湛えれた水面や水中の描写と合わさり、水族館や、海中のサンゴ礁を眺めているようでもあります。極めてファンタジックかつ妖艶な美しさです。

(水中に沈んだ教会の全体像ははっきりしないが、円柱が各所に見られることから、ギリシャの「パルテノン神殿」や、「ピサ大聖堂」などのロマネスク建築がモチーフとして考えられる。ドーム状の屋根からは、例えば「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」といった典型的/有名な教会・神殿をモチーフにしていると考えられるが、むしろ、これらの部分的なイメージがコラージュされているのだろう。)

(ギリシャの「パルテノン神殿」、イタリアの「ピサ大聖堂」、地域や年代、機能など違いはあるものの、その特徴からは、教会建築への大きなイメージが作られている。)

(凸状のクーポラ(円蓋)が象徴的なシルエットのサンタ・マリア大聖堂。地下教会ステージの遠景に見られる建築のシルエットからは、このような参照が考えられる。)

(尖頭アーチや交差リブヴォールトのような作りが見られることや、他ステージではステンドグラス、バラ窓などが各所に見られる。【ENDER LILIES】の世界観では、むしろゴシック建築を中心に参照して、空間のイメージを広げているのかもしれない。)

(シンボリックな巨大キノコ、やや蛍光色を帯びた妖艶な色彩感。)

(水中と地上空間が同時に存在しているような描写。水面の反射も美しい。)

(まるで水族館やサンゴ礁のような視覚体験。)

(上下の階層を繋ぐエレベーターの意匠はファンタジックあるいはメルヘンチックな装い。)

この地下教会でのBOSSを撃破して浄化を行うと、水中に沈んでしまった経緯、そして沈みゆく教会を守ろうとした魔女の記憶に触れることとなります。

それは、物語/テキストとしてのみ語られる/読み上げられるという受動的ものではなく、主人公を介して、道中の探索やバトルを体験した上で主体的に、具体的に感じ取ることができる物語です。【ENDER LILIES】の世界観は疑似的な観光のように補完されていくのだとも言えます。

例えば「カタコンベ」ステージでは、大量の人骨に空間が埋め尽くされています。

現実の世界においても、実際に「カタコンベ」と呼ばれている場所がヨーロッパを中心に存在しており、それらの一部は観光地として訪れることができます。しかし、基本的には洞窟、墓地あるいは納骨堂であり、ビジュアルを楽しむ主旨では公開されていません(もちろん、実際に訪れる人/観光客が持つ視点は自由ですが)。

(現実にある歴史的な観光地のイメージも参照されつつ、ゲームならではの描かれ方がなされている。)

(蝋燭の暖色が照らす仄暗い石の空間。)

(奥手に見える祭壇?や像、小物など、細やかに描かれている。)

(圧倒的な人骨の量。そんなにかwww)

現実世界のカタコンベを遥かに上回る人骨の量、十字架や祭壇といった装飾品の数々、そして一部の大空間!

このステージを介すことで、朽ち果てた村にある家屋や、塔や城の中で倒れている兵士たち、そして道中で倒してきた穢者たちが、いかに被害を被り、その末路が悲劇であったのかを想像するトリガーとなるように思います。(カタコンベというステージは、大きな世界観の可視化装置としても機能している。)

【ENDER LILIES】自体は、大作RPGのようにたくさんの登場人物がいるわけでも、モブキャラ(中ボスや、発見する白巫女、残滓を入手する際に浄化する穢者)を含めても多くの会話がなされるわけでもありません。

むしろ、会話らしい会話の描写はほぼないゲームです。(黒騎士さんがめちゃ頑張って代弁してくれます。)

しかし起こった悲劇と、可視化された死者や霊的な存在(黒騎士や穢者、あるいはTIPSさえも含む)から少ない言葉を受け取りつつ、それらを自分の知識や糧にし、最終的には「自分ごと」「自分の一部」として進んでいくことにリアリティが出てくるのは、大量に積まれた人骨のビジュアルとその空間を体験することも、ひとつのきっかけや動機として大きいはずです。

(「崖の村」ステージの荒廃した家屋。残された家具から、かつてそこに住んだ人の営みが想像される。)

(「果ての王城」ステージ。穢者化した多数の兵士たちの亡骸が見られる。)

(「地下牢」ステージ。ギロチンや拷問器具と思われるものが残置されている。直接的に人の死体が描かれておらずとも、「カタコンベ」を介してここを訪れるという構成はとても効果的。)

「カタコンベ」での疑似観光を介すことで、空間描写や、エピソードとそのリアリティが、相互に、より補強されるとも言えます。

さらに、ステージ終盤では、穢者の形状が人外の化け物じみたものが多くなっていき、日常的な空間に存在する家屋や家具類にあたるものがほとんど見られない、異世界、地獄のような場所へと踏み込んでいくことになります。

物語の核心は、人の目にさらされない、はるか地中深くにあるのです。

かつては人のいた空間から、人のいない(本来いるべきでない)領域へと移動していく経過においても、地下空間に大量に残置された人骨の空間が一つの境界であり、人/穢者といった存在の越境をも、空間的に示唆しているといえるでしょう。(越境のためには、主人公自身が攻略を進めている必要があり、主人公の穢れは一定以上溜まっているはず。)

(終盤では、まさに異界や地獄のような非日常的な空間が続く。攻略に必要な操作感の違いもあり、色彩感やシルエットのコントラストもまさに「果て」や「深淵」と呼ぶべき世界観。)

ただし、その地獄のような終盤のビジュアルの中で、セーブポイントなど一部の空間はむしろかなり美しく描かれています。

人外未知の領域であるからこそ、非現実的な美しさも同居している(端的に、白巫女の浄化の力と白巫女の存在自体を示唆しているのではないか)とさえ、考えられる見せ方です。

(終盤のステージでは、グロテスク/怖い印象の空間が続く一方で、セーブポイントや一部の空間は非常に美しく、幻想的。)

後述するBGMについてもそうですが、ステージ毎の特徴を際立たせつつ、それぞれの対比や、1ステージ内でも、ある場所の特徴(空間の広さやギミック)と、同ステージにおける一貫性をバランス良く演出しており、悲劇的な擬似体験でありながら、ダイナミックで変化に富んだ空間の記憶としても残るようにも作られています。

これらの点からも、【ENDER LILIES】の世界は、ゲームならではのイメージの拡張がなされており、現実世界のようなスケール感、重力など物理的な制約を伴わない(制限がない)からこそ体験できる疑似観光(地)であるとも捉えられます。

建築的・空間的な要素やそのイメージ、そして悲劇的な物語が、探索やバトル、BGMといった要素とも組み合わされ、さながら非日常への『疑似ダークツーリズム』とさえ表現できる体験をさせてくれます。

06.ゲームミュージックの傑作。BGMが神。

とても優れたBGM/ゲームミュージックです。

近年のゲームミュージックは、ハードのスペックが上がっていることや、ゲームミュージック自体の認知度/地位の向上、現代の音楽環境自体が作曲ツールの多様化や教育の充実がなされていること、などなどから、基本的には、年々質が上がっていると思われます。

しかしその一方で、コード主体で音数が多く、派手なBGMが多くなる傾向を感じています。

機能的には優れているけど、ゲームをやっている最中しか印象に残らないものが多いのかなと。

そのような、個人的な見解(偏見)があった上でも、Binary Haze Interactive&Mili(Yamato Kasai)のBGMは素晴らしかった。

筆者はこのゲームでクレジットされているミュージシャンの作品を初めて聞きましたが、下記のような視点から優れていると感じています。

▪️音数や音圧で気を引くのではなく、ピアノソロのような、音色や音数がシンプルなものも積極的に採用している。

▪️ゲームミュージックは、ゲームの進行やシーンに添えるものであることから、長くて3分程度の曲をループするものが多い中で(おそらく1、2分程度のものが多い)、末広がりで音数/密度感が充実していくようなアンサンブルの曲も作っていること。

▪️クラシカル(古典的)な様式の美しさや、楽器/音色の採用、過去の大作曲家的な世界観もあるように思う。

▪️さらには、多くの人が初めて聞くと「不快」に感じるノイズの要素を取り入れ、エレクトロ/現代的な手法のものまで、多様性のある音楽を添えているところ。

上記のように感じた曲毎や部分的な特徴に加えて、ステージ毎、あるいは物語の進捗、あるいは全体の世界観とのシンクロもなされ、まさにゲームミュージック然とした完成度がとても高い作品であると思いました。

そして、ゲームプレイ中だけでなくサントラでも愛聴していますし、ゲームをしていない時でもメロディーなどの部分が頭に浮かんできます。

ゲームから独立した音楽としても豊かです。

(テーマソングである『Main Theme』をはじめ、ピアノ伴奏の楽曲が多く採用されており、ほとんどピアノソロ主体の曲も。)

(『Witch's Breath』は、ピアノやチェンバロを思わせる音色が採用された3拍子のワルツ曲。愛らしさもあり、筆者はチャイコフスキーのバレエ音楽のようにも感じた。)

(チェンバロとその演奏を紹介した動画。演奏は2:00~。)

(P.チャイコフスキーの『金平糖の精の踊り』は3拍子ではなく2拍子の曲ではあるが、ファンタジック/ミステリアス/異国的な世界観と愛らしさが同居している。そして同作曲家によるピアノのために書かれたワルツの演奏動画。)

(『North』は、ピアノソロから音数少なく、とても静かに始まる。徐々に弦の音が加えられていき、最終的には、密度・高揚感のあるアンサンブルに発展。基本的には短い曲のループが多いゲームミュージックとしての機能性は確保しつつ、末広がりの展開を持たせている。中盤の山場である「二の塔」ステージの緊張感や雪景色とも見事な相性。)

(『Compaunding』は、ステージ終盤の「禁じられた領域」で使用されており、いかにもシンセの電子音が支配する中を、骨の軋みのような、あるいは得体が知れない動物の鳴き声のような、おそらくは多くの人にとって不快な印象のノイズが続く。そこに、鈴やトライアングル、木琴といった楽器やパーカッション系の音が別のスケール感、立体感で散りばめられながら、トータルでは美しく鳴らされている。エレクトロと生楽器的な音色も好対照。)

(『Compaunding』に限らず、作られた曲が生楽器で録られているのか、シンセで作られているのかは判断しかるが、例えば、この参照した動画ような楽器や、そのイメージでシンセで作ったトラックを多重録音していると思われる。)

(『If You Gaze Long into an Abyss』は、地響き、あるいは機械の駆動音のような低音が鳴り続く背景に、突然、息を飲むかのような呼吸音がとても印象的。一般的な気持ちのいい音楽の流れにはない、BGMというよりまるで効果音のような演出的なもの。ど終盤にこれを持ってくるとこも攻めてるし、かなり上手い。)

(これはオリジナルとは違った視点ですが、使われ方が面白いと思ったので。おそらく「地下牢」のBOSSで使用されている『The Sun -Intro』のごく一部を、全く別ゲーの当たり判定検証の動画にコラージュして使われているのですが、ホラー的な演出。)

Mili(Yamato Kasai)は、ENER LILIES以外でも担当している作品があるので、是非。

07.終わりに(総評と筆者が期待していること)

メトロイドヴァニアゲームとして質の高い作品をプレイできてとても満足しています。

【BLOODSTAINED RotN】と同様に、ハードがPS4、あるいはPS5に移行しつつある時代であっても、2Dや横スクロールを主とした表現には、固有の良さ・価値があり、需要と供給がある程度は現実的であることも嬉しいなと。

また、【BLOODSTAINED RotN】は、【悪魔城ドラキュラXX 月下の夜想曲】からのオマージュ/二次創作として要素が強い作品でしたが、【ENDER LILIES】はそれらも含めた過去の類似・同ジャンル作品から影響を受けつつも、新しい表現や、クリエイター側からの作家性/オリジナリティを強く感じられたところが特にアツい作品でした。

そして、時期尚早な考えではありますが、筆者は「2」の存在を期待しています!もし実現したら絶対買います!

現状として、筆者が購入したPS4版発売後にも、ある程度話題となった印象がありましたし、その証拠(?)として、2021年8月16日に行われたアップデート(Steam版のみ、他ハードについても順次予定)で追加コンテンツが加えられています。

本編攻略とは別に、ボス対戦モードや、ボス浄化時のエピソードのアーカイブス、本編攻略にさらに高いハードルを課す上級者向けの「縛り」の要素が加えられたようです。

(現在ではPS4版でもプレイ開始直後から、「チャレンジ」で仕様を設定することが可能。上級者向けの機能だが、やりこみ要素も充実した。)

(ムービーシーンのアーカイブスやボスとの再戦・連戦も可能に。これらはクリア後の「やりこみ」やコレクション的な追加要素ではあるものの、アプデがなされること自体が、ある程度の実績が得られた成果であるはず。)

(このローンチトレーラーの公開日はPS4・PS5版がリリースされた「2021年7月21日」。最新ハードであるPS5に実装されていることからも、「今後」に対する期待を持つことは現実的。)

(メトロイドヴァニアゲームの一例として参照した【BLOODSTAINED RotN】について、筆者の購入時では、既に何度かのアプデが行われており、修正などが多数行われていました。今時のゲームは仕様が「経年変化していく」ところも面白い。)

【ENDER LILIES】に関する評判について、色々と詳しくわかってるわけではありませんが、筆者が購入後これまで見ることができた経過などから、おそらく良い成果があげられ、評価も受けられているではと思います。

「2」、現段階では勝手な期待でありますが、もし実現するのであれば前評判とか無視して買うわ~!

〈備考・参考〉
◆記事トップのイメージ画像は作品のオフィシャルHP中、[WallPaper]からダウンロードしたものを使用しました。https://ja.enderlilies.com/

◆購入前に読んだ記事で、購入意欲が大きくなりました。

◆ゲーム購入後、プレイ終了後に読みました。「俺TUEEE」ではなく「俺YOEEE」という視点に共感しました。とても的を得ていると思います。

◆ゲーム開発者のインタビューが載っています。2021年8月のアプデ前の記事ですが、開発にあたって参照したゲームやこだわりなど、公式情報として。(2021年10月14日に追記)

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