白いコートであらわれた君。 桜の木の下で僕は、君への恋心を認めた。 恋人になれたのは五月だった。 一年経って、君は 「一緒に桜をみたら、別れよう」 と言った 二年目…
僕は密かに、「君が一番可愛いんじゃないか」と思っている。 君の可憐さにみんなが気づかないように 嫉妬の神様が 君に名前をつけてしまった。 古代ギリシャの物語に出て…
Louise
2021年3月26日 16:50
白いコートであらわれた君。桜の木の下で僕は、君への恋心を認めた。恋人になれたのは五月だった。一年経って、君は「一緒に桜をみたら、別れよう」と言った二年目、君は「別れるのを諦めた」と言った三年目、君は「また今年も一緒に見れたね」と言った。四年目の今日、君は何というのだろう。君は今でも「あの時の関係が恋しい」「あの時がずっと続いてたらよかった」と思っている。
2021年3月26日 15:08
僕は密かに、「君が一番可愛いんじゃないか」と思っている。君の可憐さにみんなが気づかないように嫉妬の神様が君に名前をつけてしまった。古代ギリシャの物語に出てくるプシュケーのように美しい女性は女神さえも嫉妬させてしまうんだ。目をつぶって思い出してみて君は、その昔カエノメレスと呼ばれていたこともあるんだよ。ギリシャ語で林檎が開いた、という意味なんだ。君は、林檎の妖精のようだ