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【新型コロナ】スパイクタンパク質から健康を守る方法を探る

杞憂に終わってくれればいいのですが、万が一このコロナ禍と呼ばれる騒ぎがこのまま収束したとしても、今後は時間がたつとともに「病気」の状態にある人間が増えていくのではないか・・・と考えています。

具体的には、すでに世界で何十億人もの人々が体内に入れている新型コロナワクチンについてだけでなく、公式には「自然」とされている新型コロナウィルスへの感染も含め、その両方に含まれている成分であるスパイクタンパク質がこれから人体にどんな影響をもたらすのか、そういったポイントから病気の時代の到来を危惧しています。

このスパイクタンパク質ですが、各種の研究から、血管や臓器の内皮細胞に直接的な影響を与えることが分かってきています。詳細については、以下の記事で触れていますのでぜひご覧下さい。

▼スパイクタンパク質だけでも、遺伝子に長期的な影響を与える

2021年4月には、米テキサス工科大学の科学者たちが、スパイクタンパク質への曝露(ばくろ)が、長期にわたる遺伝子発現(=DNAからタンパク質への合成)を起こすという研究を発表しています。

<記事の対訳>

米テキサス工科大学の健康科学センターの研究者たちが実施した新しい細胞研究により、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のスパイクタンパク質がヒトに長期的な遺伝子発現の変化をもたらす可能性があることが驚くほど明確に確認された。

明らかになったこの研究結果は、新型コロナ患者の中でも「後遺症が長引いている人たち」(Long-Haul COVID)が、コロナ感染症が治癒してから、ずっと後に、息切れやめまいなどの症状を経験する理由を説明するのに役立つ可能性がある。

(中略)

新型コロナウイルス感染症を引き起こす SARS-CoV-2 コロナウイルスは、小さなスパイクタンパク質で覆われている。感染している間、これらのスパイクタンパク質は私たちの体の細胞の受容体と結合し、ウイルスがその遺伝物質を健康な細胞の内部に放出することを可能にするプロセスを開始する。

テキサス工科大学健康科学センターのシャリリン・アルモドバル博士 (Dr. Sharilyn Almodovar)の研究室の修士課程生であるニコラス・エバンス(NicholasEvans)博士は、我々に次のように語った。

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質のみへの曝露が、気道細胞の遺伝子発現を変化させるのに十分であることがわかったのです。これは、患者に見られる症状が、スパイクタンパク質が細胞と直接相互作用することに起因する可能性があることを示唆していると思われます」

通常、ヒト気道細胞を培養するには、細胞が気道に見られる分化細胞に成熟することを可能にする特定の条件が必要だ。

研究チームは、気液界面(空気と液体エアロゾルが接する境界)のテクノロジーとして知られる培養アプローチを最適化し、肺気道に見られる生理学的状態をより厳密にシミュレートするようにした。これには、細胞を空気にさらし、気道細胞に成熟する時間を与えることが含まれている。

チームは、低濃度と高濃度の両方の精製スパイクタンパク質に曝露された培養ヒト気道細胞が、細胞が曝露から回復した後も残った遺伝子発現の違いを示すことを発見した。

上位の遺伝子には、炎症反応に関連する遺伝子が含まれていた。

エバンス博士は、「この研究は、遺伝子レベルで患者に発生する変化を解明するのに役立ち、最終的には特定の患者の方々に最適な治療法についての洞察を提供できる可能性があります」と述べている。

研究チームはまた、培養したヒト気道細胞を、新型コロナウイルス患者から細胞を収集した他の研究と比較した。その結果、最適化された細胞培養アプローチが患者で起こっていることを反映しており、将来の開発に役立つことを確認した。

この研究は、SARS-CoV-2 コロナウイルスがこれらの遺伝子変化をどの程度正確に引き起こしているかを明らかにしたものだ。SARS-CoV-2 コロナウイルスは、複製中にさまざまなウイルスタンパク質を生成するが、これらはそれ自体のコピーの作成には関与せず、さまざまな方法でホストを妨害するものと考えられる。

この研究結果は、ワクチンでのスパイクタンパク質とウイルス粒子の使用についても影響を与える可能性がある。

これらのいずれかが遺伝子発現に同じ変化を引き起こす可能性があるかどうかを確認するための研究が必要となるからだ。

(対訳はここまで)

この記事の中で、

患者に見られる症状が、スパイクタンパク質が細胞と直接相互作用することに起因する可能性がある
出典

とあります。これは、コロナ感染者に後遺症を起こしている原因が、コロナウイルスそのものではなく、ウイルスの一部であるスパイクタンパク質である可能性を示唆するものです。

また、コロナワクチンについても触れてますね。

この研究結果は、ワクチンでのスパイクタンパク質とウイルス粒子の使用についても影響を与える可能性がある。
出典

基本的に、ファイザーやモデルナの mRNA コロナワクチンは新型コロナウイルスのスパイクタンパク質と同じものを体内に作り出すもの。

その点から、ワクチン接種で作られるスパイクタンパク質が、人間の遺伝子発現を変化させる可能性もあるということになります。それを毎年、もしくは数ヶ月ごとに接種し続けたらどうなるんでしょうかね?

▼体内のスパイクタンパク質を排除するには

上記のように、研究レベルではスパイクタンパク質による遺伝子への影響のメカニズムは解明されてきたので、確実にワクチン接種者もコロナ感染者も増えていく中、今後は理論で示されたその内容を実際に「確認」していく流れになるのでしょう。

同時に、ワクチン接種を済ませた人、コロナに感染した人の両方にとって、

・体内にあるスパイクタンパク質を排除する
・その影響を和らげる

この2つが重要になっていくと思われますが、それを生活の中でどれだけ実践できるかが健康を左右するポイントになるのでしょうね。そのためには、毒性を排除する作用を持つ食べ物を摂取するというのが日常生活に取り入れられることかもしれません。

例えば、2020年初等にインドのエラ医科大学の研究チームが「 Identification of Dietary Molecules as Therapeutic Agents to Combat COVID-19 Using Molecular Docking Studies(分子ドッキング研究を使用してCOVID-19と戦うための治療薬としての食物分子の同定)」という論文を出しています。

これは18種類の食品の成分について「分子ドッキング」という方法で研究した論文なのですが、日本人がよく摂取しているお馴染みの食品にも、コロナに対する抗ウイルス作用を持つ成分が見つかったとあります。

以下のような食品です。(カッコ内)はその成分が含まれる食品で、効果の高い順での並びになっています。

1. エピガロカテキンガレート(緑茶)
2. クルクミン(ウコン)
3. アピゲニン(パセリ、セロリ、グァバ)
4. ベータグルカン(きのこ類、最も多いのは、ハナビラタケ)
5. ミリセチン(クルミ、ブドウ、ベリー類)
6. ケルセチン(たまねぎ、そば、りんご)
7. ピペリン(黒コショウ)
8. ゲニステイン(大豆)
9. ジアゼイン(大豆)
10. フェルラ酸(コメ、大麦、小麦)
11. アリイン(ニンニク)
12. リポ酸(牛・豚のレバー、腎臓、心臓)
13. レスベラトロール(ぶどう、赤ワイン)
14. グルコサミン(カニ、エビ)
15. ジンゲロール(生姜)
16. スルフォラフリン(ブロッコリー)
17. アリシン(ニンニク、玉ネギ)


出典

特にランク1位になっているエピガロカテキンガレートに関しては、論文の中で以下のようにありました。

EGCG(エピガロカテキンガレート)の計算された活性は、両方の参照薬であるレムデシビルとクロロキンよりも高いことが判明した。
出典

このうちレムデシビルという薬は、コロナ治療薬として日本でも保険適用が申請されているものです。

実は、緑茶の成分であるエピガロカテキンガレートについては、10年前の新型インフルエンザの流行時にも、「お〜い、お茶」で有名な伊藤園と静岡県立大学薬学部の研究で、ウィルスに対する有効性が確認されていました。

新型インフルエンザの原因となるブタ由来ウイルス(H1N1)を含めた3種の型のウイルスに対して感染阻害作用を示し、型に関係なくウイルス感染予防に有効であることを細胞実験で確認
出典

この結果から、緑茶がインフルエンザの予防に有効であることが改めて示唆されました
出典

▼スパイクタンパク質の作用を抑えるアミノ酸「5-ALA」

こちらは日本人による研究になりますが、2021年2月に長崎大学・北教授の研究チームが発表した論文では、ヒトの体内にある天然のアミノ酸「5-アミノレブリン酸(5-ALA)」が、コロナに対して感染を抑える効果があると示されています。

研究チームの1人、長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科の北教授は「アジアの科学者100人」にも選出されている方です。

5-ALA は、天然に存在するアミノ酸で、ヒトや動物、植物の細胞内で作られています。肉や魚、ワインなどの食品中にも含まれており、日々の生活の中で摂取しているアミノ酸のひとつ
出典

高い安全性があることから、10 年以上前から健康食品や肥料、化粧品などに活用されているといいます。

北教授によれば、5-ALAはコロナウイルスのスパイクタンパク質の作用を抑える役目も果たすのだそう。

コロナウイルスには、表面にキノコのような突起「スパイクタンパク質」が付いているのですが、ここに5-ALAから生成される「ヘム」や「プロトポルフィリン」が結合するという予測や論文が、海外の大学から発表されていました。
出典

このヘムやプロトポルフィリンがスパイクタンパク質の表面をふさぐことで、ウイルスが侵入するきっかけとなる、ヒトの「受容体」への結合を防ぐということです。
出典

なお、5-ALAには抗炎症作用があることも分かっており、コロナ重症患者に起きる免疫の暴走「サイトカインストーム」を抑えることも期待されるうえに、細胞のエネルギー源となる「ミトコンドリア」を活性化する作用があるといいます。

コロナ軽症・中等症の患者へのメリットは重症化を防ぐということで、今後は摂取量に応じてどの程度の症状改善が見られるのかといった実用性の高い研究が期待されると北教授は話しています。

この5-ALAはサプリでも摂取可能ですし、食品から摂ることもできます。以下のページによると、こんな食品での含有量が高いとありました。

・納豆 0.025mg
・醤油 0.022mg
・ソース 0.021mg
・日本酒 0.070~0.353mg
・ワイン 0.110~0.173mg
・黒酢 0.150mg
・バナナ 0.032mg
・いか 0.038mg
・たこ 0.078mg

出典

日本でのワクチン接種率も70%を超え、最近では「ワクチン後遺症」というキーワードも見かけるようになるほど、ワクチン接種後に体調不良を訴える人たちの声も、自分のリアルな人間関係でも聞こえてきています。

実際に厚生労働省から発表されているデータによれば、ワクチン接種後に体調不良で済めばまだマシで、死亡者は1000人以上、重篤者も5000人を超えてきているのが現状(2021年10月時点)。死亡者に関しては、国は一切の因果関係を認めていません。

自分自身や大切な人たちの健康を守るために、いっそうの情報武装が必要な時代になっていくだろうと感じています。

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(いずれの記事も随時更新する可能性があります。ご了承ください。)



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