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【東京散歩】お寺に散歩に行って、池田屋でお茶をしてきました。

池上駅前に「本門寺通り」という門がある。
友達に「お寺さんに続く道だよ」と教えられてから、地味に行ってみたいなと思っていたので、お天気のよい土日に行くことにした。

池上駅を出てすぐのところに葛餅を売っているお店があって、(後で調べたら葛餅で有名な「浅野屋」というお店だった)おいしそうだなと覗いてみたところ、売り切れとのことだった。お昼過ぎには売り切れてしまうのかな。残念。

本門寺通りの門をくぐって歩いていくと、昔ながらのお煎餅屋さんや、お蕎麦屋さん、ランチに丁度よさそうなイタリアンのお店もあって、ちょっと変わった雰囲気の通りだった。
昔ながらのお店と新しめなお店が一緒になっていていい感じ。お昼ご飯を食べてきたのだけれど、こっちでお昼ご飯にしてもよかったかもなとちょっと後悔。

お店を眺めつつ、参道を歩いていると、立派な正門が見えてきた。日蓮宗大本山池上本門寺という名前らしい。

「日蓮の本山だったのか・・・」

思いの外スケールが大きくてびっくりした。正門をくぐると長い石段があり(此経難持坂(しきょうなんじざか)という名前で96段あるらしい)お寺はこの上にあるようだ。
部活動で来たらしい子供たちもおり、石段を昇り降りしていた。腰痛持ちのアラサーが真似するにはちょっときつい。でも、登らなければ辿り着けないので、ぜいぜい言いながら石段を一段一段登る。マスクをしているからすごい息切れするし、控えめにいってきつい。

なんだかんだ文句を言いつつではあるが、なんとか最後までのぼり終えて、仁王像がいる門をくぐると、広い境内の中に、堂や五重塔など様々な建物があり、正面には大堂があった。

じっくり見たい気持ちのなくはなかったが、もう暑くて仕方なかったのと石段のぼりがしんどかったので、大堂に軽く手を合わせてお暇することにした。

記念に一枚。これは日蓮堂本山池上本門寺の大堂

石段の下りでは少し余裕ができたので、石段の脇に生えていた紫陽花の写真を撮った。他にも名前は分からないが黄色い花が咲いていて、なんとなくほっとした気分になった。

が、気分がほっとしたとしても喉は渇くし、疲れたら甘いものを食べたくなるものだ。
駅前でご当地スイーツらしき葛餅を食べられなかった悔しさもあって「葛餅が食べられるお店に行こう!」となった。

ということで行ったお店はこちら。「池上池田屋」
江戸時代から創業していた老舗で、お店の外観も江戸っぽくていい感じ。

本門寺の歴史と共に歩んできた池田屋は、
「本当においしい久寿餅」を皆様に提供する為、今後とも頑張って参ります。
池上本門寺にご参拝の際は、ぜひご来店ください。

池上 池田屋(http://kuzumochi-ikedaya.cafe.coocan.jp/index.html)

店内喫茶に入って席に座ると、大きな急須にとお茶碗が席に置かれた。熱いお茶かなと思ったら冷たいお茶で、暑い中歩きまわった後ということもあり、すごく美味しく感じた。

メニューは色々あってどれも美味しそうだったが「あ、このミニ膳だと色んな種類がちょっとずつ楽しめるからいいかも」ということでミニ膳を注文。飲み物は選べるとのことだったので、アイスコーヒーをお願いした。

ミニ久寿餅は、三角の形をした葛餅にきなこと黒蜜をかけて食べるものらしい。餅のようにねっちりとした食感はあるものの、噛み切れないとかそういうことはなく、葛餅自体もほんのりと甘みがある。葛餅というと透明なものを想像するので意外な見た目だったが、池上駅前のお店も同じように三角の不透明なものだったので、この土地特有のものなのかもしれない。
ところ天は、「スイーツとして出してるから甘いのかな」と思っていたら、普通にポン酢醤油の味だった。甘い物の箸休めとして結構丁度良くて、(甘味+ところ天って意外にアリだわ)と思った。
ミニクリームあんみつは、あんこと小さいお餅がとても美味しくて、フルーツ缶のあまずっぱさともよく合っていてよかった。

この葛餅は上質なでんぷん粉を1年以上発酵させて、精製し、蒸しあげて作るものらしい。
一般的に言われる透明でぷるんとした「葛餅」は関西のものらしい。水で溶いた本葛に砂糖を加えて火にかけながら練っていくもので、名前は同じだが製造工程や文化的背景はかなり異なるもののようだ。

外に出ると、まだ暑かったけれど、甘味を頂いたのでもうちょっと頑張れそうだ。
次に来る時は十割そばのお店とか、イタリアンのお店でランチするのもいいかもしれない。家で食べる用にお煎餅も買って、おうちでお茶する時に出したいな。

来週もまた頑張ろう。

参考🍋

今まで頂いたサポート、嬉しすぎてまだ使えてません(笑) note記事を書く資料や外食レポに使えたらなと思っていますが、実際どう使うかは思案中です←