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小説「幼年期の終わり」

2020 / 07/ 19

アーサー・C・クラーク/福島正実訳/ハヤカワ文庫

SFの大前提である宇宙人の侵略ものを書いたものであるが、人類と宇宙人の対決を描かれているのではなく、人類の成長に焦点しています。アーサーCクラークがこの書を書いたのが1979年の事であり、約40年経った今、クラークが文章中に描かれているような世界に近いものが現在であります。40年前に未来を予測しているクラークは、小説家というより未来学者に近いものではないかとないかと思います。ホモ・サピエンスとしての種族の終わりにオーバーマインドとしての変態を精神世界の未来を描いた事は当時としてはセンセーショナルであったに違いません。コロナ禍で生活が見直され、AIなどが人間の労働に変わるであろう時代、週の平均労働時間は20時であり、ほとんどの人が希望の職業に付いています。人類の大抵二軒の家をそれぞれ非常に離れた場所に持ち、殺人事件は行らないという理想的な生活を実現することが出来ると書かれています。最近のアフターコロナの記事に書かれている類似の記事があり、びっくりしましました。また、サイキッカーに関しては思うところがあり、幼年期の終わりはひょっとしたら行こりうる未来を描かれている内容かと思いました。

アーサーCクラークは人工衛星の軌道の生みの親であり、未来学者であったのです。今数千の単位の人工衛星が地球上の軌道を回っているが、彼の示唆している内容はある意味当たっているが、異なっている部分もあります。あくまで小説であり、小説の域は超えていないです。周波数にまつわる事柄は今新たな段階に入っているが、その事が一般周知されていないです。アーサーCクラークはその事柄をいつ一般の人に周知するか、そのヒントをこの小説に隠したのかっもしれないです。

 オーバーロード、オーバーマインドの存在はわかりません。ただ、今の人たちは科学至上主義であり、過去の哲学や歴史、文学、神話にある今までの人間の英知に対してあまりにも関心を持っていないのではないのでしょうか

 私はテクノロジー犯罪の被害を受けたが、私の家が日本で周波数にまつわる仕事をしている一家であった事が影響すると思います。祖父は船舶の通信機器や鉄道の信号にまつわる通信機器を開発したらしい。船舶の通信機器類はGPSの仕組みの元になっているらしいです。今回被害者となり低周波数の攻撃を受け、さらには「国家権力をなめるな」とまで言われました。そこに何があるのかよくはわからないが、仮想現実や拡張現実がこの曖昧模糊とした虚構の世界であることで招いたソドムとゴムラ化であるならば、その街に住む人たちの最後は神話にあるように滅ぼされる事であると思います。

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