エビデンスはいらん。作れば良い。

療育を考える時、研究が進んでいて実績があり、精神科の診断基準のDSMに載っている定義だったり、その道の権威の人が言っていることであったり、王道の手法といったものだけを善として、他は邪道とみなす向きがあるようだ。
ネット上で受ける感じだけど。

そういう私自身も、王道で権威あるやり方が正しい!福祉事業所をやるんだから、それを取り入れていかなきゃいけない。って、ちょっと囚われている時期もあった。

しかし、原点に帰ると、発達障害当事者であり、発達障害児の母である私が求めているものって何よ?
ってところ。

楽に生きたい。
それだけだ。

困りごとに対して、良さげな手法があったら試す。
で、それでちょっと良い手応えがあったなら、どんどんシェアして周りに伝えて欲しいし、何度か試してみてやっぱ違うな、って事があったっていい。
ちょっと良かったからって、そんなの私の主観だから、、、って遠慮して欲しくない。

むしろ、もしそれを自分の中で留めてしまうとしたら、それってズルくない?
勤め先を利用して他所で活かすのなら、まずはここで得た事はここに還元して頂いて、その上で大いにお外で使ってください。
良い事は広まった方が良いんだから。

その方が結果的に、自分にとっても財産が増える事になるし、皆んなも知識と経験値が増えるし、何より子供は生きやすくなるし、保護者も喜ぶわけだし、最高じゃん。


昨日のビジネス講座の中で、近江商人の三方良しの考え方を改めて聞いた。
お客さん、社会、うちの会社、みんな幸せになる商売。

うちの事業に当てはめたら、利用者さんも、社会も、私もスタッフもあわせたうちの会社も、みんな幸せになるのを良しとする! 

これが良さそうだ!と思ったらどんどん試してシェアして工夫してブラッシュアップして、良かったら定着させていく、って事を繰り返して良くしていきたい。


確かにうちはフランチャイズの1傘下なので、看板を背負っている以上は守るべき最低限の事はある。
高いフランチャイズ料を払っているのだからノウハウは利用させてもらうけれど、
あくまでも私の作った会社でやる事なので、私の理念の元に運営していく事は何も制限が無い。

三方良しの考えは、経営者じゃなくても意識するのは幸せの道だと思う。

社会を良くする!と理念を掲げても人を攻撃したりしてるのはなんだかなぁと思うし、自分を犠牲にしてお客さんだけの幸せ、となるのもおかしい。
自分だけ目先の利益を得るのも違うけど、、、

だけど、誰もが自分が幸せにしていることが1番大事と思う。

私は今、ありがたいことに仕事を通して幸せを感じる事が出来ている。

自分の最たる弱みの裏に才能が隠れている、と催眠の先生の著書で知った。
ほんとそれ。
発達障害の苦しみで物凄いコンプレックスの塊だったからこそ、今こんな仕事を始める事ができた。

今でも特性全開で、ミスも多いし、突発的に色んなこと言うし、色々とっ散らかってたり周りに迷惑かけまくってるのでそれはゴメンなさい…
だけど、自分を責めて落ち込んで止まっててもしょーがないので、進むんだ。
困りごとはどうしたら上手いこといくのか、私も試しながら進むしかないんだ。


そんなわけで、
幸せは感じながらも困り事が多過ぎるので、
なんとかしたくて始めたビジネス講座と催眠講座。
楽に生きたい、それだけなんだ!!

私が楽に生きるために、そしてスタッフも利用者さんも楽になる様に、還元します。

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