たなちゅー

現代版 徒然草です。妄想を綴ったり、かつてのシナリオ作品を載っけてみたり。古都のお酒の…

たなちゅー

現代版 徒然草です。妄想を綴ったり、かつてのシナリオ作品を載っけてみたり。古都のお酒のおいしいところでシェアハウスに住んでいました。今はみんなのおうちから放浪中です。演劇制作のお手伝い。などなど。

マガジン

  • ツレヅレ草

    おもいついたままをぽつぽつとかきなぐれば

  • synopsis

    短編シナリオ集です

  • わたしの演劇

    『演劇助手の思うこと』から改名しました(2021.10) 今までは演出助手の所感を書いとります。 演出助手に限らず、経験のストック箱にしていきます。 ▼演劇引力廣島 第16回プロデュース公演 『顔も、声も、』 作・演出:象千誠 日時:2019年 2/20(水)19:00開演 2/21(木)14:00開演/19:00開演 2/22(金)19:00開演 2/23(土)14:00開演/19:00開演★  2/24(日)14:00開演     ★終演後にアフタートークあり ※開場は開演の30分前 会場:JMSアステールプラザ 多目的スタジオ 料金: [前売]一般3,000円/学生・シニア(65歳以上)1,500円 [当日]一般3,500円/学生・シニア(65歳以上)2,000円 (日時指定・全席自由・消費税込み)

  • 手づくりごはん。

    気まぐれに作ったごはんをのせます。

  • 企画書 雑筆

最近の記事

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自己紹介

お恥かしながら、自己紹介設定を今まで知らなかったので(汗) 今更ながら書いてみます。 ○プロフィール 瀬戸内海沿いの街生まれ。 大学卒業後、職を転々としつつ 「出来ることを、出来る範囲で身の丈にあった」 生活を送るも、 「出来る気がしないことをやっていく人生にしたい」 と思いたち、やったこともない演劇の道に入ることを 無謀にも決めた関西人です。 スタッフをやったり、俳優で出演したりしています。 ○好きなもの 小劇場観劇 〜お気に入りの劇団〜 新感線、大人計画、MOP、

    • ヘアードネーションした

      今後ロングヘアーにまた戻りたいから伸ばすつもりでいるが随分先の話だし、 せっかく長い髪を切ったし、 色々感じたヘアードネーション。 担当のお姉さんとの会話も 興味深かったから、 徒然と書き残すことにする。 4年かかった ヘアードネーションを知ったのは4年前。 長さに我慢ならず 私が散髪すると知るや、「もう少し我慢すれば出来るのに!」と言われたのがきっかけだった。その時から出来たらいいのにと思っていて、今年やっと実現した。コロナ前の出来事で、時と私の髪の長さよ。 「こんな

      • ヘアドネーション前日

        なんとなく書き留めたくなったので 走らせる。 明日、髪を切る。 コロナのはじまり、 STAYHOMEの直前以来(今思うとよくその最中に美容院行ったな。まぁ今の感染状況ほどの広がりではなかったが恐ろしい)実に3年半ぶりだ。もちろん途中で整えたり、自分で切ったりしたが基本は伸ばし続けた。前回どうしても我慢し切れず散髪する前、「もうあと数センチ頑張ればヘアドネーション出来るのに」と知り合いに言われたのが少しだけ心に残っており、次回はぜひと決心して今に至る。人生で2番目に長い髪だ。

        • 鰹節

          鰹の歴史を辿ると、如何に人々が鰹の美味しさに惹かれたかが わかって面白かった。 歴史の詳細は、このHPに任せるとして、 今回は『魅せられる』について語ってみたい。 人それぞれ噺家の芸に魅せられる点がいくつかあると思う。 無いもの、をあるように見せるのが落語の凄みのひとつで、 「食べる」仕草は観る側の想像力を刺激してくれて、楽しい。 視覚で楽しむ芸当だろう。 食べ物の質感が伝わらないといけない。 さらに温度や形、硬度なども。 『時うどん』の仕草なら、 汁物で長い食べ物を熱が

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        記事

          ぼうだら

          ◎「工夫料理」 食べ物について書きたい、 欲求はわかっていたけれど, ”料理”を掘り下げたいのか、 ”食材”を知りたいのかが 自分の中でごちゃっとしていると気付いた。 今回は料理について書きたい。 棒鱈について調べると、保存方法や調理方法の知らないことが色々わかって来た。 若狭地方はかつて「御食国(みつけのくに)」と呼ばれ、 天皇家への献上品を多く輸出する国だった。 海の幸を京都へ輸送する道も整備された。 海から遠い土地へ送る時、塩で加工し食品の鮮度を保つ工夫を施すこと

          数の子

          ご存知、「数の子」はニシンの卵。 運動会で「ソーラン節」を踊ったことがある人もいるだろう。 北海道でニシン漁が盛んだった江戸時代から昭和の初期、 漁の歌としてソーラン節が生まれた。 「かどの子」が訛って「数の子」となったのが語源だそう。 見た目がイワシと似ており、イワシは頭が丸いがニシンは角ばっているため 別名「カドイワシ」と呼ばれていた。その卵なので、かどのこ、らしい。 お正月のおせち料理でしかお目に掛からない人も多い、数の子。 『祝い肴三種』とは、黒豆・田作り・数

          どの食材から書き始めるか悩んだ。 調べれば調べるほど、いずれの食材も どうやって人々生活の中に受け入れられ 知恵と工夫が施されたか、はたまた廃れたかがわかりいつまででも調べていられそうだった。興味はつきない。 とはいえトップバッターは、と考えたところ今年の寄席はじめはお正月だったのでお祝いごとに相応しい『鯛』からはじめる。 江戸時代に鯛は人々にとってどんな食材だったかググってみた。 鯛は「大位」。鯉は「高位」。 保存技術が無く、海から遠い内陸部では 鯛より鯉が好まれたら

          落語のたべもの

          月末に食べ物に纏わるエッセイ?を 書いていた。春夏秋冬、季節の食材や菓子を、3つずつ筆した。 食べ物の文章を書くとき、自分が何を思い考えるのか思考の跡を辿りたかったからだ。 もうひとつ、書いた理由がある。 落語『寄合酒』について、文を書いてみたかったのだ。食べ物が登場する落語をいくつかピックアップして、各噺ごとに文を書くことも考えたのだが、そうするより扱う噺はひとつに絞り、食べ物により近付くものが書きたくなった。それに、ひとつの話の中でいくつも食べ物が出てくるのが、なんだ

          落語のたべもの

          かき

          もう5年以上、お世話になっている街・広島。 名産は数多くあれど、代表格は牡蠣だ。 市街地から江波や宇品という町へ行くと、 瀬戸内海が現れ街並みが様変わりする。 宮島行きフェリー乗り場のそばに牡蠣小屋があり、 海の幸をBBQで舌鼓を打てる。 産地で食べるか、都市で食べるか。 海の幸を産地で食べる醍醐味。 たとえば港町で海から上がりたての、 漁師さんが捌いてくれたものを食す。 都市にある、今回は牡蠣に限るが、 商業施設に入っているようなレストランの オイスターバー。カクテ

          はくさい

          私はキャベツより白菜が好きだ。 挽肉は合い挽きも、鶏肉も合う。 ロール白菜は美味しいので試して欲しい。 白菜以外の野菜もそうであるが、 土の中、大地にて根、葉、実を育てて、 種類によっては地を押し破って結実する。 生産者さんに感謝して、は良く聞く。 それはもちろんとして、毎日植物の成長に触れている作り手さんは「野菜たちの頑張りに感謝して」と、言いそうな気がなんとなくする。 嚙み締めた時に溢れ出る甘味と旨みは冬、 雪の下で寒さに耐えたからだと思うと涙ぐましい。 白菜は、漬

          もち

          私たちは1年に1度しか会えない。 いえ、本当はどれだけでも一緒にいようと思えばいられる。春夏秋冬、季節は選べる。 冬だけの逢瀬、というわけではないのだから。 少しでも飽きずにそばに居られるように、 私は姿かたちを変える。 洗練された四角に。 そして柔和な丸にも華麗に変容する。 纏う衣だってしょっぱい、甘い。自由自在だ。お菓子にもなれて、メインも張れる。 色だって、その人好みに染まることができる。 粘り強く、歯ごたえもあって、堅くも柔らかくもなれる! 年の瀬が迫ると、 家庭

          なすび

          他の食材も該当するのを承知の上で、 茄子は汎用性の高い食材の一つだと思う。 和食だと焼きナス、煮びたし、お漬物。 中華だと麻婆茄子。ラタトゥイユなどイタリアンもいけちゃう。切りやすいし、癖もないから使いやすい。 正にオールラウンダー。愛され要素は満載だけど、さてオールラウンダーでいるのは良いことなのだろうか。 オールラウンダーの苦悩は、共感されにくいのではと思う。共感はおろか、むしろ妬みの対象かもしれない。様々な能力を発揮出来る人は少ないからだ。 はたから見ているとその能

          さんま

          『目黒のさんま』という落語がある。 あらすじの詳細は割愛するが、お殿様が下町で食べたサンマの味を忘れられず、 取り寄せてお付きの者に作らせる。ところが高貴な人が口にするからと丁寧に料理された秋刀魚は、何とも気が抜けて美味しくなく雑に焼いたそれの方が美味しい、といった噺である(オチとかはググってね)。 「丁寧な食事」で思い出すのは。 我が家の食卓は大皿にドンっと盛った おかずを小皿に取り分けて食べるスタイルだったのだが、それを知ったよそのおうちのお母さまが大層驚かれたのだ。

          くり

          栗に絡めて。 最近「下ごしらえ」について考えることが多い。 玉子の裏ごしとか、海老の背ワタを取るとか、絹さやの筋やもやしの根?を取るとか。 風味や舌ざわりが確実に良くなるが、面倒な作業だ。 が、私はやって当たり前だと思っていたのだ。 ところが人と話していて、 「普段の料理に手間なもの作らない」とか、 「そんなに面倒なら、 そのメニューをチョイスしない」という 意見に触れて驚いた。同時に、わたしは食べたいものへの執着が強いと自覚した。もちろん、わたしもいつもいつも手の込んだ

          そうめん

          子どもの頃、夏になると連日そうめんが食卓に並んで「他の食べ物がいい!」とか 「またか」「もっと手の込んだもの作れないの」とか思ったことがあるのは、私だけではないはずだ。 献立も調理も大変さをつゆ知らず、親の料理に罰当たりな、いちゃもんをつけていたのである。 「今日はそうめんにしよう」となる時、 たいてい悪条件が揃っているのではないか。 暑い。ごはん作る気力がない。 暑い。何も考えられない、メニュー浮かばない。 暑い。台所あつい、火の前に長く立ちたくない。 暑い。涼しくなり

          みなづき

          一昨年くらいから気になりはじめた、 『夏越の祓え』(なごしのはらえ)。 5月も半ばが過ぎ、来月は当たり前だが 6月な訳である。 毎年速度は増している体感があるけど、 1年が早過ぎる。 しかし、焦りを募らせる前に 先ずはこの半年無事を過ごせたことを感謝なさいよ、夏越の祓えを知った時言われているようだった。 涼しい見た目で暑さを癒してくれ、 小豆で魔除け、半年の御礼とこれからの半年を駆け抜けられるように潜る「茅の輪」。 なんだか1/2詣と呼べそう(違う?) あずきって…お菓