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バレンタイン

2月14日より少し前のことです
 私が、ス-パ-で買物をしていると私の貧相な顔・服装を見てカワイソウだと、思われたのでしょう。 エプロンを付けたおばさんが、「これでも、食べていきなさい・」
ト、私に焼たてのウインナ-を2個くれました。そしてコ-ヒを1杯くれました。

「有難う!」これで今日の食事はタスカッタ!

おもむろに歩いて行くと菓子を置いてある所に ナント!! あの憎きバレンタ・チョコがありました。
関係ナイと行こうとすると、、、、、
「アラ? 私達今まで男の人で知らない人はいなかったけど、初めて見るわ」

 私は心臓がドキ!っとしました。見るとチヨコ達が、私に向かってボソボソ喋っているのです。
「イヤ、私は甘いものが嫌いです」ト言訳するとチヨコは、「何言ってるノ! 好き嫌いの問題じゃないわ」 とガヤガヤと騒ぎ始めました。

「ウルサイ!俺はアメを買いに来ただけだ」と約5m離れました。

チヨコに気づかれないように、私は横目で彼女達を見ました。。。。
何て奇麗なお家に住んでいるんだろう。。。。
誰の手にチヨコが入るンだろう? と思うと何故か私の目頭は熱く・熱くなりました。 
「チョイト チョイト」 後ろから声がしました。それはの-まる千代子でした。
「嘘ついちゃダメヨ、わかってるんだから」私は千代子さんとは、時々デ-トしていました。 するとそれを聞いたチヨコ達は、又ワイ ワイと騒ぎたてました。

「おかしいわね-、会ったことが無い人がいたんだって」「デモ、見て!」「それもそうね、あれじゃ-」「どうして 生ているのカシラ?」

 私は、恥しさのあまりそのス-パを逃げだしました。「何でアノ日がアルンダ! バッキャロ-」・・・・
外は、雪がただ何も言わず シンシンと降り注いでいるだけでした。
私は、しばらくス-パ・百貨店に行かない事をカタク決意いたしました。

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