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常連さん

私の人生には縁遠いこの響き。
これまでに2軒だけある。

1軒目は社会人1年目に偶然友達と見つけた個人経営の飲み屋さん。
ずいぶんと入り浸り、週1,2回は行ってたなー。

そこで出会った子を好きになったり、
店員さんも含めて泊りがけの旅行にも行ったり、楽しい思い出とちょっと苦い思い出がたくさんある。
(この話を書きたくなったのは、好きになった子の夢を今朝見たからかもしれない。もう20年以上!前なのに!!一体どこで何をしているのだろう)

いや、書きたかったのはこれじゃなくて(私の話はいつも前置きが長い)
2軒目はちょっと前にも書いた?果物屋さん。

私は1週間前から会社の異動で、通勤最寄り駅が変わったのだけど、その駅の構内で金曜だけやってるマルシェ(市)で見つけた果物屋さん。

旬の柑橘系の詰め合わせ1,500円がとても美味しくて、週末のお楽しみとして
私の日々にもはや組み込まれていたんだけど、異動で行けなくなった。

異動前の最終日がちょうど金曜日だったので、聞かれてもないのに「今日で来れるのが最後になっちゃうこと。子供といつも楽しみにしてたこと。子供はモロ(柑橘の一種)が1番好きなこと」などベラベラと喋った。

私はあんまり人と話すのが得意じゃなくて、ほんとに仲良しじゃない人との
軽ーい会話は苦手。
でもなんとなくここのおじいさんとは週1顔を合わせて、おまけをもらい、試食をしているうちに余計なことを話したくなったんだよね。

その日は最終日ってこともあって、あれやこれやいただきものやで大荷物。
パンパンのリュックに加えて、パンパンの紙バックを何個も持った私を見かねて、おじいさんは「ほらこれに入れていきなよ」とIKEAの青いビニールバックをくれた。
う、嬉しい!そして楽ちん!!

その青いバックを見るたびに、きっとおじいさん思い出すな。

また常連さんになれるお店見つけたいな。

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