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週日記(20240615〜)


6月15日
依頼されたミックスに費やす。
途中軽食を取ったりしながら10時間くらいPCと睨めっこしてた。
首の痛みと引き換えに躁状態に入り音楽が楽しく楽しくて堪らなかった。

6月16日
昨日ミックスした音源を納品した。
マスタリングまでやったがやはりまだ終えたあとでももう少し上手いことやれたかなと思う点が出てくる。本業じゃないので優先順位は下がるけどもう少し設備投資したい。

LUNASEAのライブでSUGIZOさんがDEAD ENDのYOUさんのギターを使ったという情報が入り込んできて、今日が命日であることを思い出す。
SUGIZOさん旅立った色んな先輩から色んなものを託されて、ホントに音楽家として信頼されている存在なのだなと思う。
沢山のジャンルの音楽を聴いて演奏して、ライブを見に行って、コミュニケーションをしてる証拠が今のあの仕事量だと思うし、見習わなければなと思った。


6月17日
満員電車に乗ってしまいパニック障害引き起こしそうになりかける。去年から鬱病と一緒にパニック障害と適応障害と併発しており満員電車や極端に人との距離が近く逃げ場が無くなると吐き気を感じ立てなくなる。メンタルが調子いいとそこまでにならないが疲れてると良くなりやすい。本当に不便だ。


6月18日
電車にて幼〜中の同級生を発見する。
数年おきにガラッと見た目が変わるので旧知の人に気づかれることが全くないので、声をかけても「誰だっけ?」と言われる経験を何度もしているのでもう二度とそういう間柄の人には声をかけないと決めている。
こういうところに自分の人間性の暗さが現れてるな〜と思う。

6月19日
休みをたっぷり堪能する。
趣味らしいものが無いのでこういう時にすることがないのでひたすら掃除してソファで寝てるのが大抵の調子いい時にする過ごし方。

ミックスとマスタリングを担当した作品がリリースされた。
僕が見に行くライブに来ていてよく会うし、僕のライブにも足を運んでくれていた同い年のノスケ君。
同い年でこんなに聴く音楽が近い人もなかなかいないので一緒に作品を作れてとても嬉しい。

インダストリアルやブリストル系の匂いを感じつつもメロディが耽美に仕立てられてるのがとてもいいなと作業しながら感じていた。

多分先方は自分のバックボーンや美意識などを信じて依頼してきたんだろうと思うことにして音像や質感をデザインしたけど、これは悪魔で僕のエゴなので伝わった人にだけ伝わればいいかなくらいの気持ち。


6月20日
朝、テテの散歩を終わらせると近所の老犬チワワの飼い主おじいちゃんと出くわし世間話をする。
バンドTシャツ論争がまた起きてますね。
誰が何を着ようとかまわんと思ってるのですが、やっぱり着てるバンドTシャツの音楽をちゃんとしていてカルチャーまで理解してる人のトータルコーディネートや醸し出す雰囲気を一目見て「あぁ、この人ちゃんと好きなんだ」て分かるから、音楽を知らずに着てる人はちょっと似合ってないなくらいにしか感じません。

というか僕は電車とか街で見かけた人の服装を観察する悪癖があるのでこういう偉そうな思考の持ち主になってしまったのであろう。
戒めを込めてここに記す。

6月21日
土砂降りすぎて行きの時点で靴が破滅している。帰りには止んでいたのでいつも通り傘を仕事場に忘れる。

L'Arc~en~CielのTierraを久しぶりに聴きたくなった。
80年代終わりから90年代初頭にかけて仮想The Cure、The Smiths的サウンドがトレンドだったようにも感じるがこのアルバムもある意味それを大いに内包してる。

自分で言っておいてThe Cure的サウンドってなんやねんてずっと思っている。
自分で作った曲も他人からキュアーっぽいと言われたりもしたことがあり、別に強く意識してた訳でもないけどそう感じさせる要素が確実にあるのだろう。
コーラスがかかって硬い質感のギターアルペジオがあればそうなのだろうかと錯覚しがちだが、キュアーのギターサウンドのサイケデリックな多彩さは目を見張るものがある。

キュアーの方面に話しが脱線したが、個人的にこのアルバムは何故か雨の日に聴きたくなる。
歌詞がずっと暗いし「彼にも与えてあげたい狂いそうな恐怖を何度も」なんて晴れの日に聴きたくねえし。
まあラルクなのでどのアルバム聴いても「あ〜かっこいい〜」って脳死で口から漏れてるんですけどね。

聴いたことのない人へどうオススメしようか考えたのですが、

「暗く靄のかかった森の奥に流れる川が、少し射した光を反射して作る幻想のようなアルバム」


とでも言っておきます。



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