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ダイナミックプライシングと観客数

ダイナミックプライシング導入はチケット高騰を招くため当然ながらファンからの不満は多く、球団人気低下につながるだろうという意見までしばしば見られました。
では果たして結果はどうだったのか。4月分のホーム試合が全て終了したので、ここのみの対象にはなりますが検証してみました。

1.検証方法

対象試合:4月のホーム全試合
対象座席:205通路右のブロック内(内野S席)をランダムで抽出(※)
検証内容:座席価格と観客数の相関

※対象座席の選定について補足
"対象座席"は別にどこでも良かったのですが、ひとまず良い席の方が価格変動が見やすいだろうというのと、この検証を思いついた4月4日(ホーム開幕日)に空いていた良い席がここら辺だけだったので、以降もこの区画を定点観察することにしました。

赤○:対象エリア
205通路右のブロックを対象エリアとした
チケット価格例(4月4日)

さて、ここで問題になるのは、ダイナミックプライシング(以下DP)は試合ごとで価格が異なるのはもちろんですが同じチケットであっても随時価格が変動する点です。その為、いつ頃の販売価格を検証データとして抽出するかも条件付けする必要がありそうです。
ですので本題に入る前に予備検証を行うことにしました。

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