七草粥に乗り遅れる【エッセイ】
今朝、カレンダーを眺めながら、「もう7日かぁ…ラッキーセブンやねぇ☺️」と、のほほんしていたが。
あれ?7日って、何かなかったっけ?と、急に胸がざわつきはじめ、
Oops! 七草粥の日だ!
と気づく。
しかし、午前中に気づいてよかった。午後買いに行って夕餉に作ることにしよう。
そして、用事を済ませた7日夜。スーパーに行ってみたのだが、どこにも七草セットがない。
七草セットとは…
せり、なずな、ゴギョウ、はこべら、ホトケノザ、すずな、すずしろの全七種が1パックに網羅されたありがたい商品のことである。
毎年、年が明けるとスーパーの野菜売り場などで見かけるので、いつもそれを買っておいて1月7日になると使っていた。
なのに、今年は…なぜ…。
いや待て。昨日もスーパー行ったけど、七草セット、なかったよな。あれば即座に購入するはずだもの。
諦めきれず、他のスーパーにも立ち寄ったが、結果は同じだった。
そんなとき、スーパーのカゴに大根と蕪を入れているご夫婦を見かけたが、それは七草セットに見られるミニサイズのものではなく、レギュラーサイズのお野菜だった。
向こうの棚には芹が一束残っている。あのご夫婦に譲ろう…。
「いえ、名乗るほどの者ではござんせん…」と、脳内劇場の六太は流し目して去っていった。(というか戦意喪失しただけ)
なずなとはこべら…どこかの野原で摘んでいくのかな?
ゴギョウとホトケノザ、見つけるのむずかしいよね…。
などと余計なことを考えつつ。
ちゃんと七草揃わないとしても作るんだ!というその美しい精神が眩しかった。私もあとに続こうかと思ったが、結局そうはしなかった。
I'm a loser…😌
というわけで、今年の1月7日は、七草粥を食べずに過ぎてゆくのだった。
なんなら昨年の冬至もゆず湯入れなかったし😹
いずれお寺さんで無病息災を願おうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍀
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