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旅の〆に、ずんだシェイク【砂糖沼エッセイ】

10月の初め頃、宮城県へ行ってまいりました。人生初上陸です。娘時代にゆずと宮沢賢治を追い求めて岩手県までは行ったのですが、仙台は通過するだけでした。

そのとき、美輪明宏さんがひとり、東京駅のホームで凛として立っておられたのを思い出します。
ピカチュウカラーの髪色に深いエメラルドグリーンのお召し物で、あまりの神々しさに、声をかけたくてもかけられない奥さま達が、出発前の停車中の車窓から見えました。
なぜかマネージャーさんもおらず、カメラクルーの姿もなかったという。おそらく移動のために駅にいて、マネージャーさんはたまたまその場を離れていたのか?


冒頭から話が逸れましたが。
今回、旅の部分は大幅にカットし、感動体験だった松島瑞巌寺のお写真をちょこっと載せてから、私が魅了されたずんだグリーンの世界へと皆さまをご案内いたします。

日本三景の松島を船で回ります
王蟲のような小島
仁王島
船内では島の名前とその由来を
アナウンスで流してくれます
小島がぜんぶ王蟲に見えてくる
「王蟲……」
ナウシカ気分を味わえます

松島へ辿り着くまでの渋滞中、坂の上から海が見えたときの松島の風景にガツンときて、その美しさに息をのみました。
昔の人々が極楽浄土の姿と重ねた理由がよくわかります。

瑞巌寺の参道
こちらから本堂を拝観できます
瑞巌寺は伊達政宗の菩提寺です。

松島回遊の波止場を背に、横断歩道を渡って正面を進んで行くと、瑞巌寺の参道に続いております。


💚 💚 💚

さてさて、今回のお楽しみは…

ずんだずんだずんだ!


車で来たのに、JR仙台駅まで行って『ずんだ茶寮』に駆け込むその情熱はグリーン。
その前に食べた牛タン定食の写真は撮り忘れましたが、こちらはしっかり撮りましてございます。


それでは…
砂糖沼劇場 『ずんデレラ・エクスプレス』の開幕でございます!


ロッタ「ここが本場の『ずんだ茶寮』なのね✨️」

新幹線で来たわけでもないのに、JR仙台駅をうろつく砂糖沼のハイエナ、ロッタ。

最後にずんだ茶寮のずんだシェイクを飲んだのはいつだったろうか?

そうだ、数年前、おつかいで都内へ赴いたとき、帰りに寄り道した百貨店の催事場で出店されていたのを目ざとく見つけたのだ。幸運にも誰も並んでいなかったので、すんなりと購入し、ひとり階段の隅でずんだシェイクを啜っていた。妖怪、ずんだすすり。

それにしても、ロッタ(あとダンナ)が食べ物屋さんに並ぶと、いつの間にか後ろに列ができるのはなぜだろう?
いわゆる呼び水の役割をしているのだが…。
こいつら、ふだんから美味いもの食べてるなという特殊なフェロモンが出ているのだろうか?

でも、今回は違った。すでにずんだ茶寮には行列が。
みんな考えることは一緒なのか。
新幹線で帰る前にずんだシェイク飲んどかないと、仙台の旅は締めくくれないぜ。って、みんな細胞レベルで感じている。←くどいけど、ロッタは車で来た

店員さん「お待たせしました、ずんだシェイクレギュラーラージのお客さま、お会計○○円です」


ずんだシェイク レギュラーサイズ
ずんだシェイク ラージサイズ

ダンナは牛タンでお腹いっぱいだからシェイクはいらないと言ったけれど、二つ買った。「一口味見させて」と、あとから言われてもいいように。

すると、砂糖沼からブクブクと仙人が現れた。

仙人「そなたの注文したずんだシェイクは、レギュラーサイズか?それともラージサイズか?」

ロッタ「レギュラーサイズと装い、実はラージサイズの方がわたくしのでございます。ダンナにはレギュラーサイズをお慈悲で一口味見させ、あとはわたくしめがいただくという寸法」

仙人「ふむ。ずんだグリーンのオーラが見えるぞ。正直なそなたには、レギュラーとラージ、両方与えよう」

ロッタ「もともとそのつもりでしたが、ありがとうございます」

まずは自分のラージサイズずんだシェイクをいただくべく、レギュラーサイズをダンナに持ってもらった。
一口どうぞ、と言うと、「いやぁ、ぼくは牛タンでお腹いっぱいだから……じゃ、まあ、そんなにオススメなら一口もらおうかな」

お互い一口啜ると、顔を見合せ

「美味ぴー☺️💖」

細かく刻まれたずんだの香りと食感が良い。バニラシェイクと混ざった優しい甘さが広がってゆく。
ああ、これは、新幹線の発車時刻が迫っていても並びたくなる。←くどいけど、車で来たよ

ほな、ラージも飲み干したし、そちらのレギュラーサイズずんだシェイクをいただきましょうかね。と、ダンナからカップを受け取ると、思いの外、軽い。

ロッタ「飲みました?」

ダンナ「お腹いっぱいだけど、飲んじゃうね。すごい!ずんだシェイク、ブラボー。でも、半分残しといたから」

ロッタ「……のめのめと 勧めておいて何だけど 
    やっぱりおかわり したかったぞよ」七五調

自分はいらないから、と頑なにずんだシェイクを断る夫に、いや、別腹だから、めちゃ美味しいから。と勧めた結果、カップに残ったずんだシェイクは1/3の純情

またずんだシェイクの列に並ぶのも何だし、ずんだシェイクは別腹で美味しいということも証明できたので、(さすがに、牛タン定食のあとのラージサイズはお腹いっぱいすぎた)またどこかで会おう!とずんだ茶寮を振り返り、新幹線…でなく車に乗り込んだのだった。


砂糖沼劇場 『ずんデレラ・エクスプレス』
あまりタイトルを生かしきれないまま
~完~


記事を書いていて、無性にずんだが恋しくなり
スーパーで購入したずんだおはぎ

ちなみに、大丸東京、大丸梅田、羽田空港 …他 などでもずんだ茶寮の支店があって、ずんだシェイクを購入することができます。


~おわり~

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました💚

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