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ロッタのおはなし vol.4 「美味しい時間を作るうつわ」

「雅峰窯さんの丁寧な手仕事のうつわ」

毎日のお料理に欠かせないうつわ。
お気に入りの器で頂くと食事の時間はもっともっと楽しい時間になります。

日本古来の陶磁器窯"日本六古窯"のひとつ 丹波立杭焼。
発祥は平安時代末期から鎌倉時代といわれており、約800年前から その火を絶やすことなく作り続けられています。
現在、約60軒の窯元さんが軒を連ねており、伝統的なうつわから自由な作風のうつわまで多種多様な器を生み出しています。

明治30年から続く歴史ある窯元 雅峰窯さんのうつわは、4代目であるご当主の市野秀之さんと、息子さんの市野健太さん・市野大輔さんの手により、1つ1つ丁寧に作られています。
ご家族皆さんで作られる窯の器にも、お三方それぞれの個性を活かした作品にも、『食卓を彩る器』『花を美しく生ける器』『お茶を楽しくする器』
そんな思いが込められています。

雅峰窯さんのうつわと言えば、美しい釉薬と、均一で丁寧な鎬(しのぎ)が特徴です。


「美しい釉薬」

雅峰窯さんのうつわは、「使いやすい」「どんなお料理にも合う」「使うのが楽しくなる」「ついつい手が伸びる」そんな嬉しいお声をたびたび頂きます。
美しい釉薬を施したうつわはお料理を素敵に演出してくれます。
白や青の釉薬のうつわは盛り付けるお料理を選ばず、色々なお料理と相性が良く、とても使いやすいです。
印象的なトルコブルーの釉薬のうつわは、シンプルなお料理や定番のおかずを華やかな印象にしてくれます。
可愛いピンクや、落ち着いた黄釉や緑釉のうつわは、お料理やお菓子を優しく引き立ててくれます。
用途やシーンに合わせて、色違い、形違いで揃えたくなります。


「鎬(しのぎ)とは?」

鎬「しのぎ」とは、古来からの伝統技法のひとつで、ヘラやカンナなどの道具を使って素地の表面を削り取る装飾のことです。
立体的に削り出すことで、凹凸が出て、そこに釉薬をかけることで色の濃淡と独特の味わい深い表情が生まれます。
雅峰窯さんの鎬はとても美しく均一なので、型でとっていると思われることもあるほど。
スタートもゴールもわからない本当に綺麗な手仕事です。
鎬を施すことで、デザイン性はもちろんのこと、器自体が軽くなります。
軽くて丈夫、使いやすくて美しい器は、毎日の食事に欠かせない存在になります。

もう一つ、雅峰窯さんと言えば工房や出張教室で、自分だけのうつわが作れる陶芸体験や陶芸教室も大人気です。
市野秀之さんが丁寧にサポートして下さるので、初めての方でも安心して作ることができます。
陶芸教室の生徒さんが、「先生はとても優しく、素人に作るのは難しい形の器でも決して否定せず「やってみましょう‼」と背中を押してくれるんです‼」というお話をしてくださいました。
生徒さんの作りたい気持ちを尊重してくれているんですね。
釉薬の色も選ばせて頂けて、作ったうつわは丁寧に仕上げてくれます。

何度参加しても楽しい陶芸体験に、リピーターさんが多いのも納得です。


「雅峰窯さんのうつわにケンミンの焼きビーフンを♩」

好きな具材と炒めるだけで、美味しく作れるケンミンさんの焼きビーフンを雅峰窯さんのうつわに盛り付けてみました。
器のチカラで更に美味しく頂けます。ちなみにケンミンさんのビーフンの誕生は、なんと1960年。

神戸の人で食べたことない方はいないのでは?と思うほど永く愛され続けている、神戸っ子のソウルフードといっても過言ではないマストアイテム。
フライパンに油をひいてお肉入れて、ビーフン→野菜をのせてお水を少々、あとは炒めるだけで美味しい焼きビーフンの出来上がり♩


「丹波焼の里」

丹波焼きの窯元さんへは、神戸から車で1時間と少しほどです。
丹波焼の里は四季折々の自然を楽しむこともできる本当に素敵なところです。写真は明治28年(1895年)に築窯され、篠山市今田町上立杭に現存する丹波焼の登窯「最古の登窯」。兵庫県の有形民俗文化財に指定されています。他にも兵庫県立陶芸美術館、陶の郷、丹波焼の素敵な器で頂ける美味しいお蕎麦屋さんや、ふわふわのパンケーキのお店さんなど見どころがたくさんです。

私たちも定期的に窯元さんに伺わせて頂いているので、うつわは常に入れ替わります。
是非、その時その時の出会いをお楽しみくださいね。

食事の時間を楽しくしてくれる雅峰窯さんのうつわはこちら↓


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