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【幻の生き物を紹介】リンドブルム


【リンドブルム】 空を棲家とする雑しきドラゴン

主にドイツに伝わる伝説上のドラゴンで、コウモリのような翼を持ち、自由に空を飛ぶことができる。一方、翼のないドラゴンは「リンドドレイク」と呼ぶ。ワニのような長く尖った口を持っており、鋭い牙が生え、尾は矢尻の形をしている。空に棲んでいるといわれ、稲妻や流星が走るとリンドブルムの発する光だといわれた。
中世以降、リンドブルムの姿は紋章に描かれるようになった。紋章学において、リンドブルムは「容赦なさ」や「雄々しさ」を表現するとされている。また、オーストリアのクラーゲンフルト市には有名な伝承が残っており、リンドブルムが川に沿って旅行者を襲っていたとされている。

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