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【幻の生き物を紹介】オーグル


【オーグル】 猫に騙された残虐な巨人

中世ヨーロッパの騎士物語や童話に登場する巨人の総称。フランスの作家ペローが『長靴をはいた猫』の中で、この種の巨人をオーグルと記したことから名付けられた。身体が大きく残虐で、人間を好物にしていた者もいるという。腹が減ると村や町に向かい人間狩りを行なっていたというから恐ろしい話である。
本来は巨人の姿だが、変身能力を持っているので、さまざまなものに姿を変えられた。ペローの物語では「何にでも化けられるといっても、豆つぶにはなれないだろう」という猫の言葉に騙され、豆つぶに変身したところをあっけなく食われてしまう。頭は決して良くなかったようだ。

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