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「10年後、君に仕事はあるのか?」感想①

社会人になり、やりたかった事ができているのか、このままでいいのかな、と漠然と考えていて、大学時代の先生に相談した際に勧められた一冊です。


本の内容8割、自分の考え2割でまたつらつら書いてみようと思います。


最近は、よく「グローバル化が!人工知能が!」と騒がれ仕事が大きく変わると言われていますよね。では実際、仕事の何が変わるの?と考えてみると

主要な流れが「 作業時間を売る  ⇨       価値を売る 」時代になるということではないでしょうか。

もちろん全てがそうという訳ではないと思いますが、今まではベルトコンベアーに乗せられて、ただ会社のために作業という対価を払って、給料をもらう時代だったのではないでしょうか。それがだんだん機械やAIの発達により、人間より速くて正確な生産性を持ったものが生まれ、ポジションが入れ替わっていきます。

自動車などもいい例ではないでしょうか。製造に関しても機械化が進み、最近では自動車とAIの掛け算により「モビリティー革命」と言われ運転手も要らなくなる勢いすら感じます。


本書では、これからの時代を生きるために必要な生きるチカラを図のように解説しています。

かんたんに説明すると、

基礎的人間力は家庭、学校などの人間関係などから形成されるもの

情報処理力は、基礎学力(数学とか国語とか)

情報編集力は、正解が一つではない問題を解決する力

と書かれていました。

そして、これからの時代は、情報編集力をいかに身に付けるかがとても大事であるとも書かれています。

では、もう少し情報編集力について掘り下げていきましょう。

情報編集力を具体的に示す言葉として、コミュニケーション、ロジカルシンキング、シミュレーション、ロールプレイ、プレゼンテーションといった説明がなされています。

つまり、例えば、kyoが誰かにご飯を作ったとして、

情報処理力からすると、kyoがご飯を作った、という事実があり、それ以上でもそれ以下でもありません。

しかし、情報編集力を活用すると、誰に何のために作ったのか、作ったことで誰にどんな影響を及ぼしているのか、そして、それを他者に伝えるためにどうしたらいいのか、

そこまで考察することができます。人が他人にご飯を作る時に全く思いがこもっていないことなどないのではないしょうか。無機質に作ることなら機械でもできます。

その出来事一つにしても、バックボーンにあるものを見抜き、他人に伝えることができることが、機械にはできない「人間らしさ」なのではないでしょうか。その人間らしさを保つために必要なチカラが情報編集力であると思います。

そしてこの機械ではできない「人間らしさ」が働いていく上でもキーワードになりそうです。



また、つらつら書いていると長くなってきたのでこの辺で、、、

次回はこの本の後半部分の感想文になります。

ここまでは、今から実行、練習できるチカラについてのことでしたが、後半は、そのチカラを持ってどのように人生を歩んでいくことがより魅力的な人間になれるのか述べているので、またkyoの感想を述べていこうと思います。



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