「泣けなかった」当時のわたし、そして彼との出会い
はじめに
Loskaです。
自己紹介以来、初の投稿となります。
さて、何から書き始めたものやら。
手始めに…
元パートナー(Yくん)と出会う前の自分や
彼との出会いについて振り返ってみたいと思います。
本編
当時のわたしはこんな奴だった
20代前半のわたしは、恋愛ができなかった。
人を好きになる感覚が分からなかった、と言ったら良いだろうか。
まぁ、よくある話かもしれない。
そもそも、感情の起伏が少なかった。
だいぶ良く言えば「情緒が安定していた」とも言える。
ネガティブな感情?
理不尽なことに対する怒り、はあったかもしれない。
でも、悲しいとか、切ないとかいう感情が欠落していたように思う。
人間として、何かが足りない気がした。
大学時代の友人を誘って、「泣ける映画を見て泣く会」を開いた。
当然のごとく、泣けなかった。
ポジティブな感情は、自分なりにはあった。
けれど、自分の中で完結してしまったり
あるいは他人にとってわかりにくかったり。
なんにせよ、感情が表に出にくい人間なのだった。
自分から人を好きになって、お付き合いに発展したこともなかった。
好意を告げられ、100%無理でなければ受け入れる。
付き合い始めてから、徐々に好きになっていけばいいか、と。
一方相手は、そんな温度差を知る由もない。
会いたい頻度、愛情表現…
何から何まですれ違った挙句、数か月(平均3か月)で別れる。
それがいつものパターンだった。
当時、同じく恋愛短寿命だった友人Iちゃんとは
「3か月同盟」なるものを結んでいた。
なんのことはない、短寿命恋愛エピソードを肴に飲むだけの話だ。
我々とは対照的に、入社早々電撃社内授かり婚を成し遂げたOちゃんから茶々を入れられながら。
そんなわたしが自分から好きになった相手が
紛れもなく、元パートナーのYくん だった。
これは大事件だ。
きっかけ
Yくんは、わたしの数年後に入社してきた後輩だった。
所属組織は大枠では同じだったが、部署は違った。
仕事上の接点はなかった。
かなり大きな会社だったので、
通常、仕事で接点がなければ知り合う機会は少ない。
そんな我々が知り合ったのは、社内イベントだった。
若手が運営に携わる流れで、そのメンバーに彼もいたのだ。
運営の集まりで、初めて彼と接点ができた。
同じ組織にいたことすら、その場で認識した。
ただ、彼の醸し出す "雰囲気" が
なんとなく気になったことだけは覚えている。
今になって思えば、「一目ぼれ」に近いものだったかもしれない。
何度か集まる中で、Yくんと同じ空間にいる時間は増えた。
しかし、お互い口数が多い方ではなく
積極的に会話をすることもなかった。
そんなある日、状況を変える出来事が訪れた。
Yくんの読みたいというマンガを、わたしが持っていたのである。
冊数が多く、会社に持ってくるには荷物になる。
…社外で会う口実になる。
半ばその展開を意識して、「貸そうか?」と申し出た。
Yくんは、当時わたしが住んでいた駅の近くまで来てくれた。
そのまま帰るのも…ということで、飲みに行くことになった。
なんだかトントン拍子だ。
この出来事を機に、距離は一気に縮まることになる。
おわりに
ちなみに今のわたしはというと…
道端の石ころを見ても泣けるくらい、涙もろくなってしまいました。
スーパー情緒不安定です。
Yくんとの様々な出来事を通して、
歳のせい、というにはあまりに短期間で劇的に
人格が変わってしまったような感覚がありました。
そのあたりのことも、徐々に記していきたいと思います。
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