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納得いかない怒られ方

こちらの対応や面談は決して完璧なものではなく、ミスはするし、雑になるときはあるし、企業や候補者の方の全てを満足させることはできていないとは思います。稀ですがお叱りを受けることもあります。

その多くはこちらのミスやメールの書き方が失礼に受け取られたもの、もしくは力不足で2社目の企業を紹介できていないというもので、心より申し訳ない気持ちになります。

でも、2年に一度くらい、明らかに理不尽で、こちらが下にみられているからこそ怒られているような話があります。

「15ページにわたる壮大な自分史のような職務経歴書」に対し、一部読み飛ばしていた内容を質問したことに対し「そこに書いてあります!ちゃんと読んでいるんですか!」と罵倒。

求人票に明記している内容なのに関わらず、「そんなことを書かれていないから仕事内容を誤解して応募した。無駄足を踏まされた」と罵倒。

ご本人のWebの経歴書のどこにも書かれていない希望や条件と企業の条件に乖離があった場合、しかもこちらのスカウトメールに目立つように記載している話でもあるのに「なんでこんな条件の仕事を紹介してきたのだ」と、しかも求人企業の方針についても「何でそんな政策を取るのか理解できない」などと、何故かこちらに対しグチグチと説教。

どれも、それに対し、丁寧に説明しようとするのですが、ほぼ聞く耳をもたれません。会話の発展も、コミュニケーションの成立も見込めないため、とりあえず謝罪し、お互いの時間のために面談を早々打ち切るしかありません。

納得がいなかいのは、こちらが立場上「言い返せない相手」だとわかってやってきていると思われることです。共通点として、顔合わせの挨拶から、相手を見下した感じの態度をされているのが伝わっているで、おそらく最初から「そのつもり」なのだろうと勘繰らざるを得ないときがあります。内心は「何言っているのコイツ。何様だよ!?」と思ったとしても、「お時間を頂いている」手前、それを飲み込まざるを得ない立場です。

候補者からすれば「人材会社への不信感」を高めることになるかもしれませんが、逆にエージェント側も「2度と紹介したくない」「出禁」という気持ちになるので、お互いにとって良くない話だと思います。

エージェントもご本人も企業も完璧はあり得ません。お互い不満があるにせよ、せめて後味の悪い別れ方は避けたいものですね。こういう仕事をしていると、その時は採用に至らなくても、数年後に仕事を紹介するということは多々あります。

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