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2021年ガリシアの旅。|ルーゴ編


和歌山と関係の深いスペイン・ガリシア州。

今回は、サンティアゴ巡礼路「プリミティボの道」が通るルーゴをご紹介したいと思います。

ルーゴ県の県都で、〝ガリシア7都市〟の一つであるルーゴ。

紀元前1世紀に、初代ローマ皇帝のアウグストゥスの軍団長によって建設されたと言われています。

そんな長い歴史を持つルーゴの風景を、写真と共に見ていきましょう!


■ ルーゴのローマ城壁


ルーゴの街で有名なのは、何と言ってもローマ城壁です。

3世紀頃に作られたとされ、旧市街を囲むように約2.5kmにわたって高さ10数メートルの壁が続いています。


保存状態がとても良く、欠けることなく街を360°取り囲んでおり、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

城壁の上は登れるようになっており、ジョギングしている人を結構見かけました。


■ 市役所とマイオール広場


城壁で囲まれた旧市街の南側にある、市役所に面したマイオール広場


広場という名前ですが中は公園のようになっており、花や木が植えられていました。



■ カテドラル


マイオール広場から少し西に行ったところにあるのが、ルーゴのカテドラル

12世紀に建設が始まったもので、ロマネスク様式が用いられています。

残念ながら中に入ることはできませんでしたが、とても立派な外観でした。


■ まとめ


ルーゴの街は、ローマ時代以降は無人となり、中世初期に住んでいたのは聖職者だけだったという説もあるそうです。

1833年にルーゴ県が設置されてその県都となり、今では10万人近い人口を抱える大きな街になりました。

旧市街には、ガリシアらしい白壁と石造りの建物が多く、とてもいい雰囲気でした。