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【美容師必見】リアル系AI生成画像の見分け方|ひとりサロン社長日記

こんにちは、斉藤です!
AI画像、広告でも活用が増えてきましたね。前回のnoteでもまとめましたが、それに対して、各社広告媒体やプラットフォームも反応してきています。

とはいえAI画像&動画の進化は凄まじく、、「これはAI画像ではない」と言われても判断できなくなってきています。私も半年ほど楽しくAIクリエイティブに取り組んでいますが、徐々にクオリティが上がってきている実感もあります。

本日は、私なりの ”AI画像の見分け方” をまとめていきたいなと思います。美容師さんに特に読んでもらえたら嬉しいです!

* * *

◾️初級編

あきらかにAI画像だとわかるケース

・AI美女

まずはわかりやすいところから紹介します。
いわゆる ”AI美女” です。

THE AIっぽい!

AI美女の特徴として、、
ロボットのような整った顔
・独特のマットな質感
・背景をボカしたがる傾向

あと、、やたらとセクシーで、太っているAIモデルはいません。

ネットでも大量生産されているので、AI美女はわかりやすいかと思います。まずはAI美女を見分けられるようにしていきましょう。


・背景のエラー

背景になっている壁や外観などがうねったり、ゆがんだり、消えたりしている場合はAI画像と判断できます
不自然な背景であればAI画像の可能性が高いです。

分かりますか?
あれ?壁が!?

背景でAIだと気づくパターンは多いです。モデルに目が行きがちなので、よくチェクしましょう。


特に、「AI美女 × 不自然な背景」の組み合わせは結構です。
写真に合わない人や物が映り込んでいたりしても判断できますね。


・身体のエラー

身体が不自然な状態になっていたらAI画像です。
※ただし、身体のエラーが出ている場合はネットやSNS、広告などには活用しないので、普段生成しない人にとってはただのホラー画像ですね笑

手に注目!

特に目や手、髪の毛が崩れていることは多々あります。
AI画像はまだまだ身体の細い部分はエラーが出やすい傾向です。


・服装のエラー

モデルが自然でも、、、
服装が不自然な場合、AI画像だと判断することもできます。

特に、襟やボタンは生成が難しいのでエラーが出やすいです。

あと、「こんな服ないだろう」という視点も重要です…

以上が初級編です。パッと見ただけでもわかるようなAI画像になります。AI美女かどうかでまずは見極められるようにしましょう。エラーがあるかどうかも判断材料です!

* * *


◾️中級編

よく見たらAI画像とわかるレベルを紹介していきます。

・細かいエラーを探す

先ほどの初級編でのエラーはわかりやすいエラーでした。
次は間違い探しのような感覚でエラーを見つけていきます。パッと見ただけでもエラーがないように感じても、よく見ると不自然な部分がわかります。

例えば、こちらの画像だと…

この画像のように髪の毛が繋がっていない、不自然な生え方などよく見たら判断できます。


・拡大してチェック

生成AIは拡大していくとエラーが発見できる傾向です。

拡大していくと…
分かりますか?

よく見ると口の間が黒くなっているのが分かります。
こういった細かいエラーも見分けるポイントです。特にSeaArt系の画像はこのエラーが出やすく感じます。


・装飾品のエラー

ピアスやネックレスはエラーが出やすいです。
やはり細かい部分はAIは苦手です。

ちょっと分かりづらいのですが、この画像のピアス(耳)はエラーです。

耳たぶが二重になっています。

このように小物はエラーが出やすいです。
ぐちゃぐちゃになっている、つながっていないネックレスなどがポイントです。

・細かいエラーを見つけるコツ

違和感を感じることが重要です。
違和感を感じたら間違い探しのようにチェックしていくと、AI画像か判断しやすいです。


以上が中級編です。この辺りからSNSで活用される方も出てくる印象です。

* * *


◾️上級編

わかりやすいエラーはないけどAI画像だとわかるレベル。
少し難しいのですが、アカデミックな視点でAI画像と判断するケースです。特にカメラマンや美容師などの専門職には分かりやすいケースを紹介します。

・光の不自然さ

光と影の違和感でAIだと判断していきます。
光の照らしている角度からして、通常ではありえない影ができていたりします。

こんな影はない

パッと見て自然でも、こうやって影の出方で判断することも可能です。


・目のキャッチライトに注目する

総じてキャッチライトが不自然です。
この辺りはカメラやっている方には気になるかなと思います。拡大してチェックして判断できます。

揃っていないキャッチライト


・髪の毛の違和感

髪の毛もAIっぽさを感じる要素としてあります。
髪がまとまりすぎている
・束間が綺麗すぎる
・不自然な艶髪
・不自然な毛流れ
・不自然な生え方
これらもAIらしさと言えます。

もみあげの長さも不自然

逆にアホ毛をわざと出そう試みましたが、やはり違和感がありました↓

アホ毛美女


上級編は以上です!専門の方なら分かりやすいケースを紹介しました。違和感を見つけていきましょう。

* * *


◾️超上級編

本物か見分けがつかないレベル。

AIの見分け方というタイトルでまとめていますが…とはいえ商用利用もされるようになってきて、AIかどうか見分けがつかないレベルも出てきています。

もしAI画像か判断ができない場合、総合的に予想していくしかありません。


・他のクリエイティブとの比較

全体のクリエイティブと比較して、”目立ってしまう” のがAI画像です。
やはり、AI画像はクリエイティブとしてはまだまだ違和感を感じます。

例えばですが、こちらホットペッパービューティのスタイル写真検索で「ロング」で条件で出した画像なんですが、、この中に私は1枚だけAI画像が入っていると思っています。

わかるかな?

分かりますか?
やはりAIを溶け込ませるのは難しく感じます。

こうやって俯瞰し全体と比較してAI画像だと判断していくこともできます。クリエイティブにおいてAIとAI以外の壁はなかなか縮めることはできないことは頭に入れてきましょう。

ホットペッパーはAI画像がちらほら出てきているので良かったら確認してみてください。

https://beauty.hotpepper.jp/catalog/ladys/lenHL01/


・素人では作れない要素を探す

これも総合判断です。その画像を投稿している個人や企業の背景を想像して
・モデルが完璧すぎたり…
・プロっぽい写真撮影だったり…
素人では準備するのが難しい要素を見つけるのがポイントです。

基本的にAI画像のモデルは顔も体型も整いすぎています。またポージングやカメラワークもプロ級です。エラーがなくても、そういった着眼点もAI画像と見分ける要素だと思います。なので、美人すぎないモデルの生成も今後は課題になってくるかと思っています。


・おまけ:メタ情報の確認

メタ情報の確認をすると、何で作成されたか判断できたりもします。
この辺りは一般の方だと難しいかもしれません。

* * *


◾️注意点

・クリエイションは誤魔化しやすい

最後にもう一点…リアル系のクリエイションは誤魔化しやすいので、AIだと判断しづらいです。
変な髪型や服装、独特なポージングでも、なんかそれっぽく見えてしまう傾向があります。

むしろAIはこういった独創性あるクリエイションが得意だったりします。AIにしか出せない表現などがありますよね。

さらに、加工した画像だとより判断がつかなくなります↓

美容師はこうしたクリエイション活動もされます。キービジュアルなどの活用は有益かと私は考えています。

こうした作品作りができてしまうことにも注視していく必要があります。


* * *


■ まとめ

初級から上級編の見分け方、如何でしょうか?

肌がなめらかすぎないか…
不自然な艶髪じゃないか…
指の長さに違和感がないか…
ありえない服ではないか…

AI画像は、何かしらAI要素があります。
こうしたテクニックを活用し、一つひとつ間違い探しのようにチェックしてAIの判別能力を身につけていきましょう。「本物っぽいけど、何か違和感がある」という感覚が大切です。

以上になります。参考になれば嬉しいです!


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■プロフィール
株式会社LORONG
一人サロン経営者 斉藤達也
静かに過ごせる完全プライベートサロンLORONG/美容師側からプライベートの話しをしない「無言接客サービス」を行っています
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