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友だちにお手紙を書くようなフリーペーパー『えんを描く』5通目

発行年月:2012年11月
娘:5歳、保育園児の時
私:30歳

『えんを描く』とは?

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<当時を振り返って>
5通目は、2012年11月に発行しました。創刊して2年目、ようやく娘の絵が登場します。娘は当時5歳でした。その頃の娘のことを書き綴ったブログを見ると、絵を描いて即興で物語を読み聞かせるということをしてくれていたようです。

書いている内容に「ビッグ・アイ アートプロジェクト」が! 2011年に開催された「ビッグ・アイ アートプロジェクト 公募作品展」の図録制作に関わらせていただいたのでした。今もお仕事で大変お世話になっていて、出会いは4通目発行から5通目発行の間に働いていた広告代理店でした(5通目発行時にはまた転職しているという)。

そして! 4通目から5通目の間に、2つも年齢を重ねています。娘は5歳、私は30歳と30代に突入。

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毎日の暮らしのなかで、
感じたり思ったり考えたり、
知ったり出会ったりする、
いろんなこと。

そのままにしておくと、
時間とともに、薄まったり、忘れてしまう気がして。

だから、いつも、言葉にします。

自分の中で、言葉にすると、
そっと、ココロの湖に沈んで、
ふとした瞬間、浮かんできます。

誰かとわかちあうために、言葉にすると、
点と点がつながることがあります。

誰かと、今を、
わかちあうことができたらいいなあと思って。
まるで、手紙を書くように、書き綴ります。

「●●ちゃんは元気かな?」
「あの時、お世話になった、あの人は今どうしてるんかな?」
「あのグループの人たちが、まちを掃除してくれたんやね」
「昔の人は、どう思ってたんやろう?」など。

誰かを想えること、
世界のあちらこちらに、誰かの息遣いを感じられることは、
とてもしあわせです。

そばにいる人、遠くに住んでいる人。
会ったことがある人、まだ会ったことのない人。
今を生きている人、昔を生きていた人、未来を生きる人。
いろんな人のこと。

もちろん、人だけじゃなくって、動物や自然、場所、モノのことも。

想える存在を、増やしていくことで、世界は広がっていきます。
いろんな存在があって、はじめて、自分が、今があるのだと感じられます。

じゃあ、自分は何をしているのか? 何ができるのか?
と考え始めるんです。

☆★☆

今、こんなアートに注目しています!!

◎アトリエインカーブ

◎ビッグ・アイ アートプロジェクト

「こういうふうに捉えてほしい」とか
「こういうふうに描こう」とか、そういうのがない。
一つの対象物と本気で向き合った結果、描かれる世界観。
内からの、衝動ですね。

☆★☆

着物と革でつくるバッグのお店『ZIZZ』のかばんを愛用しています。
店長・伏井さんの感性と、
この道45年以上!!かばん職人のご夫婦によって
つくられた、いとおしいもの。
レトロな着物地が素敵で、使うごとに味わいが。
いつか娘にバトンタッチできる日を夢見て、大切に使っています。
暮らしを彩る、いとおしいものが、
思いを持って、大切に選ぶからこそ、
人とのご縁を結んでくれることがあって。
先日、かばんをきっかけに、
「ああーーー!!」といっきに距離が縮まったという出来事がありました。

☆★☆

魔法使いになりたいです。
子どもは、天性の魔法使い。
自然と、まわりにいる人を笑顔にしてくれます。
年齢を重ねるごとに、その魔法は使えなくなりますが、
年齢を重ねるからこそ、使える魔法があるのだと、
近所のおばちゃん・おばあちゃんたちを見ていて思います。
どっしり具合に安心感。
生き抜いてきたからこその知恵、心遣い、そして祈り・願いなど。
憧れます。日々、魔法の特訓中です。

ウクレレ奏者・おがわてつやさんのフェイスブックで、
こんなメッセージを見つけました。
「新しい一日、誰かの幸せのために役立てますように」
ある弾き語り職人さんが、毎朝唱えていること。
「今日はどんなところでお役に立てそうかな」
「今日はあの人を笑顔にしてみよう」など、
それが魔法の特訓になりますね~

「これでいいのかな」「大丈夫かな?」と不安いっぱいで、ドキドキしながら、書き綴っています。だから、リアクションやサポートをしていただけると、とても嬉しく! 舞い上がります。励みになります。