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友だちにお手紙を書くようなフリーペーパー『えんを描く』3通目

発行年月:2011年4月
娘:3歳、保育園児の時
私:28歳

『えんを描く』とは?

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<当時を振り返って>
3通目は東日本大震災からまもなくの、2011年4月に発行しました。東日本大震災後の日々の中で思ったり考えたりしたことがあって、何らかの形で行動に起こしたいとの想いから、書き綴ったように思います。

この号は、なぜか本の栞サイズです。「栞として使ってもらえたら」とも記載しています。なぜ、栞サイズにしたのかは謎。ただ、読み終わった後にごみになるものではなく、少しでも何かの役に立つものになればとの想いがあったのかもしれません。

ちょうど、この頃に思っていただろうことがあります。

郵便受けに溢れるチラシや商業施設などに溢れるポスター類を見て、全国でこれらが日々廃棄されているだろうことを想像したら、ぞっとしました。私も編集プロダクションに所属し、雑誌やパンフレットなど紙媒体に関わる仕事をしていたので、自分自身の仕事に対する問いかけでもありました。

そのことがあってか、「一度目にしたメッセージは、ココロに積もっていくはず。それが、ある瞬間、響いてくると思うから。見慣れた風景のなかに、いつも触れる景色のなかに。大切なメッセージをそっと忍ばせる人になりたい」というのを思うようになりました。

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はじめまして。
小森利絵です。

毎日の暮らしの中で、
感じたり思ったり、
知ったり出会ったりする、
いろんなこと。

それを書き綴り、
共有することによって、
誰かと
つながることができたら・・・
そう思い、発行しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

以前に仕事で、
人権を守る活動に取り組むグループを取材した際、
「人権=難しい問題」と捉えずに、
日常の中で、家族や友人たちと話し合い、
そして学び合うことが大切だと聞きました。

日常的に会話を重ねることによって、
 ◎問題を意識できる
 ◎「その問題とは何か」について、考えるきっかけになる
 ◎自分や周囲の考えを再確認し、
  その考えがどうか、客観視できる
 ◎わからないままにしていたことを掘り起こし、
  お互いに教え合える、考え合える。
  一緒に調べることもできる。
・・・など。

何より心にも刻まれ、問題を風化させないのです。
東日本大震災のことについても、その意義を痛感します。

日本では、世界では、地球では、
いろんなことが起きています。

そのすべてを把握することは難しいけれど、
気づいたことには関心を持って。
一人だけでは知ることのできる範囲も
関心を持つことのできる範囲にも限界がありますが、
ともに教え合える、学び合える人間関係があれば、
広がっていくのではないでしょうか。

そういう輪が今、必要だと感じています。
それがうねりとなって、
よりよい未来につながっていくんだと思うのです。

読んでくださり、
ありがとうございます!!

最近、くるくると考えては、
どうにもならないと
八方ふさがりな感じに
陥りつつ…でも。

何事も、諦めず、失望せず、
「何ができるんだろう」
「どうしてこうなるのかな」など
意思や疑問を持ち続けることが
大切だという思いに至りました。

意思や疑問がアンテナとなって、
情報への感度が高くなったり。
仲間とつながって、
大きなうねりへとつながったり。

思うこと、
思い続けること、
そこから何かが生まれるのだと思う
今日この頃です。

「これでいいのかな」「大丈夫かな?」と不安いっぱいで、ドキドキしながら、書き綴っています。だから、リアクションやサポートをしていただけると、とても嬉しく! 舞い上がります。励みになります。