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友だちにお手紙を書くようなフリーペーパー『えんを描く』6通目

発行年月:2012年12月
娘:5歳、保育園児の時
私:30歳

『えんを描く』とは?

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<当時を振り返って>
5通目に娘の絵が初登場したのですが、6通目では4通目までと同じく、登場していません。発行者名を「小森利絵」としているので、まだ“娘と一緒に”という感覚はなかったようです。

この号は、伊丹美術館で鬼海弘雄写真展『PERSONA』を見て、刺激を受けて、一気に書き綴ったように思います。その写真展に行ったことについても、ブログで詳しく書いていました。

そこにも書きましたが、今も時々、たくさんの人たちがいる場所に行くと、ここにいる一人ひとりに、それぞれの物語があるのだと想像し、くらくらすることがあります。

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こんにちは。
お元気ですか?
どんな毎日をお過ごしですか?

わたしは、元気です。
夏にいよいよ30歳代に突入しました。
あー、30年も生きてきたんだと。

5歳の娘とともに生きていると、
その1年1年の重みを感じます。
同時に、これからの1年1年の重みも感じます。

5歳の娘が、わたしと同じ30歳になる頃、
世界はどうなっているのでしょうか。
どんなふうに、見えるのでしょうか。

☆★☆

日々、感じたり、思ったり、考えたり、願ったりする、
いろんなこと。
誰かとわかち合うことができたら、素敵!!
そう思って、書き綴っています。

毎朝、通勤ラッシュ時の電車に乗ります。
終点・阪神梅田駅に着くと、
一斉にドアが開いて、いくつものドアから、
どっと、たくさんの人々が、
それぞれの場所へ向かって歩き出します。

そのたくさんの人々。

「今日も頑張ろう!!」「あーしんどいなあ」とか、
いろんな思いを抱えていて。
最近、たのしいことがあったかもしれないし、
かなしいことがあったばかりかもしれないし、
つらい日々を過ごしているのかもしれない。

一人ひとりに、
それぞれの物語があるのだと思いを馳せると、
果てしなくなります。

自分の目に見える人たちはもちろん、
大阪中、日本中、世界中に思いを馳せると、
ただ、ただ、すごいなあと思うのです。

こうしている、今も・・・
さまざまなことが起きています。

しあわせなことも、たのしいことも、
かなしいことも、つらいことも、くるしいことも、
どんなことも。

思いを馳せると、凛とします。

いろんな経験をしたり、
さまざまな人たちと出会って、思いに寄り添ったりするなかで、
思いを馳せられることが、増えていきます。

その分、やさしくも、つよくもなれる気がして。

せっかく、ともに、生きているのだから。
いろんな人たちのことを想って、
「未来につなぐ」そこを意識して、生きていきたいと思うのです。

☆★☆

鬼海弘雄写真展『PERSONA 』へ。
40年以上に渡って、浅草の人々を撮り続けてきたポートレイト。
一人ひとりの物語が広がっていきます、
それは、まるで鈍いパンチをくらったかのように、
じわじわ、じわじわ、響いてきました。
同名の著書もありますので、ぜひ!!

「これでいいのかな」「大丈夫かな?」と不安いっぱいで、ドキドキしながら、書き綴っています。だから、リアクションやサポートをしていただけると、とても嬉しく! 舞い上がります。励みになります。