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【科学するFPS】射線管理とは

『撃ち合うための確認事項』

HEY LOOKY! どうも、るっきーです。
今さらだけど相手からの射線を気にして撃ち合っていますか?
ここに書かれた内容を理解し、実践できた時、あなたは陣形の持つ優位性を理解することになります。

※この記事は才能のない初心者が、努力で中級以上を目指すためのものです。すでに上級者の方はブラウザバック推奨です。

この項目では『展開』といわれる行為の優位性についてを書いていきます。極端な話をすれば、
エイムを必要としない優位性の基礎知識を解説します。

①展開の強み

まずは下の図をご覧ください。

図1-1

3人1部隊のゲームです。それぞれのプレイヤーの目の前には全身を隠せる遮蔽があります。撃ち合い始めた場合有利なのはどちらでしょうか?
ただし、HP・エイムなどの能力は互いに同じ性能とします。

直感で答えてみてください。

答え:どちらも有利なし。

条件に差がないので当然です。では図1-2をご覧ください。

図1-2

これならどうでしょう。左端の青に対して、左端の赤が体を隠せる遮蔽がないですね。つまり青の方が有利です。あわよくば1人倒せそうです。

図1-3

これならどうでしょう。図1-2に比べて左端の赤に正面と斜めに遮蔽があるため、有利ではないですね。意味のない展開です。

図1-4

これならどうでしょう。青には何の有利もないですね。

図1-5

下手すればこうなります。青の先頭の人は撃ちに行こうとするとき撃たれる覚悟をしてください。

図1-6

これならどうでしょう。結構強いですが、赤の3人が後ろに気づいたときハチの巣にされます。ハイリスク・ハイリターンの戦術です。
ところで図1-2を思い出してほしい、あれってローリスク・ハイリターンじゃね?

結論:無意味な展開をするな!

頑張ってる気になってませんか? 展開をするときは味方の位置と自分の位置を考えましょう。

②カバー射線

さっき言ったことを否定する手のひらドリルのような話ですが、図1-4を見返してください。これって撃ちに行こうとした結果、図1-5の2vs1状態になってるんですが、有利になる戦術があります。

図2

こうです。赤が撃ちに来た場合、強い撃ち返しができます。
図2ではわかりやすいよう端側の赤に犠牲になってもらいましたが、中央の赤が撃ちに来ようとしても2本以上の射線をもらうことになります。
『待ち構える』という立派な戦術です。

結論:陣形の有利不利を理解しろ!

仲間がカバーをしてくれるという前提を含んでますが、やらなきゃいけない場面は来ます。信頼できない仲間の前ではやらないでください。
もしくは仲間に先頭を立たせて、しっかりカバーしてあげましょう。
この理論を見たあなたならできるはずです。

③1vs1vs1

まずは下の図をご覧ください。

図3-1

バトルロワイヤルゲームです。1vs1vs1の状況になりました。
この中で最も早く敗北する可能性があるのは赤・青・緑のどのプレイヤーでしょうか?
ただし、HP・エイム・などの能力は互いに同じ性能とします。

直感で答えてみてください。

答え:青のプレイヤー

地形の有利不利があれば状況はかなり変わりますが、基本的に射線が通されやすい奴から倒されます。
ならどうするべきかというのが図3-2です。

図3-2

全員と一定の距離を保ちましょう。こうすれば全員に大きな優位差はないですね。中には積極的に誰かを不幸にさせようとするプレイヤーもいるので、仮に赤vs青が撃ち合いを始めたら

図3-3

こういう風に戦う緑のような賢いプレイヤーもいますね。
それぞれの占有してる陣地を可視化してみると下の図のようになります。

図3-4

緑の元いた場所は敵がいなかったわけですから、緑はこの広い範囲を進むも戻るも自由に選択することができるわけです。

結論:相手から見た自分の立場を考えろ!

遠くの脅威より近くの脅威、倒したくないですか? 私ならそうします。
条件が違えば優先順位は変わりますが、あとからやってくる脅威より今目の前にある脅威を倒した方がいいと私は考えます。
遠くのやつは後で何とかすればいいんですから。

総論

『撃ち合うための確認事項』をモットーにこの項目を書きました。
射線管理はFPSでも重要な項目です。今回はかなり条件を絞って説明をしましたが、実際にはマップ全体を俯瞰して見た大規模な管理や、部屋の中の遮蔽や長い通路の角度を使った小規模な管理が存在します。
それでもこの基礎は厳かにしてはいけません。
あと図1-5みたいな死に方して暴言吐いたApex野良の人、今でも覚えてっからな?
今回の内容を簡単にまとめると

  • 陣形の強みを理解しろ

  • 相手から見た自分を理解しろ


これに関する応用編はまたの機会に作ってみようと思います。
ご愛読いただきありがとうございました。

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