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元旦から涙のはなし...

ヘッダーの絵は女性ですが、私は男です。ただ先日涙した私の気持ちに沿うような絵はこれが1番でした。

考えてみれば男性がポロッと涙を流す絵や写真ってないですよね。

私は双極性障害という病を抱えています。涙をこぼしたのはこの病が原因。

以前双極性障害は躁うつ病と呼ばれていたのですが今は双極性障害が一般的です。今後は双極症に変わっていくとも記憶しています。

双極性障害は簡単に言えばとてもハイな状態と鬱々とした状態が繰り返し訪れます。

私は去年の1月に調子を崩し、いわば鬱状態となって休職しました。そして約5ヶ月仕事を休み6月から復帰しました。今までと異なる部署で、新人を育成するシステムがきちんとされていないせいか、あまり仕事を教えてもらうことはなく数カ月が過ぎていきました。

とはいえする事が何もないわけではありませんから、細々した仕事や誰かのお手伝いはしてきました。

そして11月に入り若いながらも先輩に当たる方が異動することになり、その方の仕事を一部引き継ぐことになったのです。

ところがこの引き継ぎでいざ本格的な仕事が始まりだすと、私は新しいことを始める際に異様な緊張状態に追い込まれ、落ち着いて思考することができなくなっていることに気がついたのです。

その他申し送りで文面を数名の職員の前で読み上げる際もやはり異様な緊張状態となり、呼吸が不自然となるため、自然に読み上げることが出来なくなっていたのです。

せっかく復職して目の当たりにした自分の驚くべき変化、このまま仕事を続けるのは難しいだろうという恐怖と、将来に対する不安が高まって思わず、涙がこぼれました。

電車に乗ると様々な人に出会います。でも私のような不安や恐怖を抱えた人々がいるとはおもえず、ごく普通に暮らす人々が羨ましくてなりません。

以前私は深刻なうつ状態を1年半ほど経験しました。

そこから回復したのですが、回復した時点でしばらくして主治医がカウンセリングに専念するため、精神科医をやめる事になりました。そして自分でさがしたメンタルクリニックに紹介状を書いてもらい通院して3度目くらいで、「あ、この医師とは合わない」と通院を止め、勝手に断薬し、2年弱で休職となってしまいました。

考えてみれば受診を止め断薬してしまうことが躁状態だったのかもしれません。

休職中に読んだ双極性障害の本には、「薬は飲み続ける病気」と書かれており、自分の浅はかさを思い知りました。

涙を流す日々はきっとこれからもあるでしょう。自分を責め、不安に苛まれつつ。




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