双極性障害 きっと私の心にはブレーキが.......ない?
最近、心の状態がすぐれずネットで改めて「双極性障害」について調べて再確認してみました。
あちこちで書かれていいることですが、私もまさに「そう状態」の時には「今自分は調子がいいんだ」と勘違いして、さらに饒舌になり、表情も明るく話題も豊富、夜も遅くまで起きて何かに取り組んでいたり、日に日にそんな状態に拍車がかかり暴走してしまうようです。
そうして私の感覚からすると、いつかそのエネルギーが枯渇し、「うつ状態」に変化していってしまう。
私は一度ひどい「うつ状態」を経験したためか、そこにばかり焦点を当ててきたように思います。つまり「そう状態」には意識を向けてこなかったということです。
心のダメージ
私が深い「うつ状態」にあった時、仕事が休みの日は一日中布団をかぶって横になり、窓から見える空をぼんやりと見つめ、ひたすら眠る日々を送りました。
仕事や用事でたまたま高い建物の上に行った時は、良くない衝動が湧き起こって、ぼんやりと地上を見つめることも多々あったのを覚えています。
そんな経験があったためか、記憶に残っている出来事は断片的とは言え、「うつ状態」において心が受けたダメージや感じ取っていたネガティヴな気持ちは決して忘れることはできません。
そうして、1年半ほどそうした「うつ状態」が続き、何がキッカケか分かりませんが、徐々にそこから抜け出ることができました。
しかし、そこから誤った道を選んでしまったようです。徐々に生きるエネルギーを取り戻しただけではなく、「自分は調子がいいんだ、これからまた以前の元気な自分を取り戻せるんだ!」と思い込み、どうもまた過度に活動的で気分が高揚した日々に溺れていってしまったようです。
そうして、ちょうど去年の暮れあたり、私は3,4日間、仕事が休みの時にひたすら布団の中で眠るという日々を過ごしました。
「あれ?ちょっと変だな?」と薄々感じながら。
そして今思い返せば、その去年の暮れまで、エネルギッシュで快活という状態が3~4年は続いていたような気がするのです。いや確かにそうだったと思います。
時系列で書いていないのでわかりにくいかもしれませんが、つまり本当に病名のとおり、「双極」をあっちに行ったりこっちに来たりを繰り返しているのでは?と気が付いたのです。
そしてもっと若いころにさかのぼって、20代で働き始めたころから思い返してみると、どうも3,4年頑張っては、いつの日にかバーンアウトし、そして1年、1年半といったボトムの時期が来るといったようなサイクルがぼんやりと見えてきたのです。
繰り返しになりますが「そう状態」の時は、ある意味自分に酔いしれていて、心地良いので、まさに絶好調!と勘違いしていたと思います。
そして、今、この「そう状態」にこそ目を向けて、エネルギーを使い切ってしまわないように自分を客観視する必要があるのではないか?と考えはじめています。
(あくまでも私の感覚です。)
ブレーキよりアクセル
普通と逆に生きなければいけないのかもしれません。
だって通常は元気に生きているのなら「そう、そうその調子!」と自分にエールを送り、さらなるステップアップに向けて前進するわけですから。
私もそうありたい。けれど私の場合、『無自覚にそういう生き方をしてはいけないんだ』と自分に言い聞かせる必要があるようです。
きっと私は走り出した自分の速度を調節したり、止めたりするブレーキという装置を心にもっていないのです。
だから、走り出したことに自覚的でなければならず、さらには暴走しない緩やかな速度をキープするために、ブレーキはないけれど心のアクセルで調整する必要があるのだと、そんな風に思うのです。
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