荒れ果てた大地に生命を生み出しながら歩く神

朝の通勤。
満員電車に乗りながら辿りつく会社の最寄り。
今日も頑張らなきゃなぁと思いながら
少しの憂鬱に負けじと顔を上げながら歩く。

前から猛烈ダッシュの外国人男性3名。
ゴミ収集車の従業員。
それはもう全力のダッシュ。
大人の長距離ダッシュは初見かもしれない。

迫り来る。

私の少し手前で止まった。
A「ボクノカチダ」
B「オマエハヤスギルダロ」
C(ダッシュ)

回収場所から回収場所まで
かけっこしてたようだ。

内心とても楽しそうな彼らを見て、
可愛いと感じた。

同時にお仕事って楽しまないと楽しくないものだと
改めて気付かされた。

そしてそのあとすれ違う通行人は
全員が笑顔だった

これこそ。と思った。


Fin

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